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シンポ株式会社

5903東証スタンダード金属製品

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シンポ株式会社5903

シンポ株式会社(単一セグメント:無煙ロースター関連事業)

焼肉業界向け無煙ロースターの製造販売・附帯工事・アフターサービスを展開する単一事業会社

期間今期前期増減率
売上高(2026年6月期第3四半期累計)5,166百万円5,618百万円(前年同期)
営業利益(2026年6月期第3四半期累計)557百万円785百万円(前年同期)
経常利益(2026年6月期第3四半期累計)563百万円794百万円(前年同期)
親会社株主に帰属する四半期純利益(2026年6月期第3四半期累計)381百万円480百万円(前年同期)
売上高営業利益率(2026年6月期第3四半期累計)10.8%14.0%(前年同期)
売上高(2026年6月期通期予想)6,734百万円7,368百万円(2025年6月期通期実績)
営業利益(2026年6月期通期予想)650百万円976百万円(2025年6月期通期実績)
総資産(2026年6月期第3四半期末)8,843百万円8,699百万円(2025年6月期末)
自己資本比率(2026年6月期第3四半期末)80.7%79.6%(2025年6月期末)
1株当たり四半期純利益(2026年6月期第3四半期累計)69.32円86.12円(前年同期)

事業詳細

当社グループは無煙ロースターの製造販売及びその附帯工事等を単一セグメントとして営む。主要顧客は焼肉業界で、ダクト式・ノンダクト式の無煙ロースター製品に加え、据付工事・内装工事・ダクト清掃・アミレンタルサービスまでを一貫提供する「ワンストップサービス」を強みとする。国内売上が売上高の大部分を占め、海外はアジア(ASEAN・台湾)・北米を中心に展開。2026年4月28日にMBO(ヤマタケ総業㈱による公開買付け)が発表され、上場廃止が予定されている。

直近の概況

売上・利益ともに大幅減収減益、MBO発表により上場廃止予定

2026年6月期第3四半期累計(2025年7月〜2026年3月)は、売上高5,166百万円(前年同期比8.0%減)、営業利益557百万円(同29.1%減)と大幅な減収減益。焼肉業界の新規出店・改装需要低迷により製品売上・店舗環境売上が伸び悩む一方、名古屋アミ洗浄工場稼働によるアミ洗浄売上は増収。海外は第2四半期まで大幅減だったが、北米の製品認証仕様変更完了・ASEAN大型案件受注等により第3四半期で前年同期並みに回復。通期業績予想を下方修正(売上高6,734百万円、営業利益650百万円)。また2026年4月28日にヤマタケ総業㈱によるMBO(公開買付け)が発表され、取締役会が賛同・応募推奨を決議。上場廃止が予定されており、期末配当は無配に修正された。

主要プロダクト

product
ダクト式無煙ロースター(下引き式)

当社グループの主力製品であり、国内焼肉業界向けに広く普及している下引き式の無煙ロースター。新規出店・改装需要に連動するが、飲食業界の厳しい経営環境を受け新規出店・改装需要が伸び悩んでいる。

product
ノンダクト式無煙ロースター(上引きフードSVR等)

ダクト設備のない店舗や改装コスト抑制ニーズに対応するノンダクト式製品。過去にリコール関連損失が発生した製品群を含む。

service
据付工事・店舗環境工事(附帯工事)

無煙ロースターの据付工事に加え、焼肉店以外の飲食店等への内装工事・空調工事も展開。新規出店・改装需要に連動するため、飲食業界の出店低迷の影響を直接受ける。

service
アミレンタル・アミ洗浄サービス

既存店を中心に焼き網のレンタルと定期洗浄を提供するストック型サービス。2025年5月に名古屋アミ洗浄工場が稼働し東日本エリアへの展開能力が大幅向上。当第3四半期累計期間においてアミ洗浄売上高は前年同期比増収となり、業績の下支えに貢献した。

service
ダクト清掃・メンテナンスサービス

「ワンストップサービス」の一環として既存店を中心に積極展開。ストック型収益として安定的な売上貢献が期待される。

成長ドライバー

  • 名古屋アミ洗浄工場の本格稼働(2025年5月)によるアミレンタルサービスの東日本展開加速と新規受注の堅調な拡大
  • インバウンド需要の拡大を背景とした焼肉業界への追い風(既存店の集客増によるアフターサービス需要の底上げ)
  • 海外売上の回復:北米での製品認証仕様変更完了による販売数量の大幅増加、ASEAN・台湾・インドネシアでの大型案件受注
  • アセアン地域における国内大手飲食チェーンの継続出店受注増および現地ローカルチェーンとの包括契約獲得
  • ダクト清掃・アミレンタル等のアフターサービス(ストック型収益)の積極展開による収益安定化

リスク

  • 焼肉業界の新規出店低迷:円安・物価高による仕入価格高騰と人件費上昇が既存店経営を圧迫し、主力製品・店舗環境売上が伸び悩む状況が継続
  • MBO・上場廃止プロセスリスク:ヤマタケ総業㈱による公開買付けが不成立となった場合や手続長期化による経営への影響
  • 海外市場の需要変動:台湾・ASEAN・北米での受注は大型案件依存度が高く、案件一巡後の反動減リスクが存在
  • 製品ミックスの悪化:利益率の低い店舗環境工事の比率上昇が売上総利益率を押し下げ、営業利益率の低下(前年同期14.0%→当期10.8%)が継続
  • 製品品質リスク:上引きフードSVR不具合等のリコール対応による追加費用発生の可能性(製品保証引当金60百万円計上中)
  • 地政学・マクロリスク:米国関税政策、ロシア・ウクライナ情勢、イラン情勢に伴う原油・物流費高騰、中国経済低迷による景気先行き不透明感

最終更新: 2025年9月18日