株式会社大谷工業5939
電力通信部門
電力・通信インフラ向け架線金物・鉄塔鉄構を製造販売する主力セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,848百万円 | 4,933百万円 | ↓ |
| セグメント利益 | 656百万円 | 776百万円 | ↓ |
| セグメント資産 | 4,522百万円 | 3,861百万円 | ↑ |
| 減価償却費 | 201百万円 | 86百万円 | ↑ |
| 有形・無形固定資産増加額(設備投資額) | 983百万円 | 347百万円 | ↑ |
| 主要顧客売上高(北陸電力送配電㈱) | 796百万円 | 856百万円 | ↓ |
事業詳細
電力会社・通信会社を主要顧客とし、架線金物(送配電線支持金具等)および鉄塔・鉄構を製造販売する。2026年3月期の売上高は4,848百万円と全社売上高の約64%を占める中核事業。劣化電柱の建替えや送配電設備の老朽化更改需要を主な収益源とし、レベニューキャップ制度下での電力会社の設備投資動向に業績が連動する。主要顧客に北陸電力送配電㈱(売上高796百万円、全社売上高の約10.6%)を擁する。
直近の概況
共架柱更改工事の進捗で出荷好調も、富山呉羽工場稼働に伴う減価償却費増加が利益を圧迫
2026年3月期の電力通信部門は、共架柱の更改工事が計画通りに進んだことで関連製品の出荷が好調に推移した。通信関連では光建設工事への投資が低調であったものの、支障移転工事や保守が中心となり平準化した。一方、新生産拠点として建設した富山呉羽工場で製造部門の一部工程を移行したことにより、減価償却費等の製造経費が大幅に増加(前期比86百万円→201百万円)し、売上高は前期比84百万円(1.7%)減の4,848百万円、セグメント利益は前期比119百万円(15.4%)減の656百万円となった。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 劣化電柱・送配電設備の老朽化更改工事の継続的な需要拡大
- レベニューキャップ制度第1規制期間(2023〜2027)下での電力会社の計画的設備投資の進捗
- データセンター・半導体工場の新増設に伴う電力需要増加による送配電インフラ投資の拡大
- 再生可能エネルギー導入拡大への対応に伴う送配電網整備需要
- 能登半島地震・奥能登豪雨災害に伴うインフラ復旧需要の継続
- 富山呉羽工場稼働による生産合理化・効率化の進展(中長期的なコスト低減効果)
リスク
- 富山呉羽工場建設に伴う減価償却費等の製造経費増加による利益圧迫(前期比約2.3倍に急増)
- 鉄鋼等原材料価格の変動リスクと販売価格への転嫁困難リスク
- 電力会社のレベニューキャップ制度下でのコスト効率化要求による発注単価引き下げ圧力
- 通信関連における光建設工事投資の低調継続リスク
- 米国通商政策の影響による景気下振れリスク
- 北陸電力送配電㈱への売上集中リスク(全社売上高の約10.6%)
最終更新: 2026年6月25日

