株式会社レナサイエンス4889
株式会社レナサイエンス(単一セグメント)
医薬品・医療機器・AIプログラム医療機器の研究開発を行う創薬ベンチャー
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 事業収益 | 68百万円 | 132百万円 | ↓ |
| 営業損失 | △356百万円 | △178百万円 | ↓ |
| 経常損失 | △300百万円 | △178百万円 | ↓ |
| 当期純損失 | △301百万円 | 113百万円(純利益) | ↓ |
| 総資産 | 3,503百万円 | 1,871百万円 | ↑ |
| 純資産 | 3,322百万円 | 1,720百万円 | ↑ |
| 自己資本比率 | 94.5% | 91.9% | ↑ |
| 現金及び現金同等物期末残高 | 3,402百万円 | 1,799百万円 | ↑ |
| 研究開発費 | 201百万円 | - | — |
| 1株当たり純資産 | 240円26銭 | 135円32銭 | ↑ |
| 次期(2027年3月期)事業収益予想 | 43百万円 | 68百万円 | ↓ |
| 次期(2027年3月期)営業損失予想 | △585百万円 | △356百万円 | ↓ |
事業詳細
PAI-1阻害薬RS5614を中核に、がん・呼吸器疾患・抗加齢領域の医薬品開発と、AIを活用したプログラム医療機器(SaMD)開発を並行して推進。医師主導治験を活用したオープンイノベーション型の開発モデルを採用し、大学・医療機関との連携により少ない自社リソースで多数のパイプラインを展開。事業収益はマイルストーン収入・契約一時金・受託研究収入が主体。単一セグメントで運営。
直近の概況
第三者割当増資で財務基盤を大幅強化、複数パイプラインで臨床試験が進展
2026年3月期は米国機関投資家CVI Investmentsとのエクイティ・プログラム契約に基づく第三者割当増資(4回)により株式発行収入1,881百万円を計上、現金残高が3,402百万円に増加。事業収益は68百万円(前期比48.3%減)、営業損失は356百万円(前期比拡大)。血管肉腫第Ⅱ相試験が完了しPFS4.0ヶ月・OS20.8ヶ月と既存治療を凌駕する結果を取得。悪性黒色腫第Ⅲ相試験は2026年4月21日時点で89名登録と順調に進捗。非小細胞肺がん前期第Ⅱ相試験が完了し奏効率8.3%(3次治療単独では18.2%)を確認、後期第Ⅱ相試験を2026年4月に開始。全身性強皮症ILD第Ⅱ相試験が完了し主要評価項目の有意差は認められなかった。XPRIZE Healthspanセミファイナル臨床試験(20例)を実施し速報結果は2026年5月中頃予定。維持血液透析SaMDは正解率92.2%を達成しニプロとの共同開発契約変更覚書を締結。
主要プロダクト
成長ドライバー
- PAI-1阻害薬RS5614の悪性黒色腫第Ⅲ相試験(国内18施設・124例目標、2026年4月時点89名登録)の順調な進捗による薬事承認・ライセンスアウト機会の拡大
- 血管肉腫第Ⅱ相試験でPFS4.0ヶ月・OS20.8ヶ月と既存治療(パゾパニブ:2.8ヶ月・12.1ヶ月)を凌駕する結果を取得し、速やかな第Ⅲ相試験移行を予定
- 非小細胞肺がん後期第Ⅱ相試験(2026年4月開始)がAMED令和8年度「臨床研究・治験推進研究事業」に採択され、2027年3月期から2029年3月期の収益性改善が見込まれる
- XPRIZE Healthspanセミファイナリスト入賞(賞金25万米ドル取得)を契機とした抗加齢・長寿分野の国際展開(ノースウエスタン大学・KAIMRC・台北医学大学との基本合意書締結)
- 維持血液透析医療支援SaMD(RSAI02)が正解率92.2%を達成し専門医に対する非劣性を実証、ニプロとの共同開発契約変更覚書締結により薬事承認申請・事業化を加速
- 第三者割当増資(CVI Investments)により現金及び預金が3,402百万円に増加し、複数の第Ⅲ相試験・第Ⅱ相試験を継続実施できる財務基盤を確保
- 台北医学大学との悪性黒色腫ブリッジング試験契約締結、KAIMRC・ノースウエスタン大学との連携による国際的な薬事承認・事業展開の加速
リスク
- 事業収益の大部分がマイルストーン・契約一時金・受託研究収入に依存しており、収益計上タイミングが不規則で予測困難(2027年3月期予想事業収益は43百万円と前期比さらに減少)
- 次期(2027年3月期)の営業損失予想が585百万円と2026年3月期(356百万円)から大幅拡大見込みであり、複数の第Ⅲ相試験・第Ⅱ相試験の同時並行実施による研究開発費増加が継続
- PAI-1阻害薬RS5614の物質特許存続期間が2030年3月末(日本等)・2030年8月(米国)に満了予定であり、用途特許による保護期間延長が事業価値維持に重要
- 第三者割当増資(エクイティ・プログラム契約)による株式希薄化リスク(2026年3月期に1,065,200株発行、新株予約権3,499個(潜在株式数692,300株)が残存)
- 全身性強皮症ILD第Ⅱ相試験で主要評価項目(%FVC変化量)の有意差が認められず、一部パイプラインの開発中断・方針変更リスクが顕在化
- 臨床試験の結果が有効性・安全性の基準を満たさない場合、ライセンスアウト機会の喪失および追加開発費用の発生リスク
- 継続企業の前提に関する注記は該当なしとされているが、営業キャッシュアウトフローが291百万円と拡大傾向にあり、資金調達が滞った場合の事業継続リスク
最終更新: 2026年6月23日

