株式会社CGSホールディングス logo

株式会社CGSホールディングス

6633東証スタンダード電気機器

株式会社CGSホールディングス logo
株式会社CGSホールディングス6633

事業内容

株式会社CGSホールディングスは、2025年4月に純粋持株会社体制へ移行した東証スタンダード上場企業。傘下に国内CAD/CAMシステム開発・販売の株式会社C&Gシステムズ、2025年10月に子会社化したNTTデータエンジニアリングシステムズ分社の株式会社NDES、北米・カナダ・タイの海外拠点、および北米ファブレス金型製造のTritech International,LLCを擁する。

主要顧客は自動車向け金型・部品製造業で、CAD/CAMシステムの開発・販売から保守サービス、生産管理システム、スマートファクトリーソリューションまでを提供。グループビジョンは「グローバル・ニッチ・トップ」であり、「製造業DXインテグレーター」への進化を標榜している。

2025年3月期の連結売上高は4,982百万円。

ビジネスモデル

収益の中核はCAD/CAMシステムのパッケージ販売と保守契約・技術サービスの二本柱。2025年3月期の保守契約・技術サービス売上は2,757百万円(前期比20.1%増)と全体売上の約55%を占め、高い更新率に基づく安定的なストック収益を形成する。

これに製品販売(1,248百万円)、受託開発(129百万円)が加わる。金型製造事業は北米ファブレス方式で自動車部品用金型を製造・請負し、売上849百万円を計上。

NDES子会社化によりクラウド・SaaS領域の収益基盤も加わり、収益多様化が進行中。

企業の強み

2025年4月の組織再編によりCAD/CAM業界トップシェアの企業グループとなったと有報に記載。主力製品EXCESS-HYBRID IIおよびCAM-TOOLは定期バージョンアップを継続し、2025年3月期のCAD/CAM製品受注高は前期比24.3%増の1,340百万円、受注残高は前期比205.4%増と高い需要を示す。

保守契約・技術サービスの2025年3月期売上は2,757百万円(前期比20.1%増)で、受注高は3,075百万円(前期比33.9%増)、受注残高は1,238百万円(前期比34.6%増)と積み上がっている。国内外の地域密着型サポート体制が高い更新率を支え、景気変動に対する収益の安定性を確保している。

2025年10月にNTTデータエンジニアリングシステムズの製造ソリューション・クラウド事業を分社化した株式会社NDESの株式51%を取得し子会社化。3ヶ月分の収益加算のみでCAD/CAMシステム等事業の増収増益に貢献。

次期(2026年3月期)は通年寄与により売上高6,551百万円(前期比31.5%増)を見込む。

エンヴァリスの着眼点

2026年1Q累計は売上高1,457百万円(前年同期比27.3%増)、営業利益107百万円(同74.4%増)と上位利益は大幅改善。しかし金型製造事業が取引先の電気自動車開発プロジェクト中止の影響で売上高45百万円(同81.2%減)、セグメント損失27百万円に急落。

法人税等が前年同期12百万円から68百万円へ急増したことも重なり、親会社帰属純利益は40百万円(同24.6%減)と減益。営業利益と純利益の方向性が乖離している点に注意が必要。

2026年12月期通期予想は売上高6,551百万円(前期比31.5%増)、営業利益442百万円(同28.9%増)、親会社帰属純利益214百万円(同18.7%減)で変更なし。ただし金型製造事業は2025年下期から受注低調が続いており、米国政策動向・EV需要減退・中東情勢を起因とする原材料調達難が重なる。

第2四半期以降の受注回復が通期予想達成の鍵であり、現時点では不確実性が高い。

NDESの連結寄与は「想定通りの進捗」と会社が明示しており、CAD/CAM事業の増収増益の主因となっている。一方、中東情勢を起因とする石化由来原料の価格上昇・供給不安が第2四半期以降の顧客設備投資を抑制するリスクとして明示されており、外部要因として主力CAD/CAM事業の需要動向にも先行き不透明感が残る。

自己資本比率47.1%と財務健全性は維持されており、財務面のリスクは限定的。

成長戦略

CAD/CAM業界トップシェアを基盤に製造業DXインテグレーターへ進化し、2030年売上高10,000百万円を目指す

2025年10月に子会社化したNDESの通年連結寄与により、受託開発・OEM開発・ライセンス売上が急拡大。2026年1Q累計でCAD/CAMシステム等事業売上高1,412百万円・セグメント利益135百万円と想定通りの進捗を確認。製造業DXインテグレーターとしての機能強化に直結している。

2026年2月に複合旋盤機能を搭載した部品加工向けCAMシステムをリリースし、幅広い加工ニーズへの対応力を強化。金型・部品製造向け生産・工程管理システムの需要も堅調に推移しており、製造業DX化による生産性向上支援製品として販売強化を継続中。

設備投資意欲の回復傾向が見られるタイ・ベトナム・韓国等のアジア市場での製品販売を強化。国内外ともに保守売上が堅調に推移しており、高い保守更新率を維持しながら海外顧客基盤の拡大を図る。

北米拠点の金型製造子会社は、取引先のEV開発プロジェクト中止・米国政策動向・受注低調により2026年1Qに大幅な減収損失を計上。下期以降の受注回復に向け新規顧客開拓活動を継続しているが、先行き不透明感が強い状況。

最終更新: 2026年7月17日