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7003東証プライム機械

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株式会社三井E&S7003

成長事業推進

産業機械・アフターサービスを軸に脱炭素・デジタル新事業を推進する第三の柱

期間今期前期増減率
売上高(2026年3月期通期)43,757百万円40,017百万円
営業利益(2026年3月期通期)8,772百万円6,831百万円
営業利益率(2026年3月期通期)20.1%17.1%
受注高(2026年3月期通期)43,285百万円45,953百万円
受注残高(2026年3月期末)39,150百万円40,124百万円

事業詳細

圧縮機、ガスタービン、送風機、プロセス機器などの産業機械製品と水理実験設備の製造・販売・設計、および各種機器のアフターサービスを主力とする。中核事業(舶用推進システム・物流システム)の周辺領域において、水素・SAF関連圧縮機や船体汚損管理サービス「FALCONs」、ドローン点検システムなど脱炭素・デジタル分野の新規事業創出を担う「第三の柱」として位置づけられている。

直近の概況

産業機械・アフターサービス好調で売上高・営業利益ともに増加、利益率は20%超に改善

2026年3月期の売上高は43,757百万円(前期比+9.3%)、営業利益は8,772百万円(前期比+28.4%)と増収増益を達成。産業機械製品の増加に加えアフターサービス事業が好調に推移したことが主因。一方、受注高は前期に産業機械製品の大型案件受注があった反動で43,285百万円(前期比△5.8%)と減少。脱炭素分野では高圧大流量水素圧縮機の新規受注には至らなかったが、国内製鉄所向け高炉用送風機の大型案件2件を連続受注した。デジタル分野では「ドローンスナップ」「ドローンスナップクラウド」を活用した新デジタルソリューションの提供を開始した。

主要プロダクト

product
産業機械製品

国内製鉄所向け高炉用送風機を中心に大型案件を連続受注。2026年3月期も大型案件2件を連続受注するなど安定した需要を確保している。

product
水理実験設備

土木・港湾インフラ向けの水理実験設備を提供。産業機械事業と並ぶ主力製品群の一つ。

service
各種機器アフターサービス

2026年3月期においてもアフターサービス事業が好調に推移し、セグメント売上高・営業利益の増加に貢献した。

platform
FALCONs(船体汚損管理サービス)

Fouling Advanced Lifecycle Control Serviceの略称。船体汚損状態をデジタル管理し、燃費改善・環境規制対応を支援する新規サービスとして提供を開始している。

service
ドローン点検・デジタルソリューション

ドローン自動飛行ルート作成アプリ「ドローンスナップ」と一元管理クラウド「ドローンスナップクラウド」を組み合わせ、港湾クレーンや各種プラントの点検業務の安全性向上と効率化を実現。港湾ターミナル運営効率化ソリューションも展開している。

product
水素・SAF関連圧縮機

国内初となる洋上水素ステーション向け高圧大流量水素圧縮機を納入実績あり。ただし2026年3月期は水素市場の立上り遅れにより新規受注には至らなかった。

成長ドライバー

  • アフターサービス事業の継続的な好調推移(産業機械保守需要の安定的な積み上げ)
  • 産業機械製品(高炉用送風機等)の大型案件受注による売上貢献
  • ドローン点検・デジタルソリューション(ドローンスナップ・クラウド)の新規事業化による収益多様化
  • FALCONs(船体汚損管理サービス)等デジタル新事業の本格展開
  • 水素供給関連施設・SAF製造向け圧縮機など脱炭素市場の中長期的な需要拡大
  • 人口縮小社会における保守・メンテナンス分野のサービス型ビジネス拡大

リスク

  • 水素市場の立上り遅れによる高圧大流量水素圧縮機の新規受注獲得の遅延リスク
  • 前期大型案件の反動による受注高の変動リスク(2026年3月期受注高は前期比△5.8%)
  • 新規事業(水素・SAF・デジタルサービス)の収益化には時間を要する可能性
  • 米国関税政策・地政学的リスクによる顧客の設備投資抑制リスク
  • 為替変動(円高)による輸出競争力への影響
  • 人口縮小社会における技術者・保守人材の確保難

最終更新: 2026年6月25日