京都機械工具株式会社5966
工具事業
KTCグループの主力事業。自動車整備用工具を中心にIoT工具で成長を牽引。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高 | 8,079百万円 | 8,814百万円 | ↓ |
| セグメント利益(営業利益ベース) | 578百万円 | 689百万円 | ↓ |
| セグメント資産 | 9,493百万円 | 10,111百万円 | ↓ |
| 減価償却費 | 391百万円 | 434百万円 | ↓ |
| 有形固定資産及び無形固定資産の増加額 | 285百万円 | 498百万円 | ↓ |
| セグメント売上高営業利益率 | 7.2% | 7.8% | ↓ |
事業詳細
自動車整備用工具、その他一般作業工具およびこれらに関連する機器の製造販売を行う。主要顧客はトラスコ中山(売上高の18.3%)、ヤマト自動車(14.5%)、トヨタ自動車(12.0%)。「安全・快適・能率・効率・環境」をキーワードに、IoT技術を搭載したTRASASシリーズやRFID搭載のnepros IDシリーズを軸に、製品事業からサービス事業への領域拡大を推進している。
直近の概況
デジタルトルクレンチ自主回収・不適切会計事案が直撃し、売上高・利益ともに大幅減。
2026年3月期の工具事業売上高は8,079百万円(前期比8.3%減)、セグメント利益は578百万円(前期比16.1%減)。市販部門・直販部門の販売が前年水準を下回ったことに加え、戦略製品であるデジタルトルクレンチの自主回収(2026年3月31日付で生産中止決定)が影響した。主要顧客の順位はトラスコ中山(1,527百万円)、ヤマト自動車(1,170百万円)、トヨタ自動車(972百万円)へと変動し、前期首位だったトヨタ自動車向けが大幅に減少した。一方、nepros IDシリーズはMRO Asia-Pacific 2025での受賞を契機に航空宇宙・MRO市場での認知向上が進んでいる。
主要プロダクト
成長ドライバー
- nepros IDシリーズを軸とした航空宇宙・MRO市場へのグローバル展開(MRO Asia-Pacific 2025最優秀賞受賞を契機とした認知拡大)
- neprosブランドの北米市場展開(ツールトラックチャネルを活用したプロメカニック向け販売、SEMA Show 2025出展)
- 協働型ロボット導入による少人化ライン構築と生産性向上(新規設備の本格稼働)
- TRASASシリーズ後継製品の開発・市場投入による作業データ管理ソリューションの拡大
- 直販部門における付加価値の高いソリューション案件の拡大
リスク
- デジタルトルクレンチの自主回収・生産中止に伴う売上減少および製品回収関連損失引当金の追加計上(当期89百万円を特別損失計上)
- 連結子会社・北陸ケーティシーツールにおける不適切会計処理事案に伴う特別調査費用等561百万円の特別損失計上および内部統制の重要な不備
- 市販部門・直販部門の販売不振継続リスク(前期比8.3%減の売上高が示す需要低迷)
- 米国通商政策(関税)の影響による自動車産業向け需要の不確実性
- 長期ビジョン「KTC vision 2030」の計画見直し(新5ヵ年計画「Restart KTC vision 2030」への移行)に伴う成長戦略の再構築リスク
最終更新: 2026年6月29日

