原料調達リスク
世界景気・需給バランス・自然災害・為替変動・インフレーション等により天然原料をはじめとする原料価格が高騰した場合、業績が悪化する可能性がある。また、地政学的リスクや購入先の事故によるサプライチェーン分断、中長期調達原料の市場価格急落による利益未達リスクも存在する。対応策として、グローバル調達・複社購買による調達多様化、サプライヤーとの契約見直し、TfS参画による責任ある調達活動を推進している。
気候変動リスク
事業展開各国における環境規制強化・環境税賦課・顧客からの環境要求高度化に対応できない場合、レピュテーションおよび業績に影響を与える可能性がある。また、地球温暖化に起因する異常気象・自然災害の増加により天然原料の供給制約と価格高騰が生じるリスクもある。TCFDへの賛同・SBTi基準に則った温室効果ガス削減目標の設定・グリーンケミストリーを中心とした環境適応型製品開発を推進している。
グローバル事業展開リスク
事業展開各国における法律・規制・税制の大きな変化、テロ・戦争等の政治的・経済的混乱、感染症蔓延等の社会的混乱により、現地の生産活動や販売活動に影響を及ぼす可能性がある。海外売上高比率の高まりにより、こうしたリスクの影響範囲は広範にわたる。各国の政治・経済情勢や法規制動向に関する継続的な情報収集により対応している。
為替・経済変動リスク
世界的な景気後退や需要減少により製品需要が低下した場合、売上高の減少につながる可能性があり、消費者の嗜好品買い控えも業績に影響する。連結売上高における海外売上高比率の高まりにより、為替レート変動が円換算後の連結財務諸表に影響を与えるリスクも存在する。事業ポートフォリオ拡充によるリスク分散、各国主要ビジネス基盤の強化、為替変動を織り込んだ収益計画策定により対応している。
研究開発リスク
バイオ・グリーンケミストリー・AI等の技術革新において研究開発の遅延・成果未達・市場ニーズとの乖離が生じた場合、競争優位性が低下し中長期的な成長に影響を及ぼす可能性がある。また、技術・知的財産の陳腐化に伴う競合他社参入により既存製品の市場シェアが縮小するリスクもある。独自触媒技術・最新バイオ技術の活用、外部研究機関とのオープンイノベーション、知的財産戦略の実行により対応している。
販売競争リスク
競合他社の買収等による業界再編により市場シェアや優位性が低下する可能性があり、グローバル展開する顧客からのコアサプライヤー認定獲得競争も業績に影響を及ぼす可能性がある。競合他社の参入による既存製品の市場シェア低下リスクも存在する。独自性を活かした付加価値製品の開発・差別化されたサービス提供・グローバルリソースの最適配分による戦略高度化で対応している。
製品品質リスク
重大な品質クレームや製品安全性への懸念が生じた場合、リコールによる金銭的損失や顧客・ステークホルダーからの信用低下につながる可能性がある。原料調達先・自社工場・製造委託先の製造プロセスの不備により最終製品の品質問題が発生した場合、回収・販売停止等により製品供給が不能となるリスクもある。品質方針に基づく国内外製造拠点での品質監査・プロセス安全管理の高度化・データインテグリティ確保・製造委託先への定期監査実施により対応している。
災害・事故リスク
パンデミック・自然災害・自社事業所での火災・事故等により事業活動に支障が生じ、生産・販売停止により製品供給が不能となる可能性がある。原料サプライヤーでの事故による生産減少・原料価格高騰も業績に影響を与えるリスクがある。定期的な安全監査の実施・危機管理体制の整備・国内外拠点でのBCP整備・複社購買推進によりリスク軽減を図っている。
情報セキュリティリスク
不正アクセス・コンピュータウイルス感染・ランサムウェア等高度化するサイバー攻撃によりシステム障害が発生した場合、業務停滞により業績・財務状況に甚大な影響を与える可能性がある。企業情報・個人情報の流出による社会的信頼の低下や、新システム導入時の習熟度不足による生産・販売遅延リスクも存在する。最先端技術による侵入検知システムの導入・継続的な社員教育・標的型メール訓練・新システム導入時の事前準備強化により対応している。
人材確保・活用リスク
グローバルに多様な人材を擁する中で、その有機的な活用ができない場合、または各地域事業に必要な資質・能力を持つ人材を確保できない場合、事業成長の制約や競争力低下につながる可能性がある。ダイバーシティ経営を推進しているものの、グローバル規模での人材マネジメントは複雑性を伴う。各国拠点間での積極的な人材異動によるグローバル人材育成・グローバルレベルでの適材適所推進・日本発アジア発の香料会社という特徴を活かした人材確保により対応している。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

