外国為替変動リスク
海外ビジネスの拡大に伴い、外貨建取引・資産の円換算時に為替変動が業績・財政状態に影響を与えるリスクがあり、過去の経験上2〜3年に一度は比較的大きな影響が生じると想定されている。円高方向への変動により外貨建売上高・利益が減少し、外貨建資産の換算上のマイナスも発生する。対応策として外貨建仕入の拡大やグループ内現金配分の見直しによる新興国通貨建資産の圧縮を進めているが、モノづくりの本拠が日本にあるため対応には限界がある。
情報セキュリティリスク
事業活動全般で情報ネットワーク・システムへの依存度が高く、巧妙化するサイバー攻撃やシステム障害・不正アクセスにより重要情報の漏洩や業務停止が発生するリスクがある。顕在化した場合、生産・出荷・支払の停止など事業活動全般に重大な支障が生じるほか、顧客・取引先情報の漏洩による損害賠償・社会的信用の喪失・売上減少など深刻な影響が想定される。対応策としてNISTのサイバーセキュリティフレームワークに基づく総合的な対策をグループ全体で統括管理する専門チームが実施している。
海外カントリーリスク
中国・ベトナムを中心とした海外生産・販売拠点において、政治体制の激変、法制・税制の急変、労働環境の悪化、テロ・戦争・感染症による社会的混乱が発生するリスクがある。顕在化した場合、現地従業員・資産の保全が危うくなるほか、グローバルな製品供給体制に深刻な支障が生じる可能性がある。対応策としてベトナムに中国に匹敵する規模の生産拠点を整備し、国内にも一定の供給能力を確保するBCP体制を構築している。
製品欠陥・製造物責任リスク
空気圧機器を中心とした製品に欠陥が生じた場合、製造物責任を問われ損害賠償費用が発生するリスクがある。医療機器など新分野への用途拡大に伴い訴訟リスクも高まっており、顕在化した場合は顧客の信頼喪失・イメージダウンによる失注を含め事業全体に悪影響が及ぶ可能性がある。生産物賠償責任保険に加入しているが、保険金で賠償額の全額を賄える保証はなく、厳格な品質管理によりリスク低減に努めている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

