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株式会社ライトアップ

6580東証グロースサービス業

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株式会社ライトアップ6580

事業内容

株式会社ライトアップは「全国、全ての中小企業を黒字にする」を理念に掲げ、インターネット関連技術を活用した中小・零細企業向け総合経営支援を主軸とする。主力のAIソリューション事業では、補助金・助成金活用支援と連動したJコンサル・Jシステム・JDネットの既存基盤に加え、AI活用研修・AIエージェントパッケージ・AI SaaS・AI運用代行(BPO)・AI開発支援の5領域を展開。

地方金融機関・大手中堅企業・地方自治体を販売チャネルとして活用し、全国の中小企業にリーチする。コンテンツ事業ではメール・Webマーケティング企画制作を大手・中堅企業向けに受託する。

2002年設立、2018年東証マザーズ上場(現グロース市場)。

ビジネスモデル

AIソリューション事業では、地方金融機関・大手中堅企業・自治体等のパートナー企業にJシステム・JDネット等を提供し、パートナーが自社顧客へ再販する間接販売モデルを採用。補助金・助成金活用支援を組み合わせることで資金力の乏しい中小企業の導入障壁を下げ、コンサルティング・IT商材・AI SaaSの複合収益を獲得する。

コンテンツ事業は直接・代理店経由の受託モデルで安定収益を補完する。

企業の強み

Jコンサルは政府・自治体の公的支援制度活用案内を各士業と連携して提供し、資金力の乏しい中小企業のDX投資障壁を低減する独自の提案モデルを構築している。この仕組みにより、単純なIT商材販売との差別化を実現し、AIソリューション事業のセグメント利益率21.9%(2026期)を維持している。

JDネットを通じた全国の中小企業共同ネットワークに加え、地方金融機関・大手中堅企業・地方自治体をパートナー企業として活用する間接販売体制を構築済み。特定顧客への売上依存度が低く、総販売実績に対して10%以上を占める単一顧客が存在しないことが有報で確認されている。

2026期末の自己資本比率は86.9%(前期74.5%)、現金及び預金残高は2,581百万円。有利子負債を持たず、運転資金・設備投資を全額自己資金で賄う財務構造を維持している。この財務余力はM&Aを含む外部成長機会への機動的な対応を可能にする。

エンヴァリスの着眼点

2025年3月期に売上高44%増・営業利益125%増と急拡大した後、2026年3月期は売上高3,529百万円(前期比11.9%減)、営業利益469百万円(同34.8%減)、当期純利益258百万円(同46.8%減)と大幅な反落。連結子会社AKARIの業績低調と既存主力サービス(Jコンサル・Jシステム・JDネット)の想定下振れが主因であり、AI領域の受注拡大が全体の落ち込みを補えなかった。

2027年3月期予想(売上高4,600百万円・営業利益705百万円)の達成可能性を慎重に見極める必要がある。

2026年3月期にAIソリューション事業セグメントでのれん減損損失74百万円を計上し、のれん残高はゼロとなった。また営業活動によるキャッシュ・フローは100百万円(前期415百万円から75.8%減)と急減し、法人税支払351百万円が重荷となった。

契約負債も487百万円から196百万円へ大幅減少しており、前受収益の取り崩しが進んでいる点は将来売上の先行指標として注視が必要。

2026年3月期の期末配当は当初予定の20円から14円へ減配(配当性向27.8%)。一方で2027年3月期は売上高30.4%増・営業利益50.1%増・当期純利益86.8%増という強気の業績予想を開示している。

外部環境として中小企業向けAI需要の拡大は追い風だが、既存サービスの回復とAKARIの業績改善が同時に実現できるかが予想達成の前提条件となる。予想と実績の乖離が続く場合、市場の信頼回復には時間を要する可能性がある。

成長戦略

AI5領域の受注拡大と既存サービス回復で2027年3月期V字回復を目指す

AI活用研修・AIエージェントパッケージ・AI SaaS・AI運用代行(BPO)・AI開発支援の5領域を中心に、企業の人材育成から業務自動化・運用定着までを一貫支援する体制を強化。2026年3月期は営業・人事分野の自動化支援が好調に推移し受注は順調に拡大した。

2026年3月期に想定を下回った既存主力サービスの売上回復が2027年3月期予想達成の前提条件。顧客ニーズの変化を捉えた新規サービス開発の継続と、パートナー企業網を通じた提案強化により需要の取り込みを図る。

2026年3月期に業績低調が全体の減収減益要因となったAKARIの立て直しが急務。のれんは全額減損処理済みであり、追加的な減損リスクは解消されたが、事業の収益化に向けた具体的な施策の実行が求められる。

地政学リスクや米国通商政策の影響、原料・エネルギー価格の高止まりが中小企業経営に甚大な影響を及ぼす環境下で、経営支援サービスの需要拡大を見込む。顧客ニーズの変化を捉えた新規サービス開発を継続し、中小企業の経営支援をより一層強化する方針。

最終更新: 2026年7月19日