北越メタル株式会社5446
鉄鋼事業(単一セグメント)
建設向け鋼材の製造・販売を行う新潟地盤の電炉メーカー
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(通期) | 23,598百万円 | 28,729百万円 | ↓ |
| 営業利益(通期) | △309百万円 | 668百万円 | ↓ |
| 経常利益(通期) | △201百万円 | 796百万円 | ↓ |
| 親会社株主に帰属する当期純利益(通期) | △339百万円 | 572百万円 | ↓ |
| 売上高営業利益率 | △1.3% | 2.3% | ↓ |
| 自己資本比率 | 69.3% | 66.7% | ↑ |
| 減価償却費(通期) | 1,062百万円 | 1,061百万円 | — |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 1,664百万円 | 1,618百万円 | ↑ |
| 現金及び現金同等物期末残高 | 2,289百万円 | 2,238百万円 | ↑ |
| 1株当たり純資産 | 4,643.29円 | 4,620.53円 | ↑ |
事業詳細
北越メタル株式会社は鉄鋼製品の製造加工・販売を唯一の事業とする単一セグメント企業。棒鋼・線材・形鋼などの素材製品から、UHYフープ・ファブデッキ・ロックボルト等の土木・建築向け加工製品まで一貫体制で展開。主要顧客は伊藤忠丸紅住商テクノスチール㈱(売上高の約39.6%)、阪和興業㈱(10.9%)、エムエム建材㈱(10.3%)。販売は国内完結で、新潟県を地盤とする電炉メーカー。
直近の概況
建設向け鋼材需要低迷と鉄スクラップ高騰が重なり2期ぶりの営業損失に転落
2026年3月期は売上高23,598百万円(前期比17.9%減)、営業損失309百万円(前期668百万円の営業利益)と大幅悪化。建設業界の人手不足・建設コスト高騰による工期遅延・計画見直しで販売数量が大きく減少したことに加え、鋼材市況の弱含みと年度後半からの鉄スクラップ価格高騰が採算性を直撃した。生産数量減による固定費負担増も製造コスト上昇に寄与。2027年3月期は売上高25,000百万円を見込むも、鉄スクラップ・エネルギーコストの急騰・高止まりにより営業損失900百万円、当期純損失800百万円と更なる損失拡大を予想。配当は2026年3月期に年間4.00円(前期45.00円)へ大幅減配し、2027年3月期は現時点で未定。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 加工品事業の拡販(ファブデッキ・ロックボルト等の高付加価値製品への注力)
- 建設現場の省人化ニーズに対応するプレキャスト工場向け製品の拡販
- メタルスプレッド(鉄スクラップ購入価格と製品販売価格の値差)の管理・拡大
- 「中期経営計画2027」に基づく収益力向上施策の推進
- 基幹システム更改・製造現場へのIT・デジタル技術実装による生産性向上
- 省エネルギー設備投資・電気炉更新によるコスト競争力強化
リスク
- 建設業界の人手不足・建設コスト高止まりによる鋼材需要の長期低迷
- 鋼材市況の弱含み継続による製品販売価格の下落圧力
- 鉄スクラップ等主原料価格の変動リスク(年度後半からの高騰が継続中)
- エネルギー調達コストの急騰・高止まりリスク
- 米国通商政策(関税等)による世界鉄鋼需給・世界経済への波及リスク
- 中東情勢の緊迫化によるエネルギー安定供給への不安など地政学リスクの高まり
- 伊藤忠丸紅住商テクノスチール㈱への売上集中リスク(売上高の約39.6%)
- 生産数量減少による固定費負担増・製造コスト上昇リスク
最終更新: 2026年6月23日

