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岡野バルブ製造株式会社

6492東証スタンダード機械

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岡野バルブ製造株式会社6492

バルブ事業

発電所向けバルブ製造・メンテナンスを核とする唯一の報告セグメント

期間今期前期増減率
売上高(2026年9月期中間期累計)5,845百万円4,229百万円(前年同期)
営業利益(2026年9月期中間期累計)1,787百万円760百万円(前年同期)
経常利益(2026年9月期中間期累計)1,861百万円825百万円(前年同期)
親会社株主に帰属する中間純利益1,292百万円589百万円(前年同期)
売上総利益2,413百万円1,437百万円(前年同期)
営業利益率30.6%18.0%(前年同期)
自己資本比率(2026年9月期中間期末)79.3%82.5%(2025年9月期末)
総資産(2026年9月期中間期末)16,735百万円14,547百万円(2025年9月期末)
純資産(2026年9月期中間期末)13,292百万円12,001百万円(2025年9月期末)
1株当たり中間純利益805.05円367.78円(前年同期)
通期業績予想・売上高(2026年9月期)10,000百万円7,007百万円(2025年9月期)
通期業績予想・営業利益(2026年9月期)1,950百万円865百万円(2025年9月期)

事業詳細

岡野バルブ製造グループの唯一の報告セグメント。バルブ製造販売部門では主に原子力発電所・火力発電所向けの原子力弁・一般弁を製造・販売し、メンテナンス部門では発電所バルブの定期検査を中心とした保守サービスを提供する。販売は岡野商事㈱を主代理店として展開し、東京電力ホールディングス㈱が主要直接顧客。製造・メンテナンス業務の一部は子会社・岡野クラフト㈱にアウトソーシング。国内に加え中国・ベトナム・シンガポール・サウジアラビア等への海外販売も展開している。当中間期より株式会社オルターブースを連結子会社として新規取得し、連結範囲が拡大した。

直近の概況

原子力再稼働進展とメンテナンス工事前倒しで中間期売上高・利益が大幅増

2026年9月期中間期(2025年10月〜2026年3月)の売上高は5,845百万円(前年同期比38.2%増)、営業利益は1,787百万円(同135.2%増)と大幅増収増益。バルブ製造部門では福島第一原子力発電所向けALPS処理水希釈設備用逆止弁、柏崎刈羽・東海第二向け特定重大事故等対処施設用弁等の原子力向け高付加価値案件が増加。メンテナンス部門では女川2号機定期検査工事の計画超過進捗と柏崎刈羽7号機定期検査工事の前倒し計上が寄与した。また、株式会社オルターブースを新規連結子会社として取得(取得対価874百万円)し、のれん838百万円を計上。下期はメンテナンス案件の減少と採算性の高い案件の減少から売上高・利益ともに上期比で減少する見込みとしており、通期業績予想(売上高10,000百万円、営業利益1,950百万円)に変更はない。

主要プロダクト

product
原子力弁・特定重大事故等対処施設用弁

柏崎刈羽原子力発電所、島根原子力発電所2号機、東海第二発電所向けの特定重大事故等対処施設用弁、福島第一原子力発電所向けALPS処理水希釈設備海水移送ポンプ逆止弁など、原子力向け高付加価値製品を中心に展開。追加受注案件の増加により利益率向上に寄与している。

product
一般弁・鋳鋼弁

七尾大田火力発電所向けなど、原子力以外の発電設備向けバルブの製造・販売。原子力向けと並行して販売に注力しており、売上高の多様化に貢献している。

service
バルブメンテナンスサービス

女川原子力発電所2号機・島根原子力発電所2号機の定期検査工事、柏崎刈羽原子力発電所7号機の定期検査工事、福島第一原子力発電所の廃炉関連工事を主要案件として展開。当中間期は女川2号機の定期検査工事が計画より進捗し、柏崎刈羽7号機の前倒し計上もあり売上高が大幅増加した。

service
設備点検・診断ソリューション(新規事業)

ドローン・ロボット・IoT技術を活用した発電設備の点検・診断ソリューション。新規事業として展開中であり、収益化に向けた取り組みを継続している。

成長ドライバー

  • 柏崎刈羽原子力発電所6号機稼働(BWR3基目)を含む原子力発電活用の着実な進展による原子力向けバルブ・メンテナンス需要の拡大
  • 特定重大事故等対処施設用弁の国内複数発電所向け受注拡大(柏崎刈羽・島根・東海第二等)
  • 福島第一原子力発電所廃炉関連工事の継続的な受注増加とそれに伴うメンテナンス部門の利益率向上
  • 女川原子力発電所2号機・島根原子力発電所2号機の定期検査工事継続による安定的なメンテナンス収益
  • 株式会社オルターブースの連結子会社化による事業領域拡大
  • 中国・サウジアラビア・ベトナム・シンガポール等への海外販売の多様化・拡大
  • 原子力関連を中心とした付加価値の高い追加受注案件の増加による利益率向上

リスク

  • 原子力発電所の再稼働スケジュール変更・遅延による受注・売上計上時期のずれ
  • 顧客納期変更や受注環境の変動による業績予想との乖離リスク
  • 下期はメンテナンス案件の減少と採算性の高い案件の減少により売上高・利益ともに上期比で大幅減少する見込み
  • 米国通商政策の動向・地政学的リスク(中東情勢等)による景気悪化と設備投資抑制
  • 新規連結子会社(株式会社オルターブース)ののれん838百万円の減損リスク
  • 新規事業(ドローン・ロボット・IoT活用)の収益化遅延リスク
  • 岡野商事㈱への販売依存による取引集中リスク
  • 自己資本比率が82.5%から79.3%へ低下(長期借入金増加による財務レバレッジ上昇)

最終更新: 2025年12月22日