シスメックス株式会社6869
日本
グループの開発・製造・販売中核を担う日本・東アジア統括セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(外部顧客) | 87,562百万円 | 93,988百万円 | ↓ |
| セグメント間売上高 | 130,449百万円 | 161,269百万円 | ↓ |
| セグメント利益(営業利益) | 17,771百万円 | 59,104百万円 | ↓ |
| セグメント利益率 | 8.2% | 23.2% | ↓ |
| 減価償却費及び償却費 | 26,566百万円 | 22,120百万円 | ↑ |
| 減損損失 | 11,519百万円 | 3,207百万円 | ↓ |
事業詳細
シスメックス株式会社本体および国内子会社・一部海外子会社(韓国等)が検体検査機器・試薬の開発・製造・販売を担う。ヘマトロジー、血液凝固検査、尿検査、ライフサイエンス等の各分野に加え、メディカルロボット事業(手術支援ロボット「hinotori™」)も展開。外部顧客向け販売に加え、グループ内他セグメントへの製品供給(セグメント間売上高130,449百万円)も担う製造拠点としての役割が大きい。
直近の概況
中国向け供給減・減損損失計上により利益が前期比69.9%減と大幅悪化
2026年3月期の本社統括セグメントは、日本国内でヘマトロジー分野・血液凝固検査分野の機器・試薬売上が減少し、外部顧客向け売上高は87,562百万円(前期比6.8%減)となった。利益面では減収に加え、売上原価率の悪化、販売費及び一般管理費の増加、さらに事業環境の変化・戦略変更等による減損損失11,519百万円の計上が重なり、セグメント利益は17,771百万円(前期比69.9%減)と大幅に落ち込んだ。メディカルロボット事業では保守サービス売上が増加した一方、機器売上は減少した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 血液凝固検査分野CNTMシリーズの国内外展開拡大(2027年3月期業績予想の主要寄与要因として明示)
- 新興国・海外市場向けグループ内製品供給(セグメント間売上高)の回復
- メディカルロボット事業(hinotori™)における保守サービス売上の継続的拡大
- デジタル基盤(Caresphere™)への投資効果による医療DX・データ活用推進
- 新中期経営計画(2027年3月期〜2029年3月期)に基づくダイアグノスティクス事業の競争力強化とバリューチェーン改革による収益性向上
- JEOL医用機器事業(BioMajestyシリーズ)取得(2026年4月1日付)による生化学検査分野への製品ポートフォリオ拡充
リスク
- 国内ヘマトロジー分野・血液凝固検査分野における機器・試薬売上の継続的減少
- 事業規模拡大に伴う人員増・デジタル基盤構築に係る償却費増加による販売費及び一般管理費の高止まり(2026年3月期:164,351百万円、前期比9.0%増)
- 事業環境の変化・戦略変更等に伴う追加減損損失計上リスク(2026年3月期に11,519百万円計上)
- 売上原価率の悪化リスク(減収による固定費負担増)
- 中国向けグループ内供給(セグメント間売上高)の減少継続リスク(医療費抑制政策の長期化)
- JEOL医用機器事業取得に伴うのれん・無形資産の将来的な減損リスクおよび統合コスト
- 50,000百万円の新規借入(2026年4月28日実行)による財務レバレッジ上昇リスク
最終更新: 2026年6月22日

