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マーソ株式会社

5619東証グロース情報通信業

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マーソ株式会社5619

事業内容

マーソ株式会社は、人間ドック・健診予約サイト「MRSO.jp」を中核に、予防医療のデジタル化を推進するヘルステック企業。掲載医療施設数国内No.1(1,906件、2025年12月末)のプラットフォームを基盤に、個人向け予約・広告、医療施設・法人・行政向けDXサービスを展開する。

住友生命・明治安田生命・富国生命など大手生命保険会社との提携を通じた予約機能提供や、2025年4月に本格開始した法人予約(法人基盤約70万人)など、個人から法人・行政まで幅広い顧客層を対象とする。2023年12月に東京証券取引所グロース市場に上場。

ビジネスモデル

主力の予約売上は、受診者がMRSO.jp経由で予約・受診した際に医療施設から受診金額に応じたサービス利用料を収受する成果報酬型モデル。広告売上は医療施設の露出増加や企業プロモーション支援で安定収益を確保。

DX売上は医療施設・法人・行政向けWEB予約システムの提供によるストック型収益。2025年12月期の売上構成は予約56.5%、広告28.2%、DX15.2%。

企業の強み

MRSO.jpの掲載医療施設数は2025年12月末時点で1,906件(前期比+229件)。国公立病院から大手グループ病院、クリニックまで網羅し、株式会社ドゥ・ハウスの調査で個人向け人間ドック予約サイト検索上位3サイト中No.1と認定されている。

住友生命・明治安田生命・ソニー生命・富国生命・朝日生命・はなさく生命など大手生命保険会社との業務提携を通じて予約機能を提供。2025年4月開始の法人予約では法人基盤(契約済団体の健診対象者数)が既に約70万人規模に拡大している。

2016年にISMS(ISO27001)およびQMS(ISO9001)の認証を取得・更新し、2017年にはプライバシーマーク(Pマーク)も取得。医療・健康情報という機微データを扱うプラットフォームとして、制度的な信頼基盤を構築している。

エンヴァリスの着眼点

2026年12月期Q1の営業損失は△10百万円(前年同期△12百万円)、四半期純損失は△5百万円(前年同期△10百万円)と損失幅は縮小。売上高も前年同期比3.6%増の291百万円と微増成長を確認。

ただし通期業績予想は売上高1,262百万円(+17.1%)・営業損失△76百万円と、Q1進捗率は売上高で約23%にとどまり、下半期に向けた法人予約の本格化が通期達成の鍵を握る。

Q1において売上の先行指標である法人予約取扱高が前年同期比大幅増加と開示されているが、具体的な数値は非開示。取扱高から売上計上までのタイムラグ(健診実施後の成果報酬認識)を踏まえると、Q1の取扱高増加が売上・利益に反映されるのは主にQ2以降となる見込み。

外部環境として米国通商政策の転換や地政学リスクが企業の設備投資マインドに下押し圧力をかけており、法人健診需要の動向を引き続き注視する必要がある。

Q1の販売費及び一般管理費は235百万円(前年同期231百万円)と増加が続いており、売上総利益225百万円を上回る構造が継続。2026年12月期は人員拡大等の戦略的投資を積極化する方針であり、売上高+17.1%の通期予想達成には下半期の急加速が不可欠。

25名規模の小規模組織が採用・育成のボトルネックとなるリスクや、個人予約のSEO依存リスクが引き続き収益構造の脆弱性として残存する。

成長戦略

法人予約市場(約6,000億円)への本格参入とDXサービス拡充で収益構造を転換

企業・健保組合向け健診手配サービスを軸に、法人健診対象者数約70万人の基盤を活用して法人予約取扱高を拡大。2026年12月期Q1において取扱高は前年同期比大幅増加を達成しており、約6,000億円の法人予約市場への浸透を加速する。

継続的な営業活動を通じて掲載医療施設数を拡大し、予約売上・広告売上の基盤を強化。2025年12月末時点で1,906件を達成しており、施設数増加がプラットフォームの集客力向上に直結する。

医療施設・行政・法人向けWEB予約システムを中核に、健診予約から健康データ管理までの一気通貫DXサービスを展開。市町村を中心とする行政向けにも提供範囲を拡大し、DX売上の安定的な積み上げを図る。

2026年12月期に向けて人員拡大を含む戦略的投資を積極化。販売費及び一般管理費は増加傾向にあり、短期的な損失拡大を許容しつつ中長期的な収益基盤の構築を優先する方針。豊富なキャッシュ(1,637百万円)が投資余力を担保する。

最終更新: 2026年7月17日