主要顧客への高依存リスク
2026年3月期の売上高の81.7%を株式会社SUBARU及び関連部品メーカーに依存しており、景気後退や半導体供給不足による乗用車生産・販売の減少時には受注減少リスクがある。また、SUBARUの生産拠点が海外に大幅シフトした場合、当社は海外生産拠点を持たないため受注が減少する可能性がある。量産部品と補修部品の受注構造変化への対応が遅れた場合、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性がある。
自動車部品業界の競合激化
2026年3月期の売上高の89.8%が自動車用部品であり、自動車メーカーのグローバル化・系列崩壊・モジュール化拡大・技術革新加速等により競争環境が大きく変化している。自社製品である駐輪製品についても新規参入等により競争が激化している。当社は事業合理化及びコスト低減活動により競争力強化に努めているが、予定どおり達成できない場合には財政状態及び経営成績に影響を与える可能性がある。
技術革新への対応リスク
自動車用部品部門では高信頼性・先進技術の迅速な提供、自社製品部門では環境分野等における革新的商品開発が成長に不可欠である。技術力の高いエンジニアやキーパーソンの育成・確保、デジタル開発や性能・信頼性解析設備の拡充が必要であり、これらへの投資額が多大になる可能性がある。投資が売上増強や収益に即効性をもって結びつかない場合もあることから、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性がある。
製品欠陥・品質リスク
検査・出荷体制を含め品質管理に万全を期しているが、全製品について欠陥が生じないという保証はない。製造物賠償責任保険に加入しているものの、最終的な賠償額が全てカバーされる保証はなく、欠陥発生時には当社の評価にも影響を与える可能性がある。自社製品を含む全製品が対象となるリスクである。
資材調達・原材料価格リスク
生産活動に必要な資材・部品等を多数の業者から調達しているが、特定の納入業者に依存しているものもあり、納入遅延や中断が生じた場合には生産活動に支障をきたす。欠陥品が混入した場合には製品の信頼性・評価にも影響を与える可能性がある。また、市況が大幅に高騰し原材料上昇を吸収できない場合には経営成績に影響を与える可能性がある。
有利子負債依存度の上昇
生産設備資金や運転資金を金融機関借入金及びリース会社からのリースで調達しており、2026年3月期の有利子負債残高は4,233百万円、総資産額8,705百万円に対する有利子負債依存度は48.6%と高水準にある。自動車用部品部門の設備新設や新規受注が重なると設備投資費用が嵩み依存度がさらに上昇する可能性がある。今後、金利が大幅に上昇した場合には財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があり、支払利息は2025年3月期の42百万円から2026年3月期には58百万円へ増加している。
環境法規制強化リスク
当社の事業は騒音・大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・産業廃棄物処理・有害物質等を規制する多様な環境関連法規制の適用を受けている。将来的にこれらの規制がより厳しくなった場合、対応費用の増加が見込まれる。規制強化への対応コストが増大した場合には、財政状態及び経営成績に影響を与える可能性がある。
災害・操業中断リスク
生産施設での災害・停電・その他の中断事象による影響を完全に防止または軽減できる保証はなく、生産能力が一時的に低下する可能性がある。製造ラインの中断によるマイナス要因を最小化するためリスク管理を実施しているが、その実効性には限界がある。生産中断が長期化した場合には財政状態及び経営成績に重大な影響を与える可能性がある。
感染症による業績影響
新型コロナウイルスのような感染症が発生・流行拡大した場合、主要受注先SUBARU社の操業停止・生産調整や自社製品販売先の経済活動停滞に伴い売上が大幅に減少することが予想される。生産性向上・人員配置適正化等のコストダウン対策や雇用調整助成金の活用により収益減少を最小限に抑える方針であるが、感染症の影響が甚大化または長期化した場合には財政状態及び経営成績に影響を与える可能性がある。
人財確保・育成リスク
顧客満足を得るための人財確保と育成が重要であるが、人財の流動化や少子・高齢化の進展により計画的な確保が困難になりつつある。新卒採用の継続と教育制度への注力により人財育成を図っているが、少子化の影響等により十分な確保・育成ができない場合には財政状態及び経営成績に影響を与える可能性がある。また、不測の事態による重大な労働災害が発生した場合にも財政状態及び経営成績に影響を与える可能性がある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

