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6245東証スタンダード機械

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株式会社ヒラノテクシード6245

塗工機関連機器

北米EV向け塗工・ラミネーティング装置を主軸とする同社最大セグメント

期間今期前期増減率
セグメント売上高(2025年3月期通期)42,021百万円37,375百万円
セグメント利益(2025年3月期通期)2,543百万円3,168百万円
セグメント資産(2025年3月期通期)34,635百万円31,968百万円
減価償却費(2025年3月期通期)548百万円496百万円
受注残高(2025年3月期末)40,336百万円55,800百万円(前期末推計)

事業詳細

コーティング・ラミネーティング関連機器(二次電池電極、磁気テープ、包装用複合フィルム、粘接着テープ、合成皮革、床材、壁紙、化粧板、絶縁板等の製造装置)、各種乾燥熱処理装置の製造・販売、メンテナンスサービス及び各種付帯工事を手掛ける。売上高は連結全体の約87%を占める中核セグメントであり、北米市場(特に米国・カナダ)向けEV関連投資が主要な需要ドライバーとなっている。関係会社はヒラノ技研工業、ヒラノK&E、HIRANO AMERICA,INC.。

直近の概況

EV市場減速と北米政策不透明感により受注・売上が急減、3Q累計売上高は前年同期比39.7%減

2026年3月期第3四半期連結累計期間(2025年4月〜12月)の売上高は20,460百万円(前年同期比39.7%減)。うち国内は4,237百万円(前年同期比354.1%増)、輸出は16,222百万円(前年同期比50.8%減)。EV市場の世界的減速と米国政策転換により主要顧客の設備投資計画が見直され、受注高は9,393百万円(前年同期比54.9%減)、受注残高は22,038百万円(前期末比45.4%減)。また顧客キャンセルにより受注残高から7,229百万円が減額された。セグメント利益は2,353百万円(前年同期比4.1%減)と、一部案件の受注条件見直しにより利益の下振れは一定程度緩和された。

主要プロダクト

product
コーティング・ラミネーティング装置

二次電池電極(EV向けリチウムイオン電池)、磁気テープ、包装用複合フィルム、粘接着テープ、合成皮革、床材、壁紙、化粧板、絶縁板等の製造装置。北米EV市場向けが主要需要源であり、売上の大部分を一定期間にわたり移転される財(工事進行基準)として計上。

product
乾燥・熱処理装置

コーティング・ラミネーティングラインに付随する乾燥熱処理装置及びライン制御装置。塗工機本体と一体で受注・納入されるケースが多く、セグメント売上高の大部分を構成する。

service
付帯工事・据付サービス

北米における機械装置の架台や電気工事などの付帯工事。EV関連機械装置の受注が減少した局面でも比較的堅調に推移し、売上・利益の下支え要因となった。2025年3月期は北米付帯工事の貢献が売上高増加の主因。

service
メンテナンス・アフターサービス

既納入装置のメンテナンスサービス、改造・移設対応、各種部品の供給を行う。EV市場減速局面においても潜在需要の開拓対象として位置づけられており、カスタマーサービス体制の強化が経営課題として明示されている。

成長ドライバー

  • 北米EV・二次電池市場向け大型設備投資需要(回復局面での受注積み上げ)
  • ディスプレイ関連の光学フィルム加工向け装置の堅調推移
  • 国内受注残高の増加(3Q末国内受注残高6,230百万円、前期末比15.0%増)
  • アジア等北米以外地域への受注活動の積極展開
  • 一部案件における受注条件見直しによる利益率改善

リスク

  • 北米EV市場の減速長期化および米国関税・通商政策の不透明感による設備投資停滞
  • 主要顧客の設備投資計画見直し・キャンセルリスク(3Q累計で7,229百万円のキャンセル発生)
  • 産業資材・人件費の高騰および納期延期に伴う保管・外注費用の増加
  • 輸出売上高の北米集中(輸出比率が高く地政学・為替リスクに脆弱)
  • 受注残高の急減(前期末比45.4%減)による将来売上高の可視性低下

最終更新: 2026年6月24日