特定顧客・市場への依存
営業収入の過半が特定顧客の特注品で占められており、顧客の需要変動が業績に直接影響する。また二輪車を含む自動車市場への依存度が高く、国内外の景気動向に強く左右される。対応として産業機器・家電・情報通信市場等への展開によるリスク分散を図っている。
価格競争の激化
電子部品業界では顧客企業からの値下げ要請や競合他社の攻勢により価格下落圧力が日々強まっており、特にパワーデバイス事業・パワーユニット事業では国内外競争が一段と激化している。材料費・運送費等コスト上昇との挟み撃ちにより収益性が低下するリスクがある。差別化新製品の開発とサプライヤーと一体となったコストダウン活動で対応している。
需要変動と在庫リスク
顧客企業の短納期要請の高まりにより一部材料の先行手配が不可避となっており、その後の需要変動により当社責任での棚卸資産処分が発生し利益率を低下させるリスクがある。産業構造・競争環境の変化も業績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。リードタイム短縮と関連部門間の定期的な情報共有により対応している。
サプライチェーン・部材調達リスク
半導体の原材料や主要部品はグループ外複数企業の供給に依存しており、経済動向やサプライヤー個別事由による需給急変・価格高騰が発生した場合、顧客への供給責任を果たせなくなるリスクがある。原価上昇による業績・財政状態への悪影響も懸念される。各サプライヤーとの定期的な情報共有と複数購買の促進でリスク低減を図っている。
海外事業・地政学リスク
アジア・北米・欧州で生産・販売活動を展開し海外比重が高まる中、予測困難な法規制改正・政治経済変動・労働争議・天変地異・戦争・テロ・疫病等によりサプライチェーンに支障が生じ事業活動が制限されるリスクがある。サプライチェーン寸断リスクへの体制強化と複数拠点での代替生産体制の構築を進めている。
為替レート変動リスク
米ドル・ユーロ・アジア通貨等で販売・調達活動を行っており、在外関係会社財務諸表の円換算を含め為替変動が業績・財務状況に影響を与える。一般的に円高は業績に悪影響、円安は好影響をもたらす。為替予約・通貨オプション取引の活用と進出先での資材調達促進により悪影響の最小化に努めている。
新製品開発力・技術競争リスク
自動車の電動化・自動運転化により高度で複雑な技術が必要となる中、顧客・市場ニーズに合わせた製品をタイムリーに提供できない場合や競合他社に先んじられた場合、販売機会の喪失と研究開発投資の回収困難が生じるリスクがある。標準化競争の帰趨や基盤技術が主流となれない場合も事業機会を失う可能性がある。産学連携等外部知見の活用により開発スピード強化と事業領域拡大に取り組んでいる。
知的財産権リスク
特定国・地域では知的財産権による完全な保護が不可能であり、第三者による類似製品製造を防止できない可能性がある。また当社グループの使用技術が他社特許等に抵触する場合、業績・財政状態を悪化させるリスクがある。開発段階での徹底した特許調査と必要に応じたライセンス契約締結により回避に努めている。
公的規制・コンプライアンスリスク
各国での事業許可・輸出入規制・通商・独占禁止・環境(RoHS指令等)・人権関連など多岐にわたる法規制の適用を受けており、遵守できない場合は活動制限やペナルティによる費用増加が生じるリスクがある。技術的制約により規制対応が取れない場合は販売規制による事業機会の喪失も懸念される。専門部署による最新法令調査と全社的な周知徹底体制を構築している。
情報セキュリティリスク
研究開発・知的財産等の機密情報、顧客・サプライヤーの機密情報、従業員個人情報を保有しており、不測の情報侵害が発生した場合、信用低下や賠償責任等により業績・財政状態に悪影響を及ぼすリスクがある。情報セキュリティ委員会を設置し、データ侵害を想定したセキュリティ強化・規定見直し・全従業員への教育活動を実施している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

