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千代田化工建設株式会社

6366東証スタンダード建設業

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千代田化工建設株式会社6366

エンジニアリング事業

LNG・石油化学・脱炭素分野を軸とするグローバルEPCコントラクター事業

期間今期前期増減率
完成工事高(連結・通期)493,942百万円456,969百万円
営業利益(連結・通期)82,102百万円24,421百万円
売上高営業利益率16.6%5.3%
経常利益(連結・通期)92,474百万円32,196百万円
親会社株主に帰属する当期純利益84,663百万円26,987百万円
受注工事高(連結・通期)298,024百万円211,260百万円
受注残高(連結・期末)613,056百万円739,857百万円
自己資本比率22.2%5.1%
現金及び現金同等物期末残高242,376百万円221,238百万円

事業詳細

各種プラント・産業用設備のコンサルティング、計画、設計、調達、施工、試運転、メンテナンスを一貫して遂行する受注生産型の総合エンジニアリング事業。エネルギー分野(LNG・石油・石油化学)と地球環境分野(医薬・生化学・環境・新エネルギー)を二本柱とし、カタール・米国など世界60カ国以上で展開。主要顧客はカタールエナジー(当連結会計年度売上高151,886百万円)およびゴールデンパス・エルエヌジー・エルエルシー(同123,036百万円)。当社グループ唯一の報告セグメント。

直近の概況

GPX・NFE両大型LNG案件の進捗改善とGPX採算見直しにより営業利益が前期比236%増

米国GPXプロジェクトはTrain1〜3の改定EPC契約を2025年11月に締結し全系列遂行体制を確立、2026年3月にTrain1の建設・試運転完了・1st LNG生産を達成。GPX採算見直しと国内外主要案件の順調な進捗により完成工事総利益率が大幅改善(完成工事原価率2025年3月期90.7%→2026年3月期79.6%)。受注高は中東石油・石油化学EPC案件(前年同期比304%増)と国内脱炭素・ライフサイエンス案件の拡大により前期比41.1%増の298,024百万円。後発事象として2026年6月30日にA種優先株式110,400,000株(発行済の63.1%)を55,112百万円で三菱商事から取得・消却予定。

主要プロダクト

service
LNG・ガスプラントEPC

カタールNFEプロジェクト(年産800万トン×4系列)や米国GPXプロジェクト(Train1〜3)など大型LNGプラントEPCを主力とする。当連結会計年度の完成工事高構成比58.4%(288,394百万円)を占める最大分野。

service
石油・石油化学プラントEPC

中東向け石油・石油化学関連設備EPC案件を当連結会計年度に大幅拡大。完成工事高65,822百万円(前年同期比98.0%増)、受注高154,279百万円(同304.0%増)と急成長。

service
医薬・ライフサイエンスEPC

1960年代より900件以上の実績を持つ。抗体・細胞培養領域のプロセス開発・スケールアップ知見を強みとし、出光興産向け全固体電池固体電解質大型パイロット装置EPCなど先端素材分野にも展開。当連結会計年度完成工事高64,016百万円(前年同期比79.3%増)。

service
脱炭素ソリューション(水素・CCS/CCUS・SAF等)

トヨタ自動車との大規模水電解システム共同開発、Heirloom社(大気直接CO2回収)・Ammobia社(小規模アンモニア生産)への出資など、EPC受注にとどまらず事業共創・投資を通じた収益多様化を推進。

platform
O&M-Xソリューション

既存プラントの操業フェーズにおける解析・診断技術、設備保全高度化支援を提供するNon-EPC事業。中期経営計画「経営計画2025」においてNon-EPC収益化の重点領域と位置付け、2027年度純利益10億円を目標とする。

成長ドライバー

  • GPXプロジェクト(Train2・Train3)の改定EPC契約に基づく着実な遂行継続と完工に向けた進捗
  • カタールNFEプロジェクト(年産800万トン×4系列)の完工に向けた順調な建設進捗(翌連結会計年度も継続)
  • 中東向け石油・石油化学関連設備EPC受注の急拡大(当連結会計年度受注高154,279百万円、前年同期比304.0%増)
  • 国内脱炭素・ライフサイエンス分野の旺盛な需要(全固体電池、SAF、CCS、医薬品設備等)
  • 環境・新エネルギー・インフラ分野の受注拡大(当連結会計年度受注高82,172百万円、前年同期比17.2%増)
  • A種優先株式の段階的償還による財務健全化と将来的なプライム市場移行・普通株主への復配
  • トヨタ自動車との大規模水電解システム共同開発(2026年5月頃水素製造開始予定)など事業共創による収益多様化

リスク

  • 大型EPCプロジェクト集中による収益ボラティリティリスク(GPX・NFE両プロジェクトへの依存、受注残高の51.8%がLNGプラント関係)
  • 地政学リスク(中東情勢緊迫化によるNFEプロジェクトの工事一時中断、2026年2月の米・イスラエル・イラン間武力衝突等)
  • 為替変動リスク(海外売上高が完成工事高の71.1%を占め、外貨建契約が受注残高の67.5%を構成)
  • JVパートナーリスク(GPXプロジェクトにおけるZachry社離脱の前例、McDermott社との新2社JV体制下でのリスク管理)
  • 機器資材費・労務費の高騰リスク(世界的インフレ進行、サプライチェーン混乱による工事コスト増加)
  • A種優先株式償還(2028年6月末目標)に向けた分配可能額の全額充当方針による普通株主への無配継続
  • 次期(2027年3月期)業績予想が売上高340,000百万円(前期比31.2%減)・営業利益10,000百万円(同87.8%減)と大幅減益見通し

最終更新: 2026年6月18日