事業内容
株式会社フリークアウト・ホールディングスは「人に人らしい仕事を。」をミッションに掲げ、2010年設立・2014年上場のアドテクノロジー持株会社。連結子会社37社・関連会社9社を擁し、日本・北米・東アジア・東南アジアで事業を展開する。
主力の広告事業ではDSP「Red」、プレミアム媒体支援「Scarlet」、YouTube広告最適化「GP」、北米Playwireを通じた媒体社収益最大化支援を提供。インフルエンサーマーケティング事業ではUUUM株式会社(2025年2月完全子会社化)を中心にクリエイター支援・タイアップ広告・P2Cビジネスを展開。
投資事業ではグローバル展開ポテンシャルを持つITベンチャーへの投資も行う。2025年9月期の売上高は50,323百万円。
ビジネスモデル
広告事業では、広告主向けDSP「Red」・「GP」による広告配信最適化と、媒体社向け「Scarlet」による広告収益最大化支援を両輪で展開し、プレミアム媒体社の囲い込みによる好循環を創出する。北米ではPlaywireがプログラマティック販売とダイレクトセールスを組み合わせた媒体社向けプラットフォームを提供。
インフルエンサーマーケティング事業ではUUUMがアドセンス収益の代理受領・タイアップ動画・P2Cグッズ販売等で多様な収益を得る。Google LLCが売上高の12.9%を占める主要取引先となっている。
企業の強み
2010年設立以来、DSP・DMP・プレミアム媒体支援・YouTube広告最適化と継続的にプロダクトを進化させ、北米(Playwire)・東アジア・東南アジアに拠点を展開。2025年9月期の広告事業売上高は30,367百万円と全社売上の約60%を占め、前年同期比3.0%増と安定成長を維持している。
2023年9月に連結子会社化、2025年2月に完全子会社化したUUUM株式会社を中心に、インフルエンサーマーケティング事業の売上高は19,454百万円。構造改革によりセグメント損失は前年の△122百万円から△28百万円へ大幅縮小。
2025年10月にはUUUMマーケティング株式会社を新設し事業専門化を推進。
2025年9月期のグループEBITDAは1,952百万円(前年同期比10.0%増)。営業利益は96百万円と低水準ながら、のれん償却・株式報酬等を除いた調整後当期利益は691百万円(前年同期比44.1%増)。持分法適用関連会社IRISの利益貢献や日本広告事業の増益が牽引した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の推移は、2024期にUUUM統合で売上高51,711百万円へ急拡大した一方、営業利益は2百万円まで低下。2025期は売上高50,323百万円・営業利益97百万円と低水準が続いた。
2026年9月期中間期(上半期)は売上高29,368百万円(前年同期比15.8%増)、営業利益1,143百万円(同848.3%増)と急回復。クリエイター事業の構造改革効果、投資事業での株式売却益計上、持分法適用会社IRISの過去最高益更新が主要ドライバー。
外部要因として円安による為替差益322百万円も経常利益を押し上げた。通期予想は売上高55,600百万円・営業利益1,300百万円で、中間期進捗率は売上高52.8%、営業利益87.9%。
成長戦略
プロダクト事業の深化・クリエイター事業の再成長・M&Aによる事業領域拡大を三本柱とする
国内ではScarlet・GPの継続成長と不動産BPaaS(スミカ)の拡大、北米ではPlaywire社のDirect Sales回復を推進。2026年9月期中間期にプロダクト事業売上高16,878百万円・セグメント利益471百万円(前年同期比35.1%増)を達成し、成長軌道を確認。
2025年10月のUUUMマーケティング株式会社設立による事業分社化・専門化が奏功。2026年9月期中間期にセグメント利益1,098百万円(前年同期67百万円)と大幅改善を達成。トップクリエイターのイベント開催等による既存事業の再成長も確認済み。
資本効率改善・ポートフォリオ最適化方針に基づく保有株式の戦略的売却を実施し、2026年9月期中間期に投資事業セグメント利益591百万円を計上。持分法適用会社IRISの持分法投資利益が過去最高を更新し478百万円を計上。
連結子会社フリークアウト・インベストメントが株式会社UDN SPORTS(アスリートマネジメント・社会貢献活動支援)の一部株式を取得し連結子会社化することを決定。広告案件獲得・アドテク・インフルエンサーノウハウとの融合でアスリート価値最大化を目指す。
最終更新: 2026年7月17日

