北興化学工業株式会社4992
農薬事業
北興化学工業の主力セグメント。国内外で農薬製品・原体を製造・販売。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2026年11月期中間期) | 23,832百万円 | 21,279百万円(2025年11月期中間期) | ↑ |
| 営業利益(2026年11月期中間期) | 2,673百万円 | 1,712百万円(2025年11月期中間期) | ↑ |
| 売上高前年同期比(2026年11月期中間期) | +12.0% | — | ↑ |
| 営業利益前年同期比(2026年11月期中間期) | +56.1% | — | ↑ |
| 売上高(2025年11月期通期) | 29,398百万円 | — | ↑ |
| 営業利益(2025年11月期通期) | 838百万円 | — | ↑ |
事業詳細
農薬製品および農薬原体の製造・販売を行う同社の中核事業。連結子会社の北興産業㈱・美瑛白土工業㈱が一部販売を担う。国内では全国農業協同組合連合会(JA全農)が主要顧客(2025年11月期売上高の42.0%を占める)。海外では米国子会社HOKKO CHEMICAL AMERICA CORPORATIONが北中南米市場の調査・普及活動を担い、インド・ブラジル等への輸出が拡大している。水稲剤・園芸剤を中心に国内販売が堅調で、自社原体の創製・登録国拡大を通じたグローバル展開を推進している。
直近の概況
農薬事業が大幅増収増益。国内外販売が好調で営業利益は前年同期比56.1%増。
2026年11月期中間期(2025年12月~2026年5月)において、農薬事業の売上高は23,832百万円(前年同期比+2,553百万円、+12.0%)、営業利益は2,673百万円(前年同期比+961百万円、+56.1%)と大幅な増収増益を達成した。国内販売は水稲剤・園芸剤ともに順調に推移し、海外販売は主にインド・ブラジル向けが増加。前倒し受注の影響や円安も寄与した。売上高増加に加え利益率の向上が営業利益の大幅増加につながった。農薬原体関連の受取手数料(249百万円)を加味した実質的な農薬事業利益は2,921百万円となる。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 防除意欲の高まりを背景とした国内水稲剤・園芸剤の販売好調(前年に続き防除意欲が高い状況が継続)
- インド・ブラジルを中心とした海外販売の拡大および前倒し受注の取り込み
- 円安による海外売上の円換算額押し上げ効果
- 売上高増加および利益率向上による営業レバレッジの発揮(中間期営業利益+56.1%)
- 自社原体イプフェンカルバゾンの登録国拡大(2025年度末8ヵ国)による海外市場開拓
- 高拡散性粒剤「楽粒®」の品目拡充・普及拡大による付加価値向上
- 2030年度を目途とした生産拠点集約(北海道工場・新潟工場)による製造コスト低減
- これまでの普及推進活動の成果の顕在化
リスク
- 国内農業従事者の高齢化・後継者不足・耕作面積減少による国内市場の長期的縮小リスク
- 中国経済の減速による中国向け輸出の減少(2025年11月期に顕在化)
- 原材料調達コストの上昇および調達リスク(農薬原料の一部を美瑛白土工業㈱が製造)
- 米国の通商政策をめぐる動向が輸出・海外事業に与える影響
- 気象条件(病害虫発生状況・天候)による農薬需要の変動リスク
- 農薬登録規制の強化や「みどりの食料システム戦略」に伴う化学農薬使用規制の拡大
- 前倒し受注の反動による下半期需要の変動リスク
最終更新: 2026年3月30日

