為替相場の変動リスク
連結売上高の95%超を海外売上高が占め、米ドル・英ポンド・ユーロの為替変動の影響を直接受ける。決算期末における債権債務の換算に係る為替差損益も発生し得る。為替予約や外貨建仕入の増加によるヘッジを実施しているが、想定を超えた変動が生じた場合には業績に重大な影響を与える可能性がある。
原材料・物流コスト・関税変動
主要原材料である鋼材の市況変動により製造原価が増加するリスクがある。また、建設機械を海上輸送で欧米等に輸出しているため、海上運賃の高騰や関税率の変動も業績に影響を与える。対応策として生産ラインの合理化等のコスト削減と販売価格の見直しを実施している。
部品調達リスク
製品はエンジン・油圧機器・電子部品・製缶加工品・ゴム製品等の多様な部品で構成されており、サプライヤーからの調達が困難になった場合、生産活動が制限され業績に影響を与える。購買部門と開発部門が連携した部門横断的な取り組みにより、複数サプライヤーからの調達によるリスク分散を進めている。
生産拠点集中リスク
主力生産拠点が長野県北部に集積しており、地震等の自然災害や火災により生産設備が被害を受けた場合、操業中断・生産遅延が生じ業績に重大な影響を与える可能性がある。中長期的な生産拠点の分散を検討しており、2022年9月に米国サウスカロライナ州で工場が稼働を開始した。
経済・市場環境の変化
製品は住宅基礎工事・生活インフラ工事・官民の建設投資等の都市型土木工事向けが中心であり、これらの市場環境や市場ニーズの変化が業績に直結する。在庫不足・過剰生産を防ぐため市場環境のモニタリングを実施し、顧客密着度を高めて新製品開発に反映している。
競合激化によるシェア低下
建設機械業界は競合他社が多く、世界各国での競争が激しい。品質・性能・価格面で当社製品を凌ぐ製品が競合他社から投入された場合、マーケットシェアが低下し業績に影響を与える可能性がある。製品の品質・性能面での優位性訴求による差別化と販売網の拡充によるシェア拡大に取り組んでいる。
環境・気候関連規制リスク
温室効果ガス排出削減に向けた取り組みが全世界的に強化されており、予期しない規制が設けられ対応が遅れた場合には業績に影響を与える可能性がある。TCFDが推奨する情報開示に取り組むとともに、シナリオ分析を通じた長期的な経営戦略を策定・実行している。
情報セキュリティリスク
外部からのサイバー攻撃や人為的過失・内部不正・システム障害等により、機密情報の漏えいや重要データの喪失・改ざん、事業活動の停滞が発生する可能性がある。これにより生産・販売の縮小、損害賠償責任、ブランド価値・社会的信用の低下を招くリスクがある。ネットワークセキュリティ設定・侵入監視・接続デバイス限定・従業員教育等の多層的な対策を講じている。
人材確保リスク
継続的な新製品投入のために高度な開発スキルを持つ人材の確保が不可欠であり、販売・管理体制強化のための優秀な人材確保も重要課題となっている。必要な人材を十分に確保できなかった場合、研究開発力や事業成長力が低下し業績に影響を与える可能性がある。人事・給与制度の構築、教育研修の強化、健康経営の実践、ワークライフバランスの向上等に取り組んでいる。
製品品質・賠償責任リスク
製品に品質上・安全上の不具合が発生した場合、賠償責任リスクが生じ業績に影響を与える可能性がある。さらなる品質向上への取り組みを継続するとともに、製造物賠償責任保険への加入によりリスクヘッジを図っている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月28日

