株式会社フツパー
478A・東証グロース・情報通信業
株式会社フツパー
478A・東証グロース・情報通信業
事業内容
株式会社フツパーは「最新テクノロジーを確かな労働力に」をミッションに掲げ、深刻な人手不足とDX化遅延に直面する日本の製造業向けに、AI・IoT技術を活用したサービスを提供する。主力の外観検査自動化AI「メキキバイト」を中心に、分析AI「カスタムHutzperAI」、人材配置最適化「スキルパズル」、ローカル生成AI「ラクラグ」を展開。
光学設計からAIモデル構築・運用管理までを一気通貫で提供する点が特徴で、2025年12月期の取引社数は147社(前期114社)。2025年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した。
主要顧客は食品・化学繊維・自動車等の製造業(売上構成比76.2%)で、物流・建設等にも展開している。
ビジネスモデル
画像認識AIサービスでは、初年度にハードウェア販売(スポット)とAI構築・ライセンス利用料(月額サブスクリプション)を組み合わせ、2年目以降はライセンス収入(月額98,000円)が継続的に積み上がる構造。2025年12月期のサブスクリプション解約率は0.23%と極めて低く、ライセンス収入は前期比32.2%増の89百万円。
分析AIサービスはスポット販売が中心。売上高1,257百万円に対し営業利益率31.6%を達成しており、売上拡大に伴う利益率の改善が顕著である。
企業の強み
光学設計・ハードウェア選定から本番環境でのAIモデル構築・排除機構連携・クラウド運用管理まで一気通貫で提供。エッジAIとクラウド「Hutzper Insight」のハイブリッド構成に係る特許技術を保有し、顧客自身によるノーコードでのAI再学習を可能にしている。
製造業出身エンジニアが多数在籍し、43名体制で高い実装力を維持している。
サブスクリプション契約の解約率は創業以来低水準を維持し、2025年12月期は0.23%。これにより継続顧客売上高は前期比212.5%増の837百万円に急拡大。既存顧客への複数ライン展開が主要な成長ドライバーとなっており、顧客基盤の深耕による収益の安定性・予測可能性が高い。
2025年12月期の売上高は前期比108.4%増の1,257百万円、営業利益は397百万円(前期は69百万円の営業損失)と大幅な黒字転換を達成。売上総利益率は65.0%、営業利益率は31.6%に達しており、売上拡大に対して販管費の伸びが11.3%増に抑制されたことで高い利益率を実現した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
2025年12月期は売上高1,257百万円・営業利益397百万円・当期利益304百万円を達成。2026年12月期は通期売上高2,000百万円(前期比59.3%増)・営業利益480百万円(同21.2%増)を予想し、Q1実績は売上高296百万円・営業利益56百万円・四半期純利益41百万円を計上した。
売上総利益率は69.8%(売上総利益207百万円)、営業利益率は18.9%と高水準を維持。外部要因として国内製造DX市場における生成AIを含むDX投資の継続が事業環境を堅調に支えている。
財政面では総資産2,336百万円・純資産2,125百万円・自己資本比率91.0%と健全性を維持している。
成長戦略
既存顧客深耕・新規開拓・エリア拡大・海外展開の多層的成長戦略
低解約率(0.23%)を維持しながら既存115社への追加導入・機能拡張を推進。Q1のライセンス収入29百万円を積み上げ、ストック型収益の拡大を図る。
社員増加に伴う関東支社移転を実施し、首都圏での営業・フォロー体制を強化。複数展示会への出展によるリード獲得強化も並行して推進している。
国内外のエリア拡大に向けた準備をQ1より開始。海外製造業向けAI需要の取り込みを目指し、体制構築を進めている段階。
Q1において積極的な採用活動を実施し、社内基盤の拡充を図っている。発行済株式数はQ1末10,162,500株(前期末10,040,000株)と、ストック・オプション行使による人材確保も進んでいる。
Q1末受注残高531百万円を積み上げており、大型案件の受注が業績拡大を牽引。下半期以降の売上計上に向けた実装・納品体制の整備が進んでいる。
最終更新: 2026年7月17日

