事業内容
株式会社リブセンスは2006年設立のインターネットメディア企業。アルバイト求人サイト「マッハバイト」、転職口コミサイト「転職会議」、ITエンジニア向け転職サービス「転職ドラフト」、不動産情報サービス「IESHIL(イエシル)」、面接最適化クラウド「batonn」等を運営する。
主要顧客は求人掲載企業(BtoB)であり、求職者・転職希望者・不動産売買検討者(BtoC)に情報を提供することで採用・取引成立をサポートする。東京証券取引所スタンダード市場上場(2023年10月移行)。
事業は単一セグメントで構成される。
ビジネスモデル
求職者・転職希望者に無料で求人情報・口コミ・スカウト等を提供し、集客した求職者を通じて採用企業から広告掲載料や採用成功報酬を収受する。「マッハバイト」は求人広告掲載料、「転職会議」は企業向け広告・採用支援、「転職ドラフト」は年収提示型スカウトおよび人材紹介手数料が主な収益源。
売上の過半をマッハバイトが占め、広告宣伝費と人件費が主要コスト構造となっている。
企業の強み
転職口コミサイト「転職会議」は2025年12月期に売上高1,180百万円(前期比+12.5%)を達成。新規顧客開拓と既存顧客の予算拡大の両輪で増収を継続しており、マッハバイト減収局面においても安定した成長を示した。
2025年12月期末の現金及び現金同等物は3,639百万円。総資産に占める現金比率が高く、有利子負債残高も極めて低水準(長期借入金返済後)であり、事業投資・M&Aに充当可能な財務余力を保持している。
ITエンジニア向け転職サービス「転職ドラフト」は2025年12月期に売上高594百万円(前期比+4.8%)。リブランディングによるブランド発信強化・新規コンテンツリリース・人材紹介打ち出し強化により、採用決定率の上昇と人材紹介サービス利用者数の増加を実現した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
過去5期の売上高は2024年12月期6,320百万円をピークに2025年12月期5,640百万円へ減少し、2026年12月期第1四半期は981百万円(前年同期1,578百万円)と前年同期比37.8%減と急落が続く。マッハバイトの収益性重視への方針転換と不動産サービスの買取再販決済不発生が主因。
一方、営業損失は51百万円と前年同期100百万円から縮小し、人材サービスセグメント利益は219百万円と改善。転職会議・転職ドラフトの増収が下支えとなっており、収益構造の質的改善は進んでいる。
第2四半期累計予想は売上高2,300百万円・営業損失200百万円。
成長戦略
収益性改善と中期経営計画推進で四半期黒字化を目指す
収益性の低い案件の条件変更・取引縮小を推進。2026年12月期第1四半期に低採算案件の整理が完了し、広告宣伝費を前年同期比59.6%削減。売上高は減少するが人材サービスセグメント利益は前年同期比+41.5%改善。ただし中期計画の売上目標は下回る見込み。
転職会議では口コミを基にしたAI Q&A機能、転職ドラフトではレジュメのリアルタイムフィードバック機能を拡充。AIと各事業の蓄積資産を掛け合わせたサービス強化により差別化を図る。転職会議+15.3%、転職ドラフト+29.2%の増収が継続中。
中期経営計画に基づき人材・不動産の2セグメント体制に移行し、各領域の強化・拡張を推進。M&Aを含む新規事業開発も視野に入れる。2027年度売上高目標は中期計画を下回る見込みと開示されており、計画の修正が示唆されている。
最終更新: 2026年7月17日

