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ガリレイ株式会社

6420東証プライム機械

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ガリレイ株式会社6420

事業内容

ガリレイ株式会社(旧フクシマガリレイ株式会社)は1951年創業の業務用冷凍冷蔵機器メーカーで、2025年4月に持株会社体制へ移行し現商号に変更した。フードサービス機器・冷凍冷蔵ショーケース・大型食品加工機械・パネル冷蔵設備・医療理化学製品・サービスメンテナンスの6領域を展開し、外食・流通・食品製造・低温物流・医療の各産業を主要顧客とする。

国内19社の連結子会社に加え、アジア各国(シンガポール・タイ・ベトナム・マレーシア・インドネシア・フィリピン・カンボジア・ミャンマー等)に現地法人を持ち、製造から設計・施工・保守まで垂直統合型で価値を提供する。2026年3月期の連結売上高は138,616百万円、営業利益率は12.3%に達している。

ビジネスモデル

主力の冷凍冷蔵ショーケース(販売高54,304百万円)・フードサービス機器(31,970百万円)・パネル冷蔵設備(大型18,302百万円・小型9,481百万円)等の製品販売に加え、サービス販売(15,832百万円)が安定的な収益基盤を形成する。自社設計・製造・施工・メンテナンスを一貫して担うことで顧客との長期リレーションを構築し、保守契約や「冷媒ガス漏れ10年保証」等のサービス拡充により継続収益を積み上げる構造を持つ。

企業の強み

2026年3月期の自己資本比率は73.4%(前期72.4%、前々期71.0%)と3期連続で上昇。有利子負債はゼロでキャッシュ・フロー対有利子負債比率・インタレスト・カバレッジ・レシオともに計測不要な水準にあり、純資産残高は113,392百万円に達する。

財務健全性の高さが大型設備投資(当期17,857百万円)を自己資金で賄う基盤となっている。

業務用冷凍冷蔵庫から大型冷蔵倉庫の設計・施工まで自社グループで一貫対応できる体制を持ち、メーカーメンテナンス技術を強みとする。「冷媒ガス漏れ10年保証」や「Zero Call Company(ZCC)」によるAI活用スマート診断など、製品販売後の継続的サービスで顧客ロックインを実現。

サービス販売は前期比7.3%増の15,832百万円と安定拡大している。

フードサービス・ショーケース・大型食品加工機械・パネル冷蔵設備・医療理化学・サービスの6区分で売上を分散し、特定顧客・産業への依存を低減している。2026年3月期は大型食品加工機械が前期比11.1%減となった一方、小型パネル冷蔵設備が同21.1%増、大型パネル冷蔵設備が同15.7%増と補完し合い、全体では前期比6.1%増を達成した。

エンヴァリスの着眼点

2026年3月期は売上高138,616百万円(前期比6.1%増)、営業利益17,078百万円(同3.1%増)と5期連続増収増益を達成。一方、親会社株主帰属当期純利益は12,197百万円(同1.6%増)にとどまり、法人税等合計が5,466百万円(前期5,289百万円)に増加したことが純利益の伸びを抑制した。

今回の決算短信訂正(法人税・住民税及び事業税の修正)が生じた点は内部管理体制の観点から注視が必要。

大型食品加工機械販売は前年比11.1%減と唯一の減収区分となり、大型案件の件数減少が響いた。また有形固定資産取得による支出が13,986百万円(前期7,264百万円)と急増し、投資CFは△19,089百万円に拡大。

現金及び現金同等物は52,828百万円から42,451百万円へ10,377百万円減少した。滋賀新工場建設が完了するまでの間、フリーキャッシュフローの圧迫が続く見込みであり、投資回収の進捗を継続的に確認する必要がある。

2027年3月期の会社予想は売上高144,923百万円(前期比4.5%増)、営業利益17,154百万円(同0.4%増)と増収ながら利益成長率は低水準。外部要因として米国通商政策・地政学リスク・原材料・エネルギー価格の不透明感が業績予想の下振れリスクとなる。

一方、経済産業省補助金採択によるインド現地生産実証事業(GALILEI Global Vision 2030:2030年度海外売上高200億円・営業利益率10%目標)が実現すれば、中期的な上振れ余地となり得る。

成長戦略

持株会社体制・新工場・海外展開・サービス拡充で多軸成長を追求

2025年4月1日付で吸収分割により持株会社体制へ移行完了。経営資源配分の最適化・M&A活用・各事業の自立性向上を通じてグループシナジーを発揮し、企業価値向上を目指す。

2025年6月に業務用冷凍冷蔵庫・製氷機等を製造する岡山工場の新配送センターが竣工。製品収容能力を旧センター比1.5倍(6,000台以上)、入出庫能力を2倍以上に向上させ、顧客の多様なニーズへの対応力を強化。

次世代高機能製品の開発・生産性向上を目的とした新工場を建設中。建設仮勘定が2,903百万円から10,267百万円へ急増しており、増産体制の構築が進行中。完成後は高機能製品の供給能力拡大が期待される。

2026年4月に経済産業省補助金(二次公募・大型実証非ASEAN加盟国)に採択。省エネ技術・高度衛生管理機能を備えた業務用冷凍冷蔵庫をインドで現地生産・供給し、GALILEI Global Vision 2030(2030年度海外売上高200億円・営業利益率10%)の実現を目指す。

冷凍機内蔵型製品全機種で冷媒ガス漏れ10年保証を展開し、メンテナンス契約・冷媒漏洩予兆検知システムを組み合わせた付加価値サービスを拡充。2026年3月期サービス販売は前年比7.3%増と安定成長を継続。

最終更新: 2026年7月19日