市場環境・競争力の変動
衛生用品機器・医療用部品、半導体・電子部品、自動車部品、産業用機器・部品の4市場において、市場環境の急激な変動や主要顧客の設備投資抑制、対応困難な価格競争、技術革新等により売上高が大きく減少するリスクがある。各国関税政策の急激な変動もサプライチェーンに影響を与える可能性がある。対策として次世代新商品のターゲット市場投入、原価低減活動、サプライチェーン多様化への柔軟対応を推進している。
原材料調達・価格変動リスク
粉末冶金製品の原材料であるタングステン・コバルト等のレアメタルは主に中国や欧州からの輸入に依存しており、両地域の政治・経済状況の変化や世界的な需給逼迫により調達不能となるリスクがある。地政学的リスクや市況により価格が急激に変動する可能性もあり、調達コストへの影響が懸念される。対策として関連情報の収集、適正在庫の見直し、複数取引先からの調達およびグローバル調達体制の強化を実施している。
新商品開発の遅延・未達
計画している新商品の開発が未達または遅延した場合、市場競争力を失い経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性がある。成長市場への継続的かつスピーディな新商品創出が求められる中、開発リソース不足や外部環境変化が開発計画を阻害するリスクがある。対策として新商品開発への人的リソース投入強化、外部研究機関との共同研究推進、取締役会によるモニタリング強化を行っている。
為替変動リスク
海外での事業活動および海外との輸出取引において、為替相場の変動により円換算後の価値が影響を受け、経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性がある。米国・イタリア・中国・タイの関係会社を有するため、複数通貨にわたる為替リスクにさらされている。対策として円建て取引の推進および外貨建て債権債務の残高管理によりリスク低減を図っている。
固定資産の減損リスク
国内外の事業所で実施した設備投資に係る固定資産について、経営環境の著しい変化や収益状況の悪化により減損損失を計上する必要が生じる可能性がある。また、事業ポートフォリオ再編に伴う生産拠点の見直しや遊休資産の発生により、減損の兆候が識別される可能性もある。対策として将来の需要予測・市場分析・投資効率を勘案した中長期経営計画の立案と取締役会での十分な審議を実施している。
海外事業活動リスク
アメリカ・イタリア・中国・タイの関係会社において、政治的・経済的要因の変動、法的規制・税制度の改正、労働争議・社会的混乱が発生した場合に経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性がある。また、原材料価格の上昇や現地競合他社との価格競争激化も収益を圧迫するリスクがある。対策として現地での情報収集・営業体制強化、新商品投入、原価低減活動を実施している。
情報セキュリティリスク
サイバー攻撃により業務システム障害、生産・出荷業務の停止、秘密情報や個人情報の外部流出等が発生した場合、企業イメージの低下、損害賠償の発生、技術的優位性の喪失等により経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性がある。製造業として保有する技術ノウハウの流出は競争力に直結するリスクである。対策として情報管理の徹底、情報セキュリティに関する外部診断による課題改善、継続的な体制強化を図っている。
品質問題・製造物責任リスク
製造販売する製品に品質欠陥が生じ、加入している生産物賠償責任保険で補填される額を上回る損害賠償額が発生した場合、経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性がある。医療用部品等の高品質要求製品を扱うため、品質問題は顧客信頼の喪失にも直結する。対策として工程の改善・管理強化による品質管理体制の強化を推進している。
コンプライアンス違反リスク
グループにおいてコンプライアンス違反が生じた場合、損害賠償責任や信用失墜等により業務運営に支障をきたし、経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性がある。国内外に事業拠点を有するため、各国の法規制への対応が求められる。対策として内部通報制度を含むコンプライアンス体制の構築、コンプライアンスファースト意識の浸透教育、取締役会・リスクマネジメント委員会によるモニタリングを実施している。
自然災害・労働災害リスク
台風・地震等の自然災害や火災等の予期せぬ事故が発生した場合、生産設備・棚卸資産への被害および生産・販売活動の中断により経営成績および財務状況に影響を及ぼす可能性がある。また、重大な労働災害や設備事故が発生した場合には多額の賠償・復旧費用の発生や行政罰、レピュテーション棄損による受注減少も懸念される。対策として工場ごとの災害発生時初動マニュアルおよびBCPの整備、労働安全衛生・防災管理体制の構築を推進している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

