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株式会社ヌーラボ

5033東証グロース情報通信業

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株式会社ヌーラボ5033

クラウドサービス事業(単一セグメント)

チームコラボレーション支援SaaSを国内外に展開する単一事業会社

期間今期前期増減率
売上高(通期・2026年3月期)4,393百万円4,112百万円
営業利益(通期・2026年3月期)354百万円640百万円
経常利益(通期・2026年3月期)374百万円641百万円
親会社株主に帰属する当期純利益(通期・2026年3月期)178百万円552百万円
売上高営業利益率(2026年3月期)8.1%15.6%
前受収益(2026年3月期末)1,874百万円1,734百万円
1株当たり当期純利益(2026年3月期)27.67円85.25円
売上高(通期・2027年3月期予想)4,734百万円(前期比7.7%増)4,393百万円
営業利益(通期・2027年3月期予想)650百万円(前期比83.3%増)354百万円

事業詳細

株式会社ヌーラボは「チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくするツールを提供する」方針の下、プロジェクト管理ツール「Backlog」、オンライン作図ツール「Cacoo」、セキュリティ・ガバナンスツール「Nulab Pass」をSaaS型で提供する。主要顧客は国内企業で、サブスクリプション課金モデルにより継続収益を獲得。2025年12月にTypetalkのサービスを終了し、経営資源を主力3サービスに集中。海外子会社(米国・オランダ)は清算を決定し、国内事業への集中を進めている。

直近の概況

増収確保も先行投資・海外子会社清算コストで大幅減益、来期は過去最高益更新を見込む

2026年3月期は売上高4,393百万円(前期比6.8%増)と増収を確保したが、中長期成長に向けた開発・投資強化により販売費及び一般管理費が2,888百万円(前期比24.3%増)に膨らみ、営業利益は354百万円(前期比44.6%減)に大幅減少。加えて、Nulab USA, Inc.及びNulab Netherlands B.V.の清算決定に伴い事業構造改善引当金102百万円・減損損失12百万円を特別損失に計上し、当期純利益は178百万円(前期比67.7%減)となった。Typetalkは2025年12月1日にサービス終了。2026年3月に「Backlog AIアシスタント」を正式リリースし、有料オプション拡販を推進中。2027年3月期は営業利益650百万円(前期比83.3%増)と過去最高益更新を見込む。

主要プロダクト

product
Backlog

タスク管理・課題管理・ガントチャート等を備えるプロジェクト管理ツール。ユーザー数無制限のライセンス形態が特徴。2026年3月に生成AIを活用した新機能「Backlog AIアシスタント」を正式リリース。有料オプションとして拡販を推進中。グループ売上の中核を担う主力プロダクト。

product
Cacoo

フローチャート、ワイヤーフレーム、ネットワーク図等の作成・共有が可能なSaaSツール。Backlogとの連携によりプロジェクト管理との統合利用が可能。

product
Nulab Pass

Nulab製品群のアカウント管理・セキュリティ統制を一元化するツール。企業のDX推進に伴う情報セキュリティ需要の高まりを背景に高成長を継続。Backlog・Cacooとのクロスセルによる収益拡大が期待される。

service
Backlog AIアシスタント

ベータ版での高い評価を背景に既存顧客から強い引き合いを獲得。有料オプションとして拡販を推進中。ユーザー数無制限ライセンスで蓄積された膨大なナレッジデータとAIを組み合わせた機能開発を加速させる方針。

成長ドライバー

  • Backlogの有料契約件数増加および前受収益の継続的拡大(2026年3月期末前受収益1,874百万円、前期比8.1%増)
  • 「Backlog AIアシスタント」有料オプションの拡販による客単価向上
  • Nulab Passの高成長継続によるBacklogとのクロスセル効果
  • 企業のDX推進・情報セキュリティ強化需要を背景としたプロジェクト管理ツール市場の拡大(SaaS型プロジェクト管理ツール市場の年平均17.5%成長推定、富士キメラ総研2025年版)
  • ユーザー数無制限ライセンス形態を活かした蓄積ナレッジデータとAIの組み合わせによる製品競争力強化
  • 新規事業創出プログラム「Nu Source(ヌーソース)」および新プロダクト開発・M&Aによる非連続成長の追求
  • 海外子会社清算による経営資源の国内主力事業への集中と財務体質の健全化

リスク

  • 先行投資拡大(開発費・セールス・マーケティング費・AI開発費)による短期的な利益水準の変動リスク(2026年3月期販売費及び一般管理費前期比24.3%増)
  • 海外子会社(Nulab USA, Inc.・Nulab Netherlands B.V.)清算に伴う実際発生費用が見積額を超過するリスク(事業構造改善引当金102百万円計上済み)
  • Typetalkサービス終了に伴う既存顧客への影響および売上減少
  • 競合他社(国内外のプロジェクト管理・コラボレーションSaaS)との競争激化
  • 顧客の機密情報を預かるサービス特性上の情報セキュリティリスク
  • 売上高の大部分が国内市場に依存しており、国内景気悪化・個人消費鈍化の影響を受けやすい
  • 新規事業(Nu Source等)が期待通りの収益貢献に至らないリスク
  • 営業キャッシュ・フローの大幅減少(2026年3月期282百万円、前期749百万円)による投資余力の低下

最終更新: 2026年6月24日