特定顧客への取引依存
当社グループはオムロングループに対して当連結会計年度で5,210,936百万円(連結売上高の53.3%)の売上高があり、高力科技発展(大連)有限公司向けの半製品取引1,988,745百万円を含めると合計7,199,681百万円(連結売上高の73.7%)に達する。売上比率が高い顧客の事業環境が大幅に悪化した場合や当該顧客が事業から撤退した場合、経営成績に重大な影響を及ぼす可能性がある。顧客基盤の拡大に努めているが、依存度の高い状況は継続している。
ヘルスケア・自動車業界の景況リスク
当社グループの売上は主な得意先であるヘルスケア業界及び自動車業界の景況による影響を大きく受ける。海外生産品の品質・価格・納期の変化、産業の生産方針の変更及び技術革新等により、当社グループ製品・技術がニーズを満たさない場合には販売戦略及び事業展開に影響を及ぼす可能性がある。両業界のグローバル化が進む中、競争環境の変化への対応が継続的な課題となっている。
生産拠点の地理的集中
縫製品事業の生産の大半を子会社Matsuya R&D(Vietnam)Co.,Ltd.が担っており、生産拠点がベトナムに集中している。政治的要因による法的規制や商慣習の違いから予測不能な事態が生じた場合、または感染症・地震等の自然災害により工場の操業が中断された場合、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。生産拠点の分散化等の対策については明示的な記載はない。
海外事業活動リスク
当社グループは販売の大半を海外市場に依存しており、販売先には政治的・地政学的・経済的に不安定な国も含まれる。労働争議、テロ、戦争、通貨危機、感染症、自然災害等により為替取引の凍結・債務不履行・投資資産の接収が生じ、事業継続や海外拠点経営が困難になる可能性がある。また、繊維製品の輸出入規制の変更や移転価格税制等の規制・税制変更も財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
品質管理・ISO認証リスク
主な得意先がヘルスケア業界及び自動車業界であり、ISO9001・ISO14001等の認証はオムロングループとの取引開始・継続の前提条件となっている。万が一提供製品が顧客の要求水準を満たさない場合や、各認証機関の定める取消事由に該当した場合には、主要取引の継続に重大な影響を及ぼす可能性がある。本書提出日現在、認証継続に支障を来す要因は発生していないとされている。
為替リスク
当社グループは多数の海外顧客と外貨建て取引を行っているが、現時点では為替リスク対策(為替予約等)を実施していない。急激な為替変動により為替損失等が発生した場合、経営成績に影響を及ぼす可能性がある。為替予約の実施については引き続き検討中とされており、現状ではリスクがヘッジされていない状態が続いている。
縫製自動機の受注採算変動
縫製自動機事業では受注案件ごとに利益率が異なり、個別案件の積み上がり状況によって四半期ごとの利益率が変動する。戦略的な不採算案件の受注や、顧客からの納期・仕様変更によるコスト増加が生じる場合があり、想定以上に不採算案件が積み重なった場合には経営成績に影響を及ぼす可能性がある。期末時点で将来損失が見込まれる案件については受注損失引当金を計上する対応をとっている。
研究開発リスク
縫製自動機事業において研究開発部門への重点的な資源配分を実施しているが、技術革新に追い付き顧客・市場の需要を満たす新製品を開発できなかった場合、または新製品の市場投入・市場浸透が遅れた場合には経営成績に影響を及ぼす可能性がある。人材確保の努力を継続しているものの、技術革新のスピードへの対応が継続的な課題となっている。
人材の確保・育成リスク
当社グループは重要ポストへの人材登用や適切な人員配置を行っているが、相当数の従業員が短期間に退職した場合や人材の確保・育成が予定どおり進まない場合には業務運営の効率性が低下するおそれがある。事業拡大に伴い人材育成・人員増強・内部管理体制の充実を図る予定としているが、計画どおりに進まない場合は経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
情報漏洩・情報管理リスク
当社グループは顧客情報・個人情報・受託業務に係る情報を厳格に管理しているが、万一これらの情報が外部に流出した場合、当社グループの信用が失墜し経営成績に影響を及ぼす可能性がある。ヘルスケア・自動車業界の主要顧客との取引において機密性の高い情報を取り扱っており、情報漏洩が発生した場合の取引関係への影響は大きいと考えられる。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

