AI事業
業種特化型AIソリューションを提供するグループの中核事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(2027年2月期中間期) | 1,142百万円 | 1,403百万円(前年同期) | ↓ |
| セグメント損失(2027年2月期中間期) | △45百万円 | 53百万円の利益(前年同期) | ↓ |
| 受注高(2027年2月期中間期) | 1,163百万円 | 前年同期比23.1%減 | ↓ |
| 通期業績予想・売上高(2027年2月期) | 2,910百万円(前期比3.1%増) | — | — |
| 通期業績予想・営業利益(2027年2月期) | 338百万円(前期比23.8%増) | — | — |
事業詳細
「業種分野特化×垂直統合型AIエージェント×日本企業のグローバル対応」をポジショニングとし、AI翻訳(機械翻訳)を基盤に製薬・製造・法務・特許・金融等の各業界向け専門文書AIと事業創出AIを提供。主に株式会社ロゼッタが運営。従来のSaaSから業務遂行型AI(SaS)および現場密着型AI実装サービス(FDE)への業態シフトを推進中。「完全自動翻訳AI(オートノマスAI)」を最重点領域と位置付け、2026年10月より「最高精度(完全自動)モード」提供開始、主力商品T-4OOを新ブランド「MetaRozetta」に刷新し営業強化を図る。
直近の概況
受注減少により減収減益、完全自動翻訳AIへの集中とブランド刷新を推進
当中間期は受注高が前年同期比23.1%減の1,163百万円となり、売上高は1,142百万円(前年同期比18.6%減)、セグメント損失は45百万円(前年同期は53百万円の利益)に悪化した。構造改革による経費削減を進めたものの、生成AI関連の一過性費用増加が重石となった。一部追加機能開発の中止に伴い17百万円の減損損失を計上。2026年10月より完全自動翻訳AIの最高精度モード提供開始、T-4OOをMetaRozettaに刷新するなど、業績回復に向けた施策を強化している。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 「完全自動翻訳AI(オートノマスAI)」を最重点領域と位置付け、2026年10月提供開始の「最高精度(完全自動)モード」を核に翻訳会社・翻訳者へのSaS化展開による新規収益源の創出
- 株式会社STUDIO55との連携による「建築BIM DX/AX」分野への集中と、AI開発・実装ノウハウ融合による顧客別プラグイン開発・検図AI等の受注拡大
- SaaSから業務遂行型AI(SaS)・現場密着型AI実装サービス(FDE)への業態転換による高付加価値化と粗利率改善
- 主力商品のMetaRozettaへのブランド刷新とマーケティング・営業施策強化による中長期的な事業成長
- 「少数精鋭+AI」組織再編(2026年7月実施)による固定費削減と意思決定迅速化、SaS戦略を軸としたM&Aによる専門分野顧客基盤・技術ノウハウの獲得
リスク
- 受注高の大幅減少(当中間期:前年同期比23.1%減)が継続した場合の売上高への下押し圧力
- 生成AI関連の一過性費用増加等、構造改革過渡期における収益性悪化リスク(当中間期はセグメント損失に転落)
- 開発プロジェクトの採算性悪化による追加減損損失リスク(当中間期にT-4OO関連ソフトウエア仮勘定17百万円を減損)
- 生成AI市場における大手テック企業・汎用AIサービスとの競合激化による既存顧客の離脱リスク
- SaS・FDEへの業態転換及び新サービス(完全自動翻訳AI)の業績寄与が計画通りに進まない場合の収益モデル移行リスク
HT事業
人間翻訳・通訳・語学教育を担うキャッシュカウ事業
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2027年2月期中間期) | 293百万円 | 358百万円(2026年2月期中間期) | ↓ |
| セグメント利益(2027年2月期中間期) | 33百万円 | 60百万円(2026年2月期中間期) | ↓ |
| セグメント利益率(2027年2月期中間期) | 約11.3% | 約16.1%(2026年2月期中間期) | ↓ |
| 売上高(2027年2月期通期予想) | 712百万円 | 708百万円(前期実績) | — |
| 営業利益(2027年2月期通期予想) | 115百万円 | 124百万円(前期実績) | ↓ |
事業詳細
HT(Human Translation)事業は、株式会社グローヴァを中心に、人間による翻訳・通訳・語学教育等の業務受託サービスを提供する。AI事業が成長投資・構造改革フェーズにある中、グループ全体の収益基盤を支えるキャッシュカウとして位置づけられている。翻訳・通訳及びクラウドソーシング事業が主軸であり、研修事業も展開する。売上高の大半は一時点で移転されるサービスが占める。2027年2月期中間期は受注高減少により減収・減益となった。
直近の概況
受注高減少により中間期は前年同期比で減収・減益
2027年2月期中間期において、HT事業は受注高の減少を受け、売上高は293,952千円(前年同期比18.0%減)、セグメント利益は33,336千円(前年同期比44.7%減)となった。通期予想は売上高712百万円(前期比0.5%増)、営業利益115百万円(前期比7.6%減)と、減益を見込んでいる。グループ全体ではAI事業・組織改革等への経営資源集中が進む中、HT事業は引き続き安定的な収益基盤としての役割を担う。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 人間翻訳需要の底堅さ(専門性・品質要求の高い案件)
- AI事業との補完関係によるグループ内クロスセル機会
- コスト構造の適正化による利益率の維持
リスク
- AI翻訳・機械翻訳(完全自動翻訳AI等)の普及加速による人間翻訳需要の構造的縮小
- 受注高の減少傾向が継続していることによる売上・利益の縮小(中間期は売上18.0%減、利益44.7%減)
- 翻訳・通訳業務の価格競争激化および人材確保コストの上昇
- 2027年2月期通期予想でセグメント利益が前期比7.6%減と減益見通し
メタバース事業
10±5年の長期視座で投資額を縮小しつつ赤字継続中の長期成長投資セグメント。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(中間期累計) | 47百万円 | 70百万円 | ↓ |
| セグメント損失(中間期累計) | △19百万円 | △40百万円 | ↑ |
| 通期売上高予想 | 98百万円 | 113百万円 | ↓ |
| 通期営業損失予想 | △32百万円 | 非開示 | — |
事業詳細
AI・AR・VR・5G/6G/7G・4K/8K/12K映像・ウェアラブルデバイス・ロボット等の最新テクノロジーを統合し、「いつでもどこでも誰とでも」交流・生活・仕事できる世界の実現を目指す事業。2027年2月期中間期も長期視座に基づき投資額を抑制し、売上・損失ともに縮小傾向が継続している。短中期の成長施策はAI事業に集中し、メタバース事業は長期投資フェーズとして位置付けられている。
直近の概況
投資抑制継続により売上縮小も損失幅は前年同期比で約半減。
2027年2月期中間期は、10±5年の長期視座に基づき投資額を削減した結果、売上高は47百万円(前年同期比31.6%減)となった一方、セグメント損失は19百万円(前年同期は40百万円の損失)と縮小した。長期戦略として「リアリティ・メタバース×AI」を重点領域と位置付け、グループの最先端AI技術を活用した開発・検証を継続する方針に変更はない。通期業績予想は売上高98百万円(前期比13.0%減)、営業損失32百万円で据え置かれている。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 長期戦略「リアリティ・メタバース×AI」を重点領域に位置付け、最先端AI技術を駆使した開発と検証の継続
- Gaussian Splattingを活用したデジタルツイン自動生成AI受託開発ソリューションの展開
- 投資額削減による損失縮小と事業効率化の進展
- メタバース市場の長期的な立ち上がりに向けた技術基盤の蓄積
- グループ内AI技術(ロゼッタ等)との統合による将来的なシナジー創出
リスク
- メタバース普及は早くて5年・遅くて10年後と経営陣が判断しており、長期にわたる赤字継続リスク
- 短中期の成長施策をAI事業にシフトしたことによるメタバース事業への経営資源配分縮小
- ハードウェア・通信インフラの整備遅延によるメタバース市場の立ち上がり遅延リスク
- 投資額削減に伴う技術開発の遅延・競合他社との技術格差拡大リスク
- 既存開発プロジェクトの採算性悪化に伴う追加減損損失計上リスク
- 売上高の継続的な減少トレンド(前年同期比31.6%減)による事業規模縮小リスク
最終更新: 2026年10月15日

