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オープングループ株式会社

6572東証プライムサービス業

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オープングループ株式会社6572

事業内容

オープングループ株式会社は「ヒトの進化を共創する」をミッションに掲げ、純粋持株会社として連結子会社11社を統括するオートメーション・カンパニーグループ。主力のインテリジェントオートメーション事業ではRPAツール「BizRobo!」「AUTORO」およびクラウドサービス「RoboRobo」を通じてデジタルレイバーを提供し、少子高齢化・労働人口減少という社会課題に対応する。

アドオートメーション事業では成果報酬型広告「PRESCO」を展開し、高い利益率を誇る。その他、セールスアウトソーシング事業やスキマ時間マッチングプラットフォーム事業も擁し、多様な労働力課題に対応する事業ポートフォリオを構築している。

主要顧客は中堅中小企業を中心とした国内法人。

ビジネスモデル

インテリジェントオートメーション事業ではRPAライセンスのサブスクリプション収入(ストック型)を主軸とし、解約率を低位に維持しながらアップセル・クロスセルで収益を拡大する。アドオートメーション事業は成果報酬型広告「PRESCO」の取扱高に応じた手数料収入で、2026年2月期のセグメント利益率は49.2%に達する高収益構造。

RPA等のオートメーション技術を自社業務にも活用し、競争優位性と利益率の双方を高める設計となっている。

企業の強み

「BizRobo!」「AUTORO」「RoboRobo」のライセンス収入はサブスクリプション型で、解約率が引き続き低位で推移。2026年2月期のインテリジェントオートメーション事業売上高は5,638百万円、セグメント営業利益率は17.1%(前期10.7%から大幅改善)と、ストック収入の積み上げが利益率向上に直結している。

成果報酬型広告「PRESCO」を展開するアドオートメーション事業は、2026年2月期のセグメント売上高1,317百万円に対しセグメント営業利益648百万円、利益率49.2%を実現。RPA等のオートメーション技術を活用した業務効率化が競争優位性を支え、取扱シェア拡大に伴う手数料率改善も利益率向上に寄与している。

2023年2月期以降、売上高は5,958百万円→6,166百万円→7,224百万円→8,148百万円と4期連続増収。営業利益も306百万円→520百万円→654百万円→1,005百万円と拡大基調が継続。

2026年2月期は期初計画(売上高8,500百万円、営業利益960百万円)に対し営業利益が計画を上回る1,005百万円を達成した。

エンヴァリスの着眼点

2027年2月期通期予想(売上高9,800百万円、営業利益1,100百万円)に対するQ1進捗率は、売上高23.8%、営業利益36.6%と利益面が顕著に高い。ただし、契約負債の季節的積み上がり(Q1末1,692百万円)や賞与引当金の期中変動を考慮すると、単純な4倍換算は過大評価となる可能性がある。

通期予想は据え置きであり、会社側は保守的なスタンスを維持している。

当Q1の経常利益443百万円は営業利益402百万円を41百万円上回り、その主因は投資事業組合運用益39百万円(前年同期はゼロ)。この項目は時価変動に左右される非経常的な性格を持つため、本業の収益力評価には営業利益ベースでの分析が適切。

一方、前年同期に計上されていた持分法による投資損失11百万円が消滅したことは、グループ構造の改善を示す。

当Q1ののれん償却額は44百万円(前年同期28百万円、前年比57.5%増)と急増しており、M&A積極化の財務的影響が顕在化している。有利子負債残高は短期借入金1,500百万円・社債1,015百万円・長期借入金1,632百万円の合計4,147百万円。

自己資本比率54.9%と財務健全性は維持されているが、今後のM&A・先行投資拡大局面では負債水準の推移に注意が必要。

成長戦略

RPA・AI技術の社会実装深化とM&Aによる事業領域拡充で持続成長を追求

既存顧客のアップセル・クロスセルと新規顧客獲得を並行推進。当Q1でインテリジェントオートメーション事業の一定期間収益が1,179百万円(前年同期比16.7%増)に拡大し、契約負債残高も1,692百万円に積み上がっており、将来収益の可視性が高まっている。

RoboRoboのプロダクト開発に先行投資を継続実施中。当Q1においても引き続き先行投資を行っており、ソフトウエア仮勘定が前期末118百万円から158百万円に増加。短期的には費用負担となるが、中長期的な製品競争力強化を目指す。

人材・金融カテゴリを中心に取扱シェアを高め、手数料率の改善を通じた利益率向上を追求。当Q1でセグメント利益率59.2%(前年同期55.4%)を達成し、戦略の有効性が確認されている。3,000億円超の国内アフィリエイト広告市場における取扱シェア拡大余地は依然大きい。

当Q1より「ペイロールオートメーション事業(PRESCO)」をインテリジェントオートメーション事業から「その他」区分に移管し、連結業績管理区分を見直し。全社費用の配賦基準も変更し、各セグメントの業績をより適切に反映させる体制に移行した。

OASIS INNOVATION株式会社の連結化等、M&Aを通じた事業領域拡充を継続。のれん残高1,368百万円・のれん償却額44百万円(前年同期比57.5%増)はM&A積極化の結果であり、統合効果の発現が今後の業績に影響する。

最終更新: 2026年7月17日