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4980東証プライム化学

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デクセリアルズ株式会社4980

光学材料部品

光学フィルム・光学樹脂材料でディスプレイ・車載向けに高機能材料を供給するセグメント

期間今期前期増減率
売上高(セグメント間取引含む)47,971百万円50,647百万円
外部顧客への売上高47,162百万円50,039百万円
事業利益14,308百万円14,556百万円
事業利益率29.8%28.7%
減価償却費及び償却費3,564百万円3,431百万円

事業詳細

反射防止フィルム(ARF)・精密接合用樹脂等の光学フィルムカテゴリーと、光学弾性樹脂(SVR)・光ディスク用UV硬化型樹脂等の光学樹脂材料カテゴリーで構成。スマートフォン・ノートPC・タブレット・車載ディスプレイ向けに液晶パネルメーカー及びセットメーカーへ全品カスタマイズ品を販売。スパッタ製法による反射防止フィルムは低反射特性と耐擦傷性で高い競争優位を持つ。なお、蛍光体フィルムは前期上期末で販売終息済み。

直近の概況

蛍光体フィルム販売終息が直撃し売上高は5.3%減も、精密接合用樹脂の堅調で利益率は改善

2026年3月期の光学材料部品セグメントは、前期上期末で蛍光体フィルムの販売が終息した構造的影響により売上高は47,971百万円(前期比5.3%減)となった。ノートPC向けARFは上期好調も下期に需要が落ち着き微減、車載向けARFは採用モデル数増加・ディスプレイ面積拡大で微増と全体横ばい。精密接合用樹脂はハイエンドスマートフォン向け採用モデルの販売数量増加で堅調推移。事業利益は14,308百万円(前期比1.7%減)にとどまり、事業利益率は29.8%と前期の28.7%から改善した。

主要プロダクト

product
反射防止フィルム(ARF)

低反射特性と耐擦傷性を両立するスパッタ製法が競争優位の源泉。ノートPC向けは最終製品の買い替え需要を追い風に上期まで好調に推移したが、下期に需要が落ち着き微減。車載向けは採用モデル数の増加およびディスプレイ面積の拡大により微増。全体では横ばい。

product
精密接合用樹脂

ハイエンドスマートフォン向け製品が採用モデルの販売数量増加により当期も堅調に推移。増収効果がセグメント利益に貢献したが、ARFの減収影響を補うには至らなかった。

product
光学弾性樹脂(SVR)

スマートフォン・タブレット向けディスプレイの貼合工程に使用される高機能樹脂材料。液晶パネルメーカー及びセットメーカーへカスタマイズ品を供給。

product
蛍光体フィルム

前連結会計年度上期末で販売が終息し、当期(2026年3月期)は売上高への貢献がゼロとなった。これがセグメント売上高の前期比減少の主因となっている。

product
光ディスク用紫外線硬化型樹脂

光ディスク製造工程における貼合・コーティング用途向けに供給されるUV硬化型樹脂材料。

成長ドライバー

  • 車載ディスプレイの大型化・高機能化に伴う反射防止フィルム(ARF)の採用モデル数増加およびディスプレイ面積拡大
  • ハイエンドスマートフォン向け精密接合用樹脂の採用モデル販売数量増加による増収効果
  • ノートPC向けARFにおける最終製品の買い替え需要(上期まで好調に推移)
  • 蛍光体フィルム販売終息後の製品ポートフォリオ再構築による高付加価値製品比率の向上

リスク

  • 蛍光体フィルムの販売終息による売上高の構造的減少(当期より売上貢献ゼロ)
  • ノートPC向けARFの下期需要鈍化および一部採用モデルの販売数量減少リスク
  • 精密接合用樹脂においてハイエンドスマートフォン向け採用モデルの数量変動リスク
  • 円高進行による売上・利益への為替影響
  • 主要顧客(日東電工株式会社及びその子会社)への売上集中リスク
  • 顧客都合による引き渡し時期変動に伴う四半期業績変動リスク

最終更新: 2026年6月22日