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フリージア・マクロス株式会社

6343東証スタンダード機械

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事業内容

フリージア・マクロス株式会社は、連結子会社11社・非連結子会社7社・持分法適用関連会社3社で構成される多角化グループの中核会社。事業は「製造供給事業」(プラスチック押出機・土木試験機・プリント基板・容器・地中掘削用ドリル等)、「住宅関連事業」(ログハウス・高級スウェーデン住宅・マンション・防蟻防水工事・不動産賃貸管理)、「投資・流通サービス事業」(中小企業への投資再生支援・PC周辺機器販売)の3セグメントで構成される。

売上高の約71%を住宅関連事業が占め、製造供給事業が約27%、投資・流通サービス事業が約2%を担う。昭和22年創業の土木試験機メーカーを祖業とし、M&Aを通じて現在の多角化グループを形成した。

ビジネスモデル

グループ基本理念「配給」は、顧客をモノ創りの各工程に参加させることで計画性を高め、ムダ・ムラを排除し低価格・高品質を実現する参加型製造供給体制。住宅関連事業では一貫施工・不動産賃貸による安定収益(当期286百万円の賃貸収入)を積み上げ、製造供給事業では多品目製造で景気変動リスクを分散。

投資・流通サービス事業では中小企業の再生支援を通じてグループを拡大し、各社の異業種知見を活用したコスト削減・新事業開拓を継続的に実施する。

企業の強み

住宅関連事業はグループ売上高の約71%を占め、令和8年3月期のセグメント利益率は23.2%(前期23.1%)と高水準を維持。不動産賃貸収入286百万円が安定的に積み上がるストック型収益も内包しており、変動費低減・固定費縮減による「配給」理念の実践がコスト構造改善に寄与している。

製造供給・住宅関連・投資流通の3セグメントが異なる業界サイクルで稼働し、特定業種の景気変動リスクを分散。過去5期(2022〜2026期)の営業利益は976〜1,349百万円のレンジで推移し、売上高が減少した期でも黒字を維持。

M&Aを通じた業容拡大の実績(連結子会社11社)が多角化の基盤を形成している。

令和8年3月期末の純資産は24,569百万円、純資産比率は62.5%(前期59.1%から改善)。連結流動比率は250.4%と高水準を維持し、手元流動性を厚めに確保。投資有価証券・関係会社株式の売却益(当期特別利益522百万円)を含む資産運用力も財務基盤の厚みに寄与している。

エンヴァリスの着眼点

親会社株主帰属当期純利益は1,723百万円と前期比90.1%増の大幅増益だが、その主因は投資有価証券売却益365百万円・関係会社株式売却益156百万円の特別利益計522百万円の計上。一方、本業を示す営業利益は1,285百万円と前期比4.7%減少しており、製造供給・住宅関連の両主力セグメントで売上・利益ともに前期を下回った。

持続的な利益成長には本業収益力の回復が不可欠である。

当期の営業活動によるキャッシュ・フローは696百万円と前期176百万円から改善したものの、税金等調整前当期純利益2,748百万円に対して著しく低水準。投資有価証券売却収入922百万円等の投資活動収入に依存した資金繰り構造が続いており、純粋な事業キャッシュ創出力の弱さは引き続き課題。

長期借入金残高8,352百万円の返済負担も継続しており、財務的な柔軟性には注意が必要。

令和9年3月期の会社予想は売上高6,900百万円(+0.4%)、営業利益1,200百万円(▲6.6%)、経常利益1,800百万円(▲19.2%)、純利益1,600百万円(▲7.2%)。当期に計上した特別利益の剥落と持分法投資利益の正常化が主因とみられる。

外部環境として資源・エネルギー価格の高止まりや日中関係悪化の影響が住宅関連・製造供給事業の収益を圧迫するリスクも残存しており、予想達成には慎重な見方が必要。

成長戦略

M&Aによるグループ拡大と持分法投資の収益化で企業価値向上を図る

令和7年5月設立のジャパンオート㈱を新規連結子会社化し、プリント基板等の製造販売体制を強化。光栄工業㈱の清算による売上減少を補完しつつ、製造供給事業の収益基盤再構築を図る。当期セグメント利益は54百万円と低水準であり、収益貢献の本格化が今後の課題。

技研ホールディングス㈱・ソレキア㈱・㈱協和コンサルタンツへの持分法投資から当期895百万円の投資利益を計上(前期678百万円)。関係会社株式の積み増し(当期末10,221百万円)により、グループ全体の収益基盤を強化する戦略を継続。

当期に投資有価証券売却益365百万円・関係会社株式売却益156百万円を計上し、資産の効率化を推進。投資有価証券残高は9,913百万円(前期6,383百万円)と拡大しており、含み益の実現による財務体質強化と再投資の好循環を目指す。

住宅関連事業への有形・無形固定資産増加額317百万円の投資を継続し、ログハウス・マンション・防蟻防水断熱工事の施工体制を維持。不動産賃貸収入(その他の収益286百万円)の安定的な積み上げにより、景気変動に左右されにくい収益基盤を構築する。

最終更新: 2026年7月19日