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ぷらっとホーム株式会社

6836東証スタンダード電気機器

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ぷらっとホーム株式会社6836

事業内容

ぷらっとホーム株式会社は1993年創業、2000年上場のネットワーク機器・IoT専業メーカーです。Linuxをはじめとするオープンソース技術を基盤に、マイクロサーバー・ネットワークアプライアンス「EasyBlocks」・IoTゲートウェイ等を開発・製造・販売する「ネットワーク事業」と、独自開発のRWAトークン化技術「ThingsToken」を活用した「Web3事業」の2セグメントで構成されます。

主要顧客はダイワボウ情報システム(売上比率31.9%)、アイテック阪急阪神(13.2%)、SBC&S(11.1%)等の情報流通商社を通じた法人・企業向けが中心です。「自由で安全なコネクテッドワールドの実現」をミッションに掲げ、ハードウェア型からソフトウェア・サービス型への事業転換を推進しています。

ビジネスモデル

ネットワーク事業では自社開発のマイクロサーバーをベースに高付加価値アプライアンスを製造・販売し、長期サポートサービスによるストック収益を積み上げるモデルを志向しています。2026年3月期のネットワーク事業売上高は1,264百万円、セグメント利益は260百万円を計上しました。

Web3事業では農林水産省実証事業等を通じてThingsTokenの実用化を進め、アプリケーション開発・技術支援等で売上高34百万円を計上しています。研究開発費89百万円を投じ、将来の商業化に向けた技術基盤を構築中です。

企業の強み

1993年創業以来、Linuxをはじめとするオープンソース技術を核に製品開発を継続。ブロックチェーンを利用したIoTデータ取引に関する特許を2020年に取得後、追加で2件を取得し計3件以上の特許を保有。

ThingsTokenという独自のRWAトークン化技術を開発し、非金融領域のWeb3応用で差別化を図っています。

日立製作所(生体認証連携)、スカパーJSAT(データセンター応用)、日立産機システム・日立グローバルライフソリューションズ(蔵出し真空酒サービス)等の大手企業と技術実証を実施。農林水産省の実証事業も受託し補助金15百万円を計上。大手との連携実績が商業化への信頼性を裏付けています。

ダイワボウ情報システム(31.9%)、アイテック阪急阪神(13.2%)、SBC&S(11.1%)の3社合計で売上高の56.2%を占める確立した販売チャネルを保有。ネットワーク事業の受注残高327,036千円(2026年3月期末)を積み上げており、一定の受注視界を確保しています。

エンヴァリスの着眼点

個別ベースで売上高1,298百万円(前期比+11.3%)、営業利益13百万円(前期△46百万円から黒字転換)、当期純利益23百万円(前期比+98.3%)を達成。連結でも営業利益12百万円・経常利益26百万円・当期純利益22百万円を計上。

5期ぶりの営業黒字化はネットワークアプライアンスとマイクロサーバーの増販が牽引したものであり、外部環境としてAI需要拡大によるデータセンター投資急増・DX需要の高まりが追い風となった。ただし、Web3事業は41百万円のセグメント損失を計上しており、全社費用の配分を含めた収益構造の持続性が引き続き焦点となる。

2026年3月期の営業活動によるキャッシュフローは△140百万円と大幅なマイナス。主因は棚卸資産の増加△215百万円(原材料358百万円を期末に保有)であり、原材料価格高騰・半導体供給ひっ迫を見越した先行在庫積み増しによるもの。

外部要因として汎用半導体供給ひっ迫・メモリー価格高止まりが継続しており、在庫評価損リスクや資金繰り圧迫の可能性を投資家は注視すべきである。現金及び預金212百万円(期首355百万円から減少)の水準推移が重要な監視指標となる。

2027年3月期の連結業績予想は売上高1,570百万円(前期比+20.9%)、営業利益60百万円(前期比+375.1%)、当期純利益50百万円(前期比+121.0%)と積極的な計画。ネットワーク事業売上高1,440百万円(+13.9%)に加え、Web3事業売上高130百万円(+272.2%)の急拡大を織り込んでいる。

Web3事業は実証段階から商業化への移行期にあり、売上計上の確実性・時期については不確実性が高い。また販管費の増加も見込まれており、営業利益60百万円の達成には両事業の計画通りの進捗が前提となる点に留意が必要。

成長戦略

ネットワーク事業の拡販継続とWeb3事業の商業化による二軸成長

展示会出展・オンラインセミナー・ネット広告拡充によりEasyBlocksの市場浸透を推進。ハードウェアに専用ソフトウェアとサービスを組み込んだネットワークアプライアンスを成長分野と位置付け、ストックサービス収益の積み上げを図る。

2027年3月期ネットワーク事業売上高1,440百万円(前期比+13.9%)を目標とする。

農林水産省実証事業(2024年3月期〜2026年3月期の3事業年度)の成果を活用し、大規模物流システムへの適用等Web3技術の商業化を推進。日立製作所・スカパーJSAT等との技術実証実績を基盤に、アライアンス戦略を通じた事業拡大を図る。

2027年3月期Web3事業売上高130百万円(前期比+272.2%)を目標とする。

2025年7月に設立した子会社Things Revolution株式会社を通じてWeb3事業を運営・発展させる体制を整備。Web3にかかわる広範な領域において、各分野に強みを持つ事業者とのアライアンス戦略を推進し、事業規模の拡大を目指す。

ネットワーク事業・Web3事業の両面でソフトウェア・サービス型事業形態への転換を加速。ネットワークアプライアンスのサポートサービスを含む長期利用モデルの強化と、Web3事業のソフトウェア・サービス収益化により、グループ全体のサービス収益基盤を強固にする。

事業形態の転換や事業拡大の必要に応じ、資金調達による財務基盤の充実・強化を検討。現状は無借金・現金及び預金212百万円を保有するが、在庫積み増しによる営業CFマイナスが継続する場合の資金手当てが課題となる。

最終更新: 2026年7月19日