国内住宅需要の減退リスク
プロフェッショナルセグメントの畳事業・インテリア事業は、新設住宅着工戸数の増減やリフォーム工事の動向に受注が左右される。新設住宅着工戸数は長期的に減少が予測されており、短期間での大幅減少が発生した場合は経営成績に直接影響を及ぼす。製商品の拡充・シェア拡大・販売マーケット拡大で対応する計画だが、短期的な急変動への対応余地は限定的。
畳需要減少と畳店減少リスク
住宅の洋風化と新設住宅着工戸数の減少により畳需要は継続的に縮小しており、畳店数の減少も続いている。同社は全国約700店の畳店に対しコンピュータ式畳製造装置を活用した経営近代化コンサルティングを実施しシェア拡大を図っているが、畳需要の減少がコンサルティング先にまで波及した場合、畳製造装置の売上減少を通じて経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
壁紙工法変更による市場縮小リスク
同社は壁紙糊付機市場で圧倒的なシェアを占めているが、将来的に壁紙貼り付け工法に代わる新工法が出現した場合、同市場が縮小し経営成績に影響を及ぼす可能性がある。現時点で代替工法の具体的な動向は示されていないが、主力製品カテゴリーの根幹を揺るがす構造的リスクとして認識されている。
競合激化による競争優位喪失リスク
同社は70年以上の開発・製造実績を背景にインテリア内装施工機器・畳製造装置・産業機器市場で確固たる地位を築いているが、競合製品の品質向上等により自社製品の優位性が維持できない場合、事業展開および経営成績に影響を及ぼす可能性がある。高品質製品の供給と顧客ニーズへの適合による差別化を継続しているが、競合環境の変化には継続的な対応が必要。
原材料・仕入価格高騰リスク
原油価格等エネルギー価格の上昇と円安傾向の継続により、原材料・商品の仕入価格の高騰が続いている。令和7年4月にインテリア商品の価格を全面的に見直すなど適正収益率の維持を図っているが、仕入価格がさらに上昇した場合は経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
金利変動リスク
運転資金・設備資金を主に金融機関からの借入で調達しており、金利上昇局面では支払利息増加により金融収支が悪化し、経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。また、借入契約の財務制限条項に抵触した場合、金利引き上げ請求や期限の利益喪失により借入コストおよび資金調達能力に影響が生じるリスクも存在する。
特定仕入先への依存リスク
多品種商品の一部において特定仕入先への依存が存在する。自然災害・品質問題・仕入先の経営悪化等により継続的・安定的な仕入れが困難となった場合、他仕入先への切り替えを余儀なくされ、事業展開・財政状態・経営成績に影響を及ぼす可能性がある。現状は情報交換等の連携強化により安定調達を維持しているが、代替調達先の確保状況は明示されていない。
知的財産権に係るリスク
同社は差別化技術の研究開発を推進し特許権取得による保護を図っているが、第三者による知的財産権の不正侵害や、同社製品が第三者の知的財産権に抵触するリスクを完全には排除できない。同社が認識していない特許権の成立により損害賠償訴訟が提起される可能性もあり、いずれの場合も経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
システム障害・サイバー攻撃リスク
業務運営はシステムに依存しており、サーバーダウン・ハッカー侵入・コンピュータウイルス等による重大なトラブルが発生した場合、受注・生産活動に支障が生じ経営成績に影響を及ぼす可能性がある。ハードウェア・ソフトウェアの円滑な運用とウイルス障害防止に取り組んでいるが、サイバー脅威の高度化に対するリスクは残存する。
代表取締役への依存リスク
代表取締役社長・頃安雅樹氏は経営方針・戦略の立案・決定において中枢的役割を担っており、同氏への依存度は高い。経営企画部門の強化や役員・部門長クラスの人材育成を通じて過度な依存からの脱却を進めているが、何らかの理由で同氏の業務遂行が困難となった場合、事業および経営成績に影響を及ぼす可能性がある。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月28日

