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株式会社CKサンエツ

5757東証プライム非鉄金属

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株式会社CKサンエツ5757

伸銅

黄銅棒・線・管を製造しグループ売上高の約88%を占める中核事業。

期間今期前期増減率
セグメント売上高(外部顧客)131,442百万円106,407百万円
セグメント利益11,177百万円7,089百万円
セグメント資産78,509百万円65,539百万円
販売量100,389トン89,884トン
セグメント利益率8.5%6.7%

事業詳細

黄銅棒・黄銅線・黄銅管を主力製品とし、自動車部品・家電製品・水栓金具等の素材として広範な産業に供給する。生産拠点はサンエツ金属(砺波事業所・高岡事業所・新日東工場)、日本伸銅(堺工場)、三谷伸銅(本社工場)。2025年4月1日付で三谷伸銅株式会社を連結子会社化し、販売量・売上規模が大幅に拡大した。銅相場の動向が業績に大きく影響する構造を持つ。

直近の概況

三谷伸銅の連結子会社化と銅相場高騰により売上高・利益が大幅増加。

2025年4月1日付で三谷伸銅株式会社(議決権比率75.58%取得、取得原価2,733百万円)を連結子会社化したことで販売量が前年同期比11.7%増の100,389トンに拡大。売上高は131,442百万円(同23.5%増)、セグメント利益は11,177百万円(同57.7%増)と大幅増益。LME価格高騰と円安により銅建値が1トン219万円まで上昇したことが売上・利益を押し上げた。一方、相場変動リスクヘッジのためのデリバティブ損失8,936百万円が営業外費用に計上され、経常利益を大きく圧迫した。

主要プロダクト

product
黄銅棒

鉛・カドミウム等の環境負荷物質を使用しない環境対応合金を実用化し多数の特許を保有。多品種少量生産にも対応し、特定市場においてオンリーワン製品を展開。

product
黄銅線

サンエツ金属および三谷伸銅の生産拠点で製造。OEM生産等により生産拠点集約と量産効果を追求。

product
黄銅管

住宅向け水栓金具等の素材として供給。砺波事業所への最新鋭横型連続鋳造設備導入により生産性向上・夜勤レス体制の実現を推進中。

成長ドライバー

  • 三谷伸銅の連結子会社化による販売量・売上規模の拡大(2025年4月1日付、議決権比率最終94.06%まで引き上げ)
  • 三谷伸銅とサンエツ金属の生産技術・ノウハウ相互活用によるシナジー効果(OEM生産・共同購買・生産拠点集約)
  • 砺波事業所への最新鋭横型連続鋳造設備導入による生産性向上・夜勤レス体制の実現
  • 半導体製造装置向けバッキングプレート等の精密部品需要取り込みによる高付加価値製品の拡大
  • 銅相場の高値推移による製品販売価格の上昇(次期業績予想では電気銅2,110千円/tを前提)
  • 環境対応合金の特許技術による製品差別化と特定市場でのオンリーワン製品展開

リスク

  • 銅・亜鉛の国際相場変動リスク(相場下落時は棚卸資産評価損の計上や売上高の減少が生じる可能性)
  • デリバティブ取引に伴う損益変動リスク(2026年3月期にデリバティブ損失8,936百万円・評価損251百万円が発生し経常利益を大幅に圧迫)
  • 国内伸銅市場の成熟・需要漸減リスク(国内市場は今後とも需要が漸減するものと推測)
  • 米国保護主義的通商政策・ホルムズ海峡封鎖等の地政学リスクによる資源・エネルギー価格上昇と貿易への影響
  • 三谷伸銅の統合・シナジー実現に係るPMIリスク(生産技術・ノウハウ統合の遅延や想定外のコスト発生)
  • 棚卸資産の大幅増加(仕掛品16,156百万円・原材料12,169百万円等)に伴う在庫リスクと運転資本の増大

最終更新: 2026年6月24日