事業内容
株式会社カーメイトは1966年創業の自動車用品メーカーで、東京証券取引所スタンダード市場に上場。車関連事業(売上構成比約9割)では、チャイルドシート・ルーフキャリア・タイヤチェーン・芳香剤・ドライブレコーダー等の多品種製品を製造・販売する。
アウトドア・レジャー・スポーツ関連事業(同約1割)ではスノーボード用品・自転車関連商品を手掛ける。主要顧客はオートバックスセブン(売上比16.4%)、アマゾンジャパン(同12.0%)、イエローハット(同10.0%)等で、カー用品専門店・ホームセンター・ECルートを通じて販売。
中国深センに製造子会社、米国に販売子会社を持つグローバル体制を構築している。
ビジネスモデル
日本と中国の二極体制で製品開発・製造を行い、国内外の小売チャネルおよびECルートを通じて消費者に販売する。研究開発費は年間1,656百万円(2026年3月期)を投じ、毎年春秋に新製品を市場投入することで製品競争力を維持する。
中国深センの製造子会社と米国現地法人を活用し、原価管理と海外展開を両立させる構造を持つ。
企業の強み
「未来開発センター」を含む研究開発部門に機械系・ケミカル系・エレクトロニクス系等100名超の技術者が在籍し、11ジャンルにわたる製品開発を推進。2026年3月期の研究開発費は1,656百万円。
毎年春秋に新製品を市場投入し、特許・実用新案の登録件数は国内外合計108件、意匠・商標登録は861件に達する。
2026年3月期末の流動比率は735.3%(前期693.4%から改善)、借入金依存度は6.4%(前期7.2%から低下)。現金及び現金同等物は9,055百万円を保有し、純資産は15,203百万円。
自己資金による設備投資を基本方針とし、緊急時にはコミットメントライン契約で流動性を確保する財務健全性を維持している。
1996年設立の中国深セン製造子会社(快美特汽車精品)と1999年設立の米国販売子会社(Car Mate USA)を擁し、製造コスト管理と海外市場開拓を両立する体制を構築。日本・中国の二極開発体制により、日本市場向けと中国市場向けの製品を並行開発できる点は競合他社が短期間で模倣困難な組織資産である。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2022期以降5期連続で減収傾向が続く中、2026期は営業利益604百万円(前期比倍増)・純利益281百万円(前期は純損失332百万円)と収益は底打ちを確認していた。しかし2027年3月期第1四半期は売上高2,944百万円(前年同期比2.4%減)、営業損失191百万円(前年同期は営業損失114百万円)と減収・損失拡大に転じており、通期予想(増収増益)達成には第2四半期以降の回復が不可欠な状況にある。
成長戦略
新製品投入・海外展開・新規チャネル開拓で売上回復と収益力向上を目指す
ケミカル類など堅調な製品群を軸に新製品投入を継続し、新規チャネル・新規顧客の開拓を進める。2027年3月期Q1は車関連事業・アウトドア事業ともに減収となり、効果は道半ば。
米国現地法人・中国製造子会社を活用した輸出拡大に取り組む。為替換算調整勘定は増加しているが、Q1のセグメント売上には明確な効果は表れていない。
グループ全体でコスト削減を進めているが、2027年3月期Q1は販管費が増加(1,351百万円→1,392百万円)し、営業損失拡大の一因となった。
最終更新: 2026年8月2日

