事業内容
サークレイス株式会社は、Salesforce・ServiceNow・Databricks・AWS・Microsoft・Anaplanなど世界最先端のITプラットフォームを活用し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するコンサルティング企業。コンサルティング事業(売上構成比77%)とアオラナウ事業(同23%)の2セグメントを展開し、戦略立案から設計・構築・運用・定着支援までをワンストップで提供する。
加えて、海外駐在員管理に特化した自社SaaS「AGAVE」(契約ユーザーID数12,000超)を展開し、リカーリング収益基盤も有する。主要顧客は国内大手・中堅企業の情報システム部門・人事部門・経営企画部門等であり、2022年4月に東京証券取引所グロース市場に上場している。
ビジネスモデル
コンサルティング事業では、クラウド導入・業務設計・AI活用支援等のプロジェクト型収益に加え、Onsite Serviceやカスタマーサクセスによるストックビジネスを組み合わせる。SaaS「AGAVE」は月額課金モデルで安定収益を確保し、2026年3月期売上高190百万円(前期比+25.6%)を達成。
アオラナウ事業はServiceNow特化の伴走型コンサルティングで、導入から定着まで一貫支援することで継続的な受注拡大を実現している。
企業の強み
Salesforce・ServiceNow・Databricks・AWS・Microsoft・Anaplanと複数の主要クラウドプラットフォームに対応し、顧客の多様なDX課題に対してワンストップで提案できる体制を構築。2026年3月期のコンサルティング事業売上高は3,498百万円(前期比+7.9%)と堅調に推移し、AI&Data Innovationは前期比+17.1%と高成長を記録している。
海外駐在員管理に特化したSaaS「AGAVE」は2026年3月末時点で契約ユーザーID数12,000超を達成し、月額課金による安定収益基盤を確立。2026年3月期のSaaS売上高は190百万円(前期比+25.6%増)と成長継続中。
生成AIを活用したAIヘルプデスク機能の追加など機能拡充も継続しており、顧客の利用継続率が高い。
2023年8月設立のアオラナウ株式会社(ServiceNow特化)は、2026年3月期に売上高1,043百万円(前期比+85.7%増)、セグメント利益35百万円(前期は△118百万円)と黒字転換を達成。投資フェーズから本格成長フェーズへ移行し、コンサルティング事業とのクロスセル連携も進展している。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2022年3月期2,266百万円から2026年3月期4,540百万円へと5期で約2倍に拡大。営業利益は2024年3月期に85百万円の赤字を計上したが、2025年3月期に204百万円で黒字転換し、2026年3月期は266百万円へさらに拡大した。
アオラナウ事業の黒字転換(セグメント利益35百万円)がグループ全体の収益改善に寄与。外部要因として国内DX投資需要の底堅さ・生成AI活用拡大が追い風となっている。
一方、営業CFは57百万円の支出に転じており、設備投資(有形固定資産取得215百万円)と運転資本増加が現金残高を833百万円から537百万円へ圧縮した点は注視が必要。
成長戦略
マルチクラウド×生成AI×アオラナウ本格稼働で中長期的収益基盤を多層化
Salesforce・Anaplan等を活用したコンサルティングサービスの既存顧客満足度向上・アップセルを継続しつつ、AI&Data Innovationの堅調推移を維持。一部想定を下回ったコンサルティング領域では効率化施策を継続し、利益率の回復を図る。
海外給与計算の新機能実装等によりAGAVEの付加価値を高め、アップセルと新規顧客獲得を継続。ストック型収益の積み上げにより収益安定性を向上させ、プロジェクト型収益の変動リスクを補完する。
2026年3月期に黒字転換(セグメント利益35百万円)を達成し投資フェーズを終了。ServiceNow市場の拡大を背景に受注拡大と収益基盤強化を継続し、2027年3月期は加速度的な成長を目指す。コンサルティング事業とのクロスセルも強化する。
2026年4月に転換社債引受(合計89百万円)を実行し、Salesforce/ServiceNow等のソリューション選定時に当社が開発業務を受託する案件獲得チャネルの拡大を図る。2027年12月21日までに株式転換可能な条項を付与。
最終更新: 2026年7月19日

