建設機械業界への高依存
2025年4月期における建設機械向け売上比率は95.6%(10,002百万円)と極めて高く、内外の建設機械需要の動向に業績が大きく左右される構造となっている。第65期(10,476百万円)から第66期(10,002百万円)にかけて売上が減少しており、需要変動の影響が顕在化している。対応策として建設機械部門以外の需要分野開拓に注力しているが、過去5期を通じて依存度は93〜96%台で推移しており、分散効果は限定的な状況が続いている。
鋼材価格変動リスク
主要材料である鋼材の材料費は、2025年4月期において総製造費用の59.8%、売上高の48.5%を占めており、コスト構造に対する影響が極めて大きい。鋼材価格は国内景気・為替・原油価格等の外部要因により変動するため、価格上昇局面では収益を直接圧迫するリスクがある。対応策として仕入れメーカーとの情報共有・連携強化を図り、販売先への迅速な価格転嫁に取り組んでいる。
協力会社の外注費上昇リスク
製品製造の全部または一部を協力会社に委託しているため、事業環境の悪化による外注費の値上がりが財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性がある。協力会社の後継者不足による事業廃止リスクも存在し、安定的な生産体制の維持が脅かされる恐れがある。対応策として重要度の高い協力会社との協働による安定的生産体制の構築、および社内での加工内製化・製造ノウハウ蓄積による生産効率化を推進している。
非建設機械分野の開拓遅延
自動車関連・産業機械・その他の合計売上比率は2025年4月期で4.4%(454百万円)にとどまり、第62期(6.8%)から第66期(4.4%)にかけてむしろ低下傾向にある。業績安定化のための需要分野多角化が進んでいない場合、建設機械市場の低迷時に代替収益源が機能しないリスクがある。引き続き建設機械部門以外の需要分野開拓に注力するとしているが、具体的な成果は数値上限定的である。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月28日

