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日進工具株式会社

6157東証スタンダード機械

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テクノロジー

生産・開発拠点の集中リスク

生産・開発拠点を宮城県仙台北部中核工業団地に集約しているため、大地震等の災害発生時には生産・開発体制全体が影響を受け、市場への製品供給が滞る可能性がある。2021年2月および2022年3月の震度6強の地震では1両日で生産復旧を達成しており、オールラウンド免震機構の採用や新潟工場での分散生産体制構築など複合的な対策を講じている。

テクノロジー

災害・感染症による事業停止

大規模災害、エネルギー需給逼迫、新型感染症等の発生により従業員の出社が困難となった場合、製品在庫の出荷停止や生産体制への影響が生じる可能性がある。対応策として、チーム分けによる分散勤務・在宅勤務体制の整備、仙台・東京・海外現法2社での在庫分散保有、新潟工場の生産能力増強による分散生産体制を推進している。

市場

小径切削工具への事業集中

超硬小径エンドミルを主とする小径切削工具に経営資源を集中しているため、他素材製品や新たな加工方法(3Dプリンター等のレーザー加工機など)への代替が進んだ場合、事業に重大な影響が生じる可能性がある。対応としてcBNやPCDなど超硬合金以外の素材を使用した製品の開発・製造を行うとともに、切削加工の精度・コスト面での比較優位性をアピールしている。

市場

競合激化による競争力低下

国内大手工具メーカー・超硬メーカーが小径切削工具市場での生産・販売体制を強化しており、中国市場では中国国内製品の増加により競争が激化している。当社グループは自社開発専用加工機と独自製造プロセスを基盤に高精度・長寿命・品質安定性とコスト競争力を両立させることで差別化を図っている。

財務

タングステン等原材料の調達リスク

主要素材である超硬合金の原料タングステンは精鉱生産量の8割強を中国が供給しており、世界的な需給関係や生産国の政策により価格・供給量が大きく変動するリスクがあり、現実に直近でリスクが顕在化している。対応として工程効率化・製造経費削減による原価低減と製品への価格転嫁、素材在庫の積み増し、主要仕入先との連携強化および調達先分散による安定調達を図っている。

財務

コバルト需給逼迫リスク

超硬合金の結合剤として使用されるコバルトはスマートフォンやEV電池にも使用されており、需要拡大による需給逼迫が生じる可能性がある。タングステンとともに「紛争鉱物」としての人権問題も抱えており、調達先からの証明書取得や原料調達方法の説明受領によりトレーサビリティを徹底し、紛争鉱物の混入排除に取り組んでいる。

テクノロジー

特定仕入先・協力会社への依存

超硬合金の大半を特定仕入先から調達し、コーティング工程の一部を特定協力会社に委託しているため、当該取引先に不測の事態が生じた場合にサプライチェーンが混乱する可能性がある。対応として安全在庫の積み増し、設備増強によるコーティング内製化比率の引き上げ、主要仕入先との緊密な連携維持により製品の安定供給体制を強化している。

テクノロジー

製品品質確保リスク

製造ラインが自社開発専用機による独自プロセスで構成されているため、市販設備での代替ができず、品質維持・確保を外部に頼らず自社のみで対応する必要がある。ISO9001・14001に基づく品質・環境管理に加え、独自の「ものづくり行動指針」に基づき社員自らが自社開発機や製造プロセスの見直し・改善を継続的に実施している。

テクノロジー

技術革新による需要代替リスク

3Dプリンターによる金属積層焼結成形など技術革新によりエンドミル需要に影響を与える新たな精密・微細加工技術が開発される可能性があり、切削加工需要が代替されるリスクがある。当社グループは切削加工の精度・コスト面での比較優位性を訴求しつつ、高性能・高精度・長寿命・環境配慮型の小径工具を合理的な価格で提供することで競争力維持を図っている。

法規制

環境・気候変動対応リスク

GHG排出削減、資源の3R、再生可能エネルギー利用など環境配慮に対するステークホルダーからの要請が高まっており、販売先・仕入先・株主等の期待に応えられない場合、企業の社会的信用や事業成長に影響が出る可能性がある。2021年にサステナビリティ委員会を設置し取締役会での審議体制を整備するとともに、TCFDに基づく情報開示(スコープ1・2排出量の開示)および各部門KPIへの環境目標の織り込みを実施している。

重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています

最終更新: 2026年7月19日