株式会社一家ホールディングス logo

株式会社一家ホールディングス

7127東証スタンダード小売業

株式会社一家ホールディングス logo
株式会社一家ホールディングス7127

事業内容

株式会社一家ホールディングスは、「あらゆる人の幸せに関わる日本一のおもてなし集団」をグループミッションに掲げる純粋持株会社。1997年創業、2017年上場。

飲食事業では「屋台屋博多劇場」(47店舗)「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」(15店舗)など多業態87店舗を関東圏中心に直営展開。ブライダル事業では東京タワー前の高付加価値施設「The Place of Tokyo」を単独運営。

レジャー事業では2025年11月開業の日本初「泊まれる体験型植物園」林音を含む4施設を運営。主要顧客はビジネスパーソン・ファミリー・婚礼カップルと幅広く、首都圏・茨城県に事業基盤を持つ。

ビジネスモデル

売上高11,533百万円(2026年3月期)のうち飲食事業が約77%(8,905百万円)、ブライダル事業が約19%(2,159百万円)、レジャー事業が約4%(467百万円)を占める。飲食事業は直営店舗の飲食売上、ブライダル事業は婚礼施行・宴席・レストランの複合収益、レジャー事業はBBQ・ビアガーデン・宿泊型リゾートの体験型収益で構成。

新規出店・業態変更・客単価向上を通じた売上拡大と、スケールメリットによる仕入コスト削減が収益改善の基本構造。

企業の強み

「屋台屋博多劇場」47店舗・「大衆ジンギスカン酒場ラムちゃん」15店舗・「こだわりもん一家」6店舗など6業態87直営店を関東圏一都三県に集中展開。ドミナント戦略により仕入・物流・人材配置の効率化を図り、2026年3月期の飲食事業営業利益は前年同期比652.6%増の415百万円を達成した。

「The Place of Tokyo」は東京タワーを一望できる唯一無二のロケーションを持ち、2032年7月まで定期賃貸借契約を締結済み。4つの異なる披露宴会場、Sky Bar永久会員カード贈呈、結婚一周年ディナー招待など独自のリピーター戦略を実装。

2026年3月期売上高は前年同期比10.9%増の2,159百万円を達成した。

飲食事業では独自スマートフォンアプリによる会員システムを構築し、プッシュ通知・クーポン配信でリピーター客数を増加。「屋台屋会員」など業態別会員制度も整備。2026年3月期の既存店客単価は前年同期比7.6%増を達成し、客数減(同3.5%減)を補い既存店売上高は同3.8%増を確保した。

エンヴァリスの着眼点

2025年3月期の営業損失74百万円から2026年3月期は営業利益250百万円へと黒字転換。飲食事業のセグメント利益は415百万円(前期比+652.6%)と大幅改善し、既存店売上高の前年同期比3.8%増・客単価7.6%増が寄与した。

外部要因として市場環境のアフターコロナ正常化・インバウンド需要回復も追い風となっている。一方、原材料費・人件費の高止まりは引き続き費用圧迫要因として注視が必要。

レジャー事業は2026年3月期にセグメント損失163百万円を計上(前期損失27百万円から拡大)。「THE BOTANICAL RESORT『林音』」は2025年11月開業のため当期は約4ヶ月分の売上計上にとどまり、減価償却・初期費用が先行している。

2027年3月期の通年稼働による損失縮小が見込まれるが、黒字化時期の見極めが投資判断上の重要ポイントとなる。

2026年3月期末の自己資本比率は15.1%(前期と同水準)、利益剰余金は依然として△332百万円の累積損失を抱える。長期借入金(流動・固定合計)は3,715百万円に達し、財務活動CFは借入純増で354百万円の収入。

営業CFは562百万円と改善したが、投資CFは△555百万円と設備投資が継続。財務レバレッジの高さとキャッシュ創出力の持続性が引き続き注目点。

成長戦略

飲食ドミナント出店継続・ブライダル高付加価値化・レジャー本格稼働による多角的成長

関東圏ドミナント戦略のもと既存業態の新規出店を継続し主力ブランドの認知・ブランド力を向上。自社アプリ会員獲得・会員企画ブラッシュアップによるリピーター増加と店舗オペレーション改善による効率化を並行推進。2026年3月期は3店舗新規出店・2業態変更を実施し直営87店舗体制を構築。

婚礼サービスの内製化によるサービス力向上とコスト削減を推進。主力広告媒体との連携強化・SNSブランディングによる来館数・成約率向上、宴席・レストランの新規案件取り込みとリピーター増加に注力。

2026年3月期は施行件数増加・宴席好調により売上高2,159百万円(前期比+10.9%)を達成したが、セグメント損失34百万円は継続。

2025年11月開業の茨城県植物園・茨城県民の森リニューアル事業「THE BOTANICAL RESORT『林音』」の通年稼働による売上貢献本格化を目指す。バーベキュー・ビアガーデン3店舗の既存運営と合わせ、グループの「おもてなし」を軸とした新規レジャー需要を開拓。

2026年3月期は開業4ヶ月分のみ計上でセグメント損失163百万円。

最終更新: 2026年7月19日