事業内容
ビジネスエンジニアリング株式会社(B-EN-G)は、製造業を主要顧客とする情報サービス企業。1999年に東洋エンジニアリングのSI事業を継承し、25年超の製造業IT支援実績を持つ。
事業は「ソリューション事業」(他社ERP活用によるシステム構築)、「プロダクト事業」(自社開発ERP「mcframe」のパートナー経由販売)、「システムサポート事業」(子会社BSSによる運用・保守)の3セグメントで構成。世界25か国での展開実績を持ち、日系製造業のグローバルIT化を支援。
東京証券取引所プライム市場上場。
ビジネスモデル
収益の約63%をソリューション事業(他社ERP活用のシステム構築・導入)、約34%をプロダクト事業(自社開発「mcframe」のライセンス販売・導入支援)が占める。プロダクト事業はビジネスパートナー経由の間接販売モデルを採用し、セグメント利益率37.2%の高収益構造を実現。
SaaS型製品の拡充によりストック収益化も推進中。システムサポート事業は子会社BSSが安定的な運用・保守収益を提供する。
企業の強み
2025期は営業利益4,676百万円(前期比20.4%増)、当期純利益3,330百万円(前期比26.8%増)を達成し、各利益指標で9期連続の過去最高益を更新。売上高も3期連続で過去最高を更新し、20,777百万円に到達。ROEは27.4%と高水準を維持。
自社開発ERP「mcframe」のライセンス売上高は5,120百万円(前期比17.3%増)で過去最高を連続更新。プロダクト事業全体のセグメント利益率は37.2%に達し、受注高も7,550百万円(前期比16.6%増)と加速。ビジネスパートナー経由の間接販売モデルが収益性を支える。
東洋エンジニアリングの工場システム化支援事業を起源とする30年超の製造業IT支援実績を有する。世界25か国での展開実績をベースに、日系製造業のグローバルIT化を支援。米国子会社Business Engineering America, Inc.を通じた海外展開体制も整備済み。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期17,855百万円から2025期20,777百万円へ5期で16.4%増加。成長率は各期3〜6%台で安定的に推移。
一方、営業利益は同期間2,033百万円から4,676百万円へ2.3倍に拡大し、営業利益率は11.4%から22.5%へ大幅改善。当期純利益も1,379百万円から3,330百万円へ2.4倍に成長。
2025期の売上総利益率43.8%(前期比+3.5pt)が示すように、プロダクト事業のライセンス伸長とソリューション事業の採算改善が利益率を構造的に押し上げている。
成長戦略
「経営Vision 2026 改訂版」の4つの柱でDX・グローバル・SaaSを推進
ERP・MES・データ分析・クラウドを組み合わせた複合型ソリューションにより製造業の業務効率化DXを推進。mcframeライセンス売上高5,120百万円(前期比17.3%増)で過去最高を連続更新し、需要取り込みが進捗。
「mcframe X」(mcframeのSaaS対応版)の開発・販売・導入プロジェクトを推進。顧客の所有型・利用型ニーズへの柔軟な対応を目指し、クラウドサービス関連技術の調査・研究も継続実施。設備投資のうちプロダクト事業向け840百万円の大半がソフトウェア開発関連投資。
世界25か国の展開実績を基盤に、東京本社と現地法人・現地パートナーの一体的支援体制を拡充。株式会社シムトップスへの資本参加により「mcframe RAKU-PAD」の海外市場展開を強化。クラウドを活用した日本本社・海外拠点連携システムの提供も強化。
人材採用・育成・定着・エンゲージメント向上・働き方改革・DE&Iを推進。システムサポート事業では人材採用強化のため秋田県に新拠点を設立し、地方での採用・供給体制を拡充。研究開発費124百万円・設備投資1,084百万円を計上し、人材・技術基盤への重点投資を継続。
製造業のサステナビリティを支える製品・サービスの拡充に取り組み、統合報告書を初めて発行。マテリアリティKPIを設定し、CDPの2024年評価「気候変動」分野で「B」スコアを獲得。
最終更新: 2026年4月27日

