事業内容
株式会社ピーエイは、新潟県を発祥とし、現在は福島県楢葉町に本店を置く東証スタンダード・札幌証券取引所本則市場上場企業。「地域に人を集め、地域に賑わいを創り、地域の人々を元気にする」をミッションに掲げ、①自社採用メディア「ジョブポストWEB」を核とする人材ソリューション事業、②新潟・長野特化の人材派遣・紹介事業、③福島・宮城・栃木・新潟で保育園7施設・放課後等デイサービス6施設を運営するこどもケアサポート事業、④自治体連携による地域課題解決・PPP事業を担う地域力創造事業の4セグメントを展開。
主要顧客は地方圏の採用企業、障害児・保育を必要とする家庭、地方自治体と多岐にわたる。
ビジネスモデル
収益の中核は人材ソリューション事業(売上高950百万円、営業利益率26.6%)で、「ジョブポストWEB」への求人掲載フィーがフロー収益を生む。こどもケアサポート事業(売上高606百万円)は公的介護報酬・保育委託費を原資とするストック型収益。
人材派遣・紹介事業(売上高369百万円)は派遣マージン・紹介手数料。地域力創造事業(売上高112百万円)は自治体受託・PPP事業用定期借地権(30年契約)による長期安定収益を志向する。
企業の強み
自社採用メディア「ジョブポストWEB」を保有することで、大手媒体への依存を抑えた高利益率構造を実現。2025期の人材ソリューション事業の営業利益は253百万円、営業利益率は26.6%に達し、グループ全体の収益を牽引している。
令和7年8月に新潟県と事業用定期借地権契約を締結し、万代テラス賑わい創出事業において30年間の長期収益基盤を確立。公共還元型民間活力導入事業として選定されており、地域力創造事業の安定的な収益化に向けた重要な礎となっている。
2025期のこどもケアサポート事業の売上高は606百万円(前期比20.9%増)、営業利益は23百万円(前期比261.4%増)。新規放課後等デイサービス事業所「ココカラLIFE泉中央教室」(宮城県仙台市)の開所と既存事業所の稼働率向上が寄与し、収益性が大幅に改善した。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上高は2021期1,582百万円から2025期2,021百万円へ5期連続増収を達成し、令和8年12月期第1四半期も535百万円(前年同期比8.8%増)と増収基調を維持している。一方、営業利益は2025期に127百万円と急拡大したが、令和8年12月期第1四半期は20百万円(前年同期比44.3%減)と大幅に落ち込んだ。
万代テラス事業向け設備投資に伴う固定費増加、人材アウトソーシング・働く環境サポート事業の売上原価増加が主因。外部要因として、生産年齢人口減少による人件費上昇圧力が原価率を押し上げている。
通期予想(営業利益130百万円)の達成には下期での大幅な利益回収が必要な状況である。
成長戦略
人材・保育・地域創造の多層投資で地域課題解決型の収益基盤を拡大
自社採用メディア「ジョブポストweb」を核に、営業人員の増強・体系的教育による提案力向上と、AIおよびデータ分析を活用したマッチング機能の高度化を推進。地方企業の採用予算選別意識の高まりへの対応が課題であり、商品力向上と顧客基盤拡大が急務。
新潟・長野を中心に地方基幹産業の欠員補充需要を取り込み、既存取引先との取引拡大を推進。第1四半期売上高は前年同期比15.4%増の95百万円と高成長を実現。人材紹介・業務請負へのシフトによる収益ミックス改善も継続的に推進。
令和8年4月25日に新潟市万代島地区で「万代テラスハジマリヒロバ」をオープン。バーベキュー施設等の整備を進め、地域交流と観光振興を両立したPPPモデルを構築。公民連携事業の黒字転換が次の評価ポイントとなる。
福島・新潟・宮城・栃木の4県で保育園7施設・放課後等デイサービス6施設を運営。管理体制の強化と人材育成を通じた高品質サービスの提供により、利用者数の安定的な増加と運営効率の改善を継続。第1四半期売上高は前年同期比13.3%増と堅調。
現在全国各地の自治体と連携協議を進めており、「定住・起業・コミュニティ形成」を軸とした持続可能な地域経済圏構築支援の案件拡大を目指す。企業の地方分散ニーズを背景とした民間企業との共創型案件の創出も推進。
最終更新: 2026年7月17日

