株式会社ベーシック
519A・東証グロース・情報通信業
株式会社ベーシック
519A・東証グロース・情報通信業
特定サービスへの依存
売上高は「ferret One」と「formrun」の2プロダクトに大きく依存しており、競合激化等によりこれらの売上高が大幅に減少した場合、業績・財政状態に直接的な影響を及ぼすリスクがある。対応策として、フロント領域からバックオフィス領域に至るワークフロー全体の最適化を実現するプロダクト開発を進め、対象顧客層の拡大と競争力向上を図っている。
技術革新への対応
AI進化に代表される急速な技術革新と顧客ニーズの変化に対し、開発リソースの制約や新技術の成熟度・法的不確実性等により対応が遅れた場合、競争優位が失われ経営成績に影響を及ぼす。特に生成AI分野では著作権・学習データの適法性・生成物の権利関係に関する法的整理が進行中であり、将来的な規制強化によりサービスの見直しを迫られる可能性もある。当社はAI利用ガイドラインの整備と顧問弁護士と連携したリスクモニタリング体制を構築している。
特定人物への依存
代表取締役・秋山勝氏は創業者として経営方針・事業戦略の決定と遂行において重要な役割を担っており、同氏が業務継続困難となった場合、事業運営・経営成績・財政状態に影響を与える可能性がある。当社は内部管理体制の整備、権限の移譲、人材育成等を通じて特定人物への過度な依存解消に努めている。
システム障害
当社事業は通信ネットワークやサーバー等のネットワーク機器の作動環境に依存しており、自然災害・不正アクセス・電力供給停止等によるネットワーク切断や機器障害が発生した場合、経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。当社は適切なセキュリティや保護手段を講じたコンピュータ・システムを構築しているが、外部要因によるリスクを完全に排除することは困難である。
競合他社の動向
「ferret One」および「formrun」が属する領域では既存競合が存在し、今後は新規参入増加を含め競争環境が一層激化する可能性がある。競合企業の価格設定や製品・サービスの強化により効果的な差別化が行えない場合、経営成績・財政状態に影響を及ぼす。当社は競争環境の継続的把握と顧客ニーズを踏まえたサービス機能改善・付加価値向上に取り組んでいる。
市場環境の変化
国内SaaS市場はDX需要拡大を背景にCAGR10%以上で成長しているが、国内外の経済情勢悪化や企業のIT投資方針変化により、デジタル関連投資・マーケティング支出が抑制される場合、業績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。当社は市場動向を日々注視し、経営戦略に柔軟に織り込む体制構築に努めている。
情報セキュリティ・個人情報漏洩
悪意あるハッキングやコンピューターウィルス等により保有する個人情報が漏洩・盗用された場合、社会的信用の喪失と経営成績・財政状態への影響が生じるリスクがある。当社はプライバシーマークおよびISMS(ISO27001)を取得し、情報セキュリティ基本方針の策定・定期的な脆弱性診断等のセキュリティ改善活動を実施しているが、リスクの完全排除は困難としている。
VCによる株式売却リスク
本書提出日現在、ベンチャーキャピタルが組成した投資事業有限責任組合が保有する株式数は548,146株(公募増資前発行済株式総数比9.3%)に上り、上場後にVC等が保有株式の一部または全部を市場で売却した場合、株式の需給バランスが短期的に損なわれ株価形成に影響を及ぼす可能性がある。当社として直接的な対応策は記載されていないが、開示の透明性確保に努める方針である。
新規プロダクトの開発・展開
2026年1月にワークフロー構築ツール「workrun」およびAIプラットフォーム「AIBOW」をリリースし、AIチャットボット「askrun」も開発中であるが、開発スケジュールの遅延・機能品質の不足等により予定どおりの顧客獲得や採算性確保が進まない不確実性が存在する。当社は開発マイルストーン管理や先行導入企業との共創を通じてリスク低減に努めているが、新規プロダクト特有の不確実性は残存する。
税務上の繰越欠損金
2025年12月期末時点で税務上の繰越欠損金が存在するため現在は通常税率の法人税等が課されていないが、今後業績が順調に推移し繰越欠損金が解消した場合、通常の法人税率に基づく課税負担が生じ、経営成績・財政状態に影響を及ぼす可能性がある。当社は将来の課税負担を見据えつつ、安定的な収益基盤の構築と財務健全性の維持に努めている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年4月28日

