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伊豆シャボテンリゾート株式会社

6819東証スタンダードサービス業

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伊豆シャボテンリゾート株式会社6819

事業内容

伊豆シャボテンリゾート株式会社は、持株会社として連結子会社3社・持分法適用関連会社1社を擁するレジャー複合グループである。中核のレジャー事業では伊豆シャボテン動物公園をはじめとする伊豆半島の複数公園を運営し、年間約240万人の来場者を受け入れる。

アニタッチ事業では全国6カ所の都市型動物ふれあい施設を展開し、ホテル事業では伊豆高原を拠点にグランピング施設やホテルを運営する。国内外の観光客・ファミリー層を主要顧客とし、レジャー・宿泊・物販を組み合わせた体験型観光を提供している。

ビジネスモデル

売上高5,592百万円のうちレジャー事業が3,662百万円(65%)、アニタッチ事業が1,226百万円(22%)、ホテル事業が703百万円(13%)を占める。レジャー事業は入場料・物販・イベント収入が主体で、アニタッチ事業は商業施設内の動物ふれあい体験料を収益源とし利益率27.8%を誇る高収益モデルである。

グループ施設間の相互送客によりシナジーを創出し、EBITDAを重要経営指標として設備投資効果を管理する。

企業の強み

伊豆シャボテン動物公園・伊豆ぐらんぱる公園・伊豆高原グランイルミ・グランピング施設・ホテルが伊豆半島に集積し、グループ全体で年間約240万人の来場者を受け入れる。施設間の相互送客と季節イベントの組み合わせにより通年集客を実現しており、単一施設では得られない規模の集客基盤を形成している。

アニタッチ事業は2026年3月期に売上高1,226百万円・セグメント利益341百万円・利益率27.8%を達成した。都市型商業施設への出店モデルは固定費が相対的に低く、来場者数が前期比39千人減少した局面でも利益は前期比5.1%増と収益性が向上しており、コスト管理の改善が実証されている。

2026年3月期末の自己資本比率は81.2%(前期79.0%)、純資産6,342百万円、現金及び現金同等物2,356百万円を保有する。負債合計は1,457百万円と低水準で、営業キャッシュフロー1,310百万円を安定的に創出しており、設備投資・新規出店を自己資金で賄える財務的余力を有する。

エンヴァリスの着眼点

当第1四半期は経常利益188百万円(前年同期比0.9%増)、純利益124百万円(同2.8%増)と増加した一方、営業利益は165百万円(同2.1%減)と本業ベースでは減益。保険解約返戻金7百万円や持分法投資利益5百万円など営業外収益の押し上げ効果が経常・純利益増を支えており、本業の収益力回復は限定的である点に注意が必要。

アニタッチ事業は売上高278百万円(前期比7.2%減)、セグメント利益61百万円(同10.1%減)と来場者数172千人(前年同期比22千人減)の落ち込みが続き、都市型施設の集客力低下が懸念される。ホテル事業もセグメント損失20百万円と前年同期の16百万円損失から拡大しており、2事業の収益性改善が今後の焦点となる。

通期業績予想(売上高6,000百万円、営業利益1,350百万円)に修正はなく、第1四半期の売上高進捗率は20.9%だが営業利益進捗率は12.2%に留まる。レジャー事業の繁忙期が下期に偏る季節性を勘案する必要はあるが、アニタッチ・ホテル両事業の下期挽回が計画達成の鍵となる。

成長戦略

アニタッチ全国12店舗展開・レジャー施設強化・グループシナジー深化の三位一体戦略

2029年3月期までに現行6店舗から12店舗への倍増を目指すが、当第1四半期は既存店の来場者数・売上ともに前年割れとなり、既存店収益力の立て直しが新規出店の前提として重要度を増している。

伊豆シャボテン動物公園・伊豆ぐらんぱる公園を中心にリニューアルや季節イベント拡充を進め、当第1四半期は来場者数195千人(前年同期比1千人増)、売上高10.0%増と成果が表れている。

レジャー・アニタッチ・ホテル3事業間の相互送客を強化する方針だが、ホテル事業はセグメント損失が前年同期の16百万円から20百万円へ拡大しており、シナジー効果の具現化は道半ば。

最終更新: 2026年8月14日