事業内容
ポート株式会社は「社会的負債を、次世代の可能性に。」をパーパスに掲げ、企業の販促・採用活動における成約支援事業を展開する。人材領域では「就活会議」「キャリアパーク!」「みん就」等を通じ新卒層の90%超が会員となる国内最大級の会員基盤を保有し、エネルギー領域では「エネチョイス」等を通じ年間約90万件超の電力・ガス成約支援を行う国内最大規模の事業者となっている。
クライアント(法人顧客)の見込み客集客から成約までを内製化した成約支援組織が担い、成約時のみ報酬が発生する成果報酬型モデルにより顧客の導入リスクをゼロにする点が特徴。2026年3月期売上収益は29,100百万円、営業利益は4,073百万円を達成した。
ビジネスモデル
クライアントは成約が発生した時点のみ報酬を支払う成果報酬型契約を採用しており、掛け捨てリスクがゼロとなる。売上収益のKPIは「集客件数×成約率×成約単価」であり、自社プロダクト群によるWEBマーケティングで集客し、内製の成約支援組織が意思決定支援を行うことで高い成約率を実現する。
エネルギー領域ではショット型収益に加えストック型契約への切り替えを推進しており、2026年3月期のEBITDAに占めるストック利益比率は34.9%に達している。
企業の強み
エネルギー領域では年間約90万件超の電力・ガス成約支援実績を持ち国内最大規模の事業者となっている。人材領域では新卒層の90%超が会員となる約72万人のユニーク会員基盤(2026年卒、2026年3月末時点)を保有しており、競合が短期間で模倣困難な規模の顧客・ユーザー基盤を構築している。
WEBマーケティングによる集客から意思決定支援まで一気通貫で内製化した成約支援組織を保有する。新卒・中途採用における高い人材採用力と高速PDCAによる組織開発力を強みとし、高い定着率を維持しながら成約支援人材数を大幅増員している。
これにより潜在層からの集客も可能となり単一チャネル依存リスクを低減している。
2023年3月期にEBITDA比4.6%だったストック利益比率が2026年3月期には34.9%まで拡大し、4年間の累計将来利益積み上げ額は6,447百万円に達した。ストック型契約への切り替えにより将来利益が安定的に計上される収益構造が構築されており、業績の予見可能性が高まっている。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上収益は2022期6,994百万円から2026期29,100百万円へ4年間で約4.2倍に拡大し、成長率は2026期32.5%増と前期(41.0%増)から若干鈍化しつつも高水準を維持している。営業利益は4,073百万円(前期比36.3%増)、親会社帰属当期利益は2,717百万円(同44.0%増)と利益成長が売上成長を上回る局面が続く。
外部環境として卸電力市場の価格正常化による電力・ガス事業者の新規顧客獲得需要の改善、新卒採用支援市場の拡大(2026年度市場規模1,602億円、前期比104.2%)が業績を後押しした。HRteam段階取得に係る差益323百万円がその他の収益に計上されたことも当期利益を押し上げた。
営業CFは5,740百万円(前期比3,673百万円増)と大幅に改善し、現金及び現金同等物は期末7,161百万円と流動性も向上した。
成長戦略
2030年3月期売上収益800億円・EBITDA130億円を目指しエネルギー×人材×蓄電所で多角的成長
電力・ガス成約支援において積極的なマーケティング投資を継続し、総成約件数・成約単価の両面で拡大を図る。ストック型契約への切り替えによる将来利益の積み上げを継続し、安定的なストック収益基盤を強化する。
2026年3月期において将来利益込EBITDAは8,707百万円に達し、ストック収益の蓄積が進んでいる。
再エネ拡大に伴う電力供給安定化という社会課題に対し、卸電力市場・需給調整市場・容量市場において最適運用による収益最大化を図る。2026年3月期に参入検証を行い初年度から黒字化を達成。
2027年3月期より本格参入(追加投資)を実施し、電力事業者の成約支援と業務支援の両面を担う垂直統合型支援を加速させる。
2025年11月に持分法適用関連会社から連結子会社化したHRteamの強力な営業・成約ノウハウと当社グループの圧倒的な集客力を融合させ、新卒採用支援市場でのシェア拡大を図る。成約件数最大化による成約単価交渉力向上、顧客基盤強化、テクノロジーを活用した生産性向上施策の横展開によるシナジー最大化を推進中。
みん就株式会社の更なる成長、Matcher・Diary・yuthとの資本業務提携による総会員数拡大を背景に、強固な会員データベースを活用した新卒支援市場でのシェア拡大を図る。さらに20代若年層市場へ積極的に進出し、人材領域の成長機会を拡大する。
キャリアアドバイザーの増員・地方拠点拡大による成約件数の最大化も継続する。
最終更新: 2026年7月19日

