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TDSE株式会社

7046東証グロースサービス業

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TDSE株式会社7046

事業内容

TDSE株式会社は2013年創業のビッグデータ・AIソリューション専業企業。データサイエンティストとエンジニアが社員の8割以上を占め、DX/AIアセスメントからデータ分析・AIモデル構築・システム実装・教育まで一気通貫で支援する「コンサルティングサービス」と、QUID製品・Cognigy・Dify・自社TDSEシリーズ等を提供する「プロダクトサービス」の2軸で事業を展開する。

500社超の顧客基盤を持ち、製造・金融・流通・サービス等の幅広い業界の企業を支援。近年は生成AI・AIエージェント領域へ事業の重心を移しており、2026年3月期売上高は3,005百万円に達した。

ビジネスモデル

コンサルティングサービスはプロジェクト型のフロー収益が中心で、「大規模×長期化」戦略により顧客単価の拡大を図る。プロダクトサービスはQUID・Cognigy・Dify等の継続利用契約に基づくストック型収益を担う。

コンサルで得た生成AIエージェント活用知見をプロダクト開発に反映し、プロダクトがコンサルの高度化を支えるという好循環を構築。新中期計画SHIFT2028ではストック売上比率30%達成を目標に掲げる。

企業の強み

社員の8割以上がデータサイエンティストとエンジニアで構成。データサイエンティスト職の9割が理系修士以上、その内5割が後期課程進学者・博士学位取得者。先進国の研究所で解析技術・知識を得た多彩な人財を擁し、スキル・業績連動の人事評価制度と教育カリキュラムにより人財育成体制を継続強化している。

創業以来500社超の企業を支援し、多業界にわたるプロジェクト実績・AI技術・ノウハウを知的財産として蓄積。ファーストリテイリング・リクルートなど大手企業との継続取引実績を持ち、蓄積ライブラリーをプロジェクト効率化と若手育成に活用することで競合が短期間で模倣困難な実行力を形成している。

米QUID社製品(Quid Monitor等)、ドイツCognigy GmbH、LangGenius社のDify等と販売代理店契約を締結し、生成AIエージェント関連製品群を拡充。自社製品TDSEシリーズ(KAIZODE・QAジェネレーター・TDSE Eye)も展開し、コンサルとプロダクトを組み合わせた差別化ソリューションを提供できる体制を構築している。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期は売上高3,005百万円(前期比11.4%増)、営業利益214百万円(同7.8%増)、当期純利益174百万円(同27.8%増)と全利益段階で増益を達成し、2025期の先行投資による落ち込みから回復した。しかし2027年3月期予想は営業利益130百万円(前期比39.3%減)、当期純利益85百万円(同51.3%減)と再び大幅減益を見込む。

SHIFT2028に向けた戦略投資の集中実行が要因であり、投資効果の発現時期と規模が評価の焦点となる。

外部要因として、生成AIやAIエージェントを活用したDX市場の急拡大は同社の事業領域と合致しており、受注環境は良好。一方、コンサルティング強化・AIエージェント部門新設に伴う人件費増加により、2026年3月期の販管費は890百万円と前期726百万円から大幅増加。

売上総利益率は36.7%に改善したが、営業利益率は7.1%と前期7.4%から低下。SHIFT2028での戦略投資継続により、2027期の営業利益率は4.1%程度まで低下する見通しで、収益性の回復時期が課題。

SHIFT2028ではフロー型からストック型への収益構造転換を明示しているが、現時点での進捗は限定的。前受金が2026年3月期末に222百万円(前期169百万円)へ増加しており、ストック収益の萌芽は見られる。

一方、上位顧客への売上集中リスクは開示情報から引き続き確認が必要。AIエージェントサービスの新設により事業ポートフォリオの多様化は進んでいるが、収益貢献の規模と持続性の検証が投資判断上の重要論点となる。

成長戦略

SHIFT2028で生成AI軸・ストック型・集約組織への三重転換を推進

Dify・Cognigy・Copilot Studioを軸とするAIエージェントサービスを新設し、ジーデップ・アドバンス社との協業でNVIDIA DGX B200プライベートクラウド上での生成AI開発サービスも開始。コンサルティング領域でも生成AI活用案件の拡大を推進。

プロダクトサービスのサービス利用料・運用保守料およびAIエージェントのサブスクリプション型収益の拡大により、フロー依存からストック型収益基盤への移行を図る。前受金の増加(169百万円→222百万円)に萌芽が見られる。

新設する営業統括・技術統括の下、顧客への生成AI・AIエージェント提案強化、既存顧客アカウントマネジメント強化、アライアンスパートナーとの関係強化を推進。2026期にはプリセールス専任組織を新設し営業組織の質的強化を実施済み。

Databricks活用によるデータマネジメント領域の技術強化と、製品力に優れるQUID製品の販売強化を継続。プロダクトサービスは2026期に順調に拡大しており、既存製品ラインナップの収益貢献が確認されている。

最終更新: 2026年7月19日