アンリツ株式会社6754
通信計測事業
アンリツ売上収益の約59%を占める中核事業。通信計測器のグローバルリーダー。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上収益(2026年3月期実績) | 68,774百万円 | 70,109百万円 | ↓ |
| 営業利益(2026年3月期実績) | 10,782百万円 | 8,375百万円 | ↑ |
| 営業利益率(2026年3月期実績) | 15.7% | 11.9% | ↑ |
| セグメント資産(2026年3月期末) | 101,519百万円 | 96,877百万円 | ↑ |
| 減価償却費及び償却費(2026年3月期) | 4,257百万円 | 4,314百万円 | ↓ |
| 資本的支出(2026年3月期) | 4,092百万円 | 3,066百万円 | ↑ |
| 売上収益(2027年3月期予想) | 85,000百万円 | 68,774百万円 | ↑ |
| 営業利益(2027年3月期予想) | 16,500百万円 | 10,782百万円 | ↑ |
事業詳細
サービス・プロバイダ、ネットワーク機器メーカー、保守工事業者等を顧客とし、デジタル通信・IPネットワーク用測定器、光通信用測定器、移動通信用測定器、RF・マイクロ波・ミリ波帯汎用測定器、サービス・アシュアランスの開発・製造・販売を行う。生成AI普及によるデータセンター高速化需要を主要な成長機会と位置づけ、800GE・1.6TE向け光トランシーバー計測や次世代通信規格対応製品を展開する。
直近の概況
減収ながら棚卸資産圧縮・コスト管理で営業利益率が大幅改善、受注残高は急増。
2026年3月期は、米国関税政策の影響で第1四半期に顧客投資が延伸し、データセンター関連需要の回復が第1四半期の落ち込みを補うに至らず、売上収益は68,774百万円(前年同期比1.9%減)と減収。一方、棚卸資産の圧縮とコストコントロールの継続により収益性が大幅に改善し、営業利益は10,782百万円(同28.7%増)、営業利益率は15.7%(前期11.9%)へ向上。受注高は前年同期比で増加し、期末受注残高は27,471百万円と前期末19,683百万円から大幅に積み上がっており、次期への売上貢献が期待される。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 生成AI普及によるデータセンター新設・大容量化加速(800GE/1.6TE向け光トランシーバー計測需要の拡大)
- PCIe(Gen6)等ハイスピードバス開発進展に伴うネットワーク機器メーカー向け計測需要
- 光海底ケーブル新規敷設・ネットワークオール光化に向けた活動の活発化
- 5G利活用拡大(Automotive、Wi-Fi 7、NTN、eRedCap等の新規格開発需要)
- AIスマートフォン普及による高機能・高付加価値スマートフォン向け計測需要の安定推移
- 6G研究開発の本格化(3GPPでの仕様議論開始)に伴う次世代計測器需要の顕在化
- 棚卸資産圧縮・コストコントロール継続による収益性改善(営業利益率15.7%まで回復)
- 期末受注残高27,471百万円(前期末比39.6%増)による次期売上への貢献
リスク
- 米国関税政策による顧客投資の延伸・抑制リスク(第1四半期に実際に影響が顕在化)
- 通信事業者の基地局建設・保守用計測器への投資低調(5G投資サイクルの踊り場)
- スマートフォン出荷台数・チップセットメーカーの動向に左右される需要変動
- 為替レート変動リスク(海外売上比率が高く、想定為替レート1米ドル=150円)
- 競合他社との価格競争・技術競争の激化
- 中東情勢等の地政学リスクによる経済活動・顧客投資への影響(第2四半期以降の不透明感)
最終更新: 2026年6月23日

