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ディーエムソリューションズ株式会社

6549東証スタンダードサービス業

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ディーエムソリューションズ株式会社6549

事業内容

ディーエムソリューションズは2004年設立のダイレクトマーケティング企業。主力のダイレクトメール事業では企画・デザイン・印刷・封入封緘・配送までをワンストップで提供し、EC通販事業者向けフルフィルメントサービスも展開する。

年間約5,746社と取引し、売上高の約91%を占める。インターネット事業ではWebコンサルティング・コンテンツマーケティング・バーティカルメディア運営等を手掛け、アパレル事業では子会社ビアトランスポーツがEC特化型衣料品輸入販売を行う。

リアルとデジタルの双方を融合させた総合マーケティングソリューションを広告主に提供することを事業の核としている。

ビジネスモデル

広告主が従来は複数社に分散発注していたDM制作・発送工程を一括受託することで中間マージンを排除し、価格競争力と利便性を提供する。フルフィルメントサービスでは保管・受注・ピッキング・梱包・発送を一手に担い、EC通販市場の拡大に伴う継続的な需要を取り込む。

小ロット(500通)から中ロット(30,000通)を中心に約5,746社の分散した顧客基盤を持ち、特定顧客依存を抑えた安定収益構造を構築している。

企業の強み

ダイレクトメール事業の取引社数は2023年3月期4,941社から2026年3月期5,746社へ毎期増加。小ロット中心の多数顧客分散モデルにより特定顧客依存リスクを低減しつつ、新規顧客開拓と既存顧客からの受注拡大を両立している。

社内にクリエイティブ室・メールセンター・フルフィルメントセンターを保有し、企画から発送まで全工程を内製化。2026年3月期には八王子第6フルフィルメントセンターを新設し処理キャパシティを拡大。

設備投資260,951百万円(千円単位)のうち181,368千円を作業自動化機械に充当し生産性向上を図っている。

2007年取得のプライバシーマーク(JIPDEC認証)を維持し、大量の個人情報を取り扱うDM事業において顧客からの信頼を確保。社内規程の厳格運用・定期的社内教育・セキュリティシステム整備を継続的に実施しており、情報管理体制が顧客獲得・維持の基盤となっている。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期は売上高25,560百万円(前期比20.8%増)、営業利益938百万円(同38.3%増)と増収増益を達成した。EC通販市場の拡大という外部要因を追い風に、フルフィルメントセンターへの先行投資が受注拡大に直結するサイクルが機能している。

ROE18.0%(前期16.1%)と収益性も改善しており、成長の質が向上している点は評価できる。

インターネット事業の2026年3月期売上高は1,056百万円(前期比10.1%減)、セグメント利益は146百万円(同35.8%減)と2期連続で悪化している。バーティカルメディアサービスやSNS関連サービスの強化を図っているものの、検索エンジンアルゴリズム変更等の外部要因の影響を受けやすい構造は変わっておらず、グループ全体の収益多様化という観点では課題が残る。

2026年3月期の売上高営業利益率は3.7%(前期3.2%)と改善傾向にあるものの、絶対水準は依然低い。2027年3月期予想は売上高27,500百万円(前期比7.6%増)、営業利益1,100百万円(同17.2%増)と増益継続を見込んでいる。

売上債権の増加(前期比1,062百万円増)が運転資本を圧迫しており、売上拡大に伴うキャッシュ・フロー管理が引き続き注視点となる。

成長戦略

フルフィルメント拡大・M&A活用・EC事業者支援強化の3軸で持続的成長を追求

EC通販市場の拡大に対応するため、フルフィルメントセンターへの先行投資を継続する。2026年3月期に八王子第6フルフィルメントセンターを開設し、処理キャパシティを拡大。受注増→投資→さらなる受注増のサイクルを維持する。

Performance Technologies株式会社・株式会社オリジネーターを2026年3月期に新規連結化し、人材紹介事業等の新領域を取り込んだ。引き続きM&Aを活用した事業ポートフォリオの拡充と顧客基盤の拡大を図る。

ダイレクトメール事業とインターネット事業の双方でEC事業者への支援サービスを強化する。フルフィルメントノウハウとWebマーケティングスキルを組み合わせた複合提案により、顧客単価の向上と新規顧客獲得を目指す。

主力メディアサイトの充実とSNS関連サービスの強化により、2期連続減収となったインターネット事業の回復を図る。コンサルティング型マーケティングサービスの提供強化による顧客単価向上も並行して推進する。

子会社ビアトランスポーツの販売施策改善・業務効率化により収益性を向上させる。2026年3月期はセグメント利益68百万円(前期比30.0%増)と改善しており、別注商品企画への注力と販売体制整備を継続する。

最終更新: 2026年7月19日