オートオークション
USSグループの中核セグメント。中古車・バイクオークション運営と関連サービスを提供。
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| セグメント売上高(外部顧客) | 89,702百万円 | 81,843百万円 | ↑ |
| セグメント営業利益 | 58,584百万円 | 53,274百万円 | ↑ |
| セグメント営業利益率 | 65.3% | 64.8% | ↑ |
| オートオークション出品台数 | 3,504,437台 | 3,202,002台 | ↑ |
| オートオークション成約台数 | 2,347,566台 | 2,145,158台 | ↑ |
| 成約率 | 67.0% | 67.0% | — |
| 成約車両金額 | 2,946,756百万円 | 2,587,517百万円 | ↑ |
| 現車オートオークション登録会員数 | 49,176社 | 48,160社 | ↑ |
| 落札手数料(1台当たり) | 14,855円 | 14,232円 | ↑ |
| セグメント資産 | 258,224百万円 | 256,411百万円 | ↑ |
事業詳細
中古車取扱事業者を会員とするオートオークションを全国複数会場で運営。専用端末「USS JAPAN」およびインターネット「CIS」によるオークション接続サービス、中古自動車情報サービス、出品車・落札車の陸送取次、会員向け金融サービス、バイクオークション(ジャパンバイクオークション)も展開。グループ売上高の約79%を占める主力事業であり、営業利益率65%超の高収益基盤。
直近の概況
出品・成約台数が約9%増加し、落札手数料改定も寄与して増収増益を達成。
2026年3月期のオートオークションセグメントは、出品台数3,504,437台(前期比9.4%増)、成約台数2,347,566台(前期比9.4%増)と堅調に拡大。成約率は67.0%と前期並みを維持。USS JAPANの落札手数料改定(1台当たり14,232円→14,855円、前期比4.4%増)によりオークション手数料収入が増加し、外部顧客売上高89,702百万円(前期比9.6%増)、営業利益58,584百万円(前期比10.0%増)を達成。主要会場の建替えや立体駐車場増設等の積極的な設備投資も継続しており、有形固定資産および無形固定資産の増加額は10,743百万円(前期比177.5%増)に達した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 出品台数・成約台数の増加(市場全体の出品台数8,013千台、前期比5.1%増の環境下でのシェア拡大)
- USS JAPANの落札手数料改定によるオークション手数料収入の増加(落札手数料1台当たり前期比4.4%増)
- CIS登録会員数の拡大(前期比3.2%増の36,279社)および現車オートオークション登録会員数の増加(前期比2.1%増の49,176社)
- 主要会場の建替えや立体駐車場増設といった積極的な設備投資によるキャパシティ拡大とシェア向上
- 中古車輸出市場の拡大(前期比10.1%増の1,738千台)によるオークション出品需要の下支え
- 2027年3月期予想:出品台数3,560千台(前期比1.6%増)、オートオークション計営業収益93,000百万円(前期比3.7%増)を見込む
リスク
- 新車登録台数の低迷継続(2026年3月期4,533千台、前期比0.9%減)による中古車供給・オークション出品台数への影響
- 中東情勢の緊迫化に伴うサプライチェーン混乱による国内新車販売の先行き不透明感
- 主要会場の建替え・立体駐車場増設に伴う減価償却費の増加(2026年3月期セグメント減価償却費4,396百万円、前期比7.4%増)
- USS JAPAN登録会員数の微減(前期比0.9%減の1,946社)など専用端末サービスの会員基盤縮小リスク
- 成約率の横ばい(67.0%)が示す出品増加に対する成約伸び率の限界と、成約率低下リスク(2027年3月期予想66.3%)
- インターネット・専用端末経由の手数料改定に対する会員の反応・競合他社との価格競争
中古自動車等買取販売
中古車・事故現状車の買取販売を担うUSSグループの小規模収益セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(2026年3月期通期) | 12,470百万円 | 12,651百万円 | ↓ |
| 営業利益(2026年3月期通期) | 380百万円 | 276百万円 | ↑ |
| 営業利益率(2026年3月期通期) | 3.0% | 2.2% | ↑ |
| セグメント資産(2026年3月期末) | 3,034百万円 | 3,063百万円 | ↓ |
| 中古自動車買取店舗数(2026年3月期末) | 142店舗(直営18・FC124) | 141店舗(直営16・FC125) | ↑ |
事業詳細
株式会社ラビット・カーネットワークが運営する中古自動車買取専門店「ラビット」(直営18店・フランチャイズ124店、計142店舗)と、事故現状車買取販売事業の2事業で構成される。中古車流通市場における川下領域を担い、オートオークション事業との相乗効果を図りながら安定収益の確保を目指す位置づけ。売上高はグループ全体の約11%を占めるが、営業利益率は3%台と低水準にとどまる。
直近の概況
売上高は微減も、台当たり粗利益改善により営業利益は前期比37.7%増
2026年3月期は売上高12,470百万円(前期比1.4%減)、営業利益380百万円(前期比37.7%増)。中古自動車買取販売はオークション相場高水準による増収も販売台数減少で増収減益。事故現状車買取販売は販売台数減少で減収となったが台当たり粗利益増加により増益。直営店は16店から18店へ2店増加し、フランチャイズは125店から124店へ1店減少、合計142店舗となった。
主要プロダクト
成長ドライバー
- 直営店舗の拡充(2026年3月期末18店、前期比2店増)によるラビットブランドの強化
- 事故現状車買取販売における台当たり粗利益の改善(販売台数減少下でも増益を実現)
- オートオークション事業との相乗効果(落札相場情報の活用・仕入コスト管理)
- 中古車登録台数の堅調推移(2026年3月期:6,507千台、前期比0.6%増)
リスク
- 販売台数の減少による減収リスク(中古自動車買取販売・事故現状車買取販売ともに販売台数が減少)
- 台当たり粗利益の変動リスク(オークション相場・仕入価格の変動に収益が左右される)
- 営業利益率の低さ(3.0%)による収益基盤の脆弱性
- 新車登録台数の伸び悩み(2026年3月期:4,533千台、前期比0.9%減)による中古車市場への波及リスク
- グループ内での戦略的優先度が低く、オートオークション事業への集中投資方針のもとで資源配分が限定される可能性
リサイクル
廃自動車・金属スクラップ等のリサイクルと設備・プラント処分を担う事業セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(外部顧客) | 3,421百万円 | 1,891百万円 | ↑ |
| 営業利益 | 284百万円 | 53百万円 | ↑ |
| セグメント増減率(売上高) | 前年同期比80.9%増 | — | ↑ |
| セグメント増減率(営業利益) | 前年同期比433.8%増 | — | ↑ |
事業詳細
廃自動車・金属スクラップ等の資源リサイクル事業と、設備・プラント処分元請事業(プラントリサイクル)の2事業で構成される。USSグループの中古車流通事業との相乗効果を図りながら、廃車の適正処理を通じた地球環境への貢献を経営戦略上の重点課題の一つとして位置づけている。2027年3月期第1四半期は外部売上高3,421百万円と全社売上高の約11%を占め、非鉄金属相場の高値推移と大規模解体工事の増加により大幅増収増益となった。
直近の概況
資源・プラント両事業が好調で大幅増収増益
2027年3月期第1四半期(2026年4月〜6月)において、資源リサイクル事業は金属スクラップの取扱量増加と金属相場の高値圏推移により増収増益。プラントリサイクル事業は大規模な解体工事の施工件数増加により増収増益となった。この結果、セグメント全体では外部顧客売上高3,421百万円(前年同期比80.9%増)、営業利益284百万円(前年同期比433.8%増)と大幅な増収増益を達成し、グループ全体の増益に貢献した。
主要プロダクト
成長ドライバー
- プラントリサイクル事業における大規模解体工事の受注件数増加
- 非鉄金属相場の高値圏での推移による資源リサイクル事業の増収効果
- 廃車の適正処理を通じた地球環境貢献という経営戦略上の位置づけによる継続的な事業強化方針
- オートオークション事業との相乗効果(廃車処理ニーズの取り込み)
リスク
- 非鉄金属相場の下落による資源リサイクル事業の収益悪化リスク
- 大規模解体工事の受注件数減少によるプラントリサイクル事業の変動リスク
- 設備老朽化・火災等の操業リスク
- グループ全体の戦略としてオートオークション事業への集中投資が優先されるため、リサイクル事業への資源配分が限定される可能性
その他
オートローン事業・売電事業を担うグループ補完セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(外部顧客) | 1,388百万円 | 1,119百万円 | ↑ |
| 営業利益(セグメント利益) | 61百万円 | 23百万円 | ↑ |
| セグメント資産 | 10,847百万円 | 9,935百万円 | ↑ |
| 減価償却費 | 39百万円 | 27百万円 | ↑ |
| 有形・無形固定資産増加額 | 30百万円 | 99百万円 | ↓ |
事業詳細
「その他」セグメントは、報告セグメント(オートオークション・中古自動車等買取販売・リサイクル)に含まれない事業で構成される。具体的には、一般消費者向けオートローン事業および太陽光発電システムによる売電事業等が含まれる。グループ全体売上高に占める比率は約1.2%(2026年3月期)と小規模であり、主力のオートオークション事業を補完する位置づけである。
直近の概況
2026年3月期は売上高・営業利益ともに前期比大幅増
2026年3月期の「その他」セグメントは、外部顧客への売上高1,388百万円(前期比24.1%増)、セグメント利益61百万円(前期比165.2%増)と大幅な増収増益を達成した。セグメント資産も10,847百万円(前期比9.2%増)に拡大した。有形・無形固定資産増加額は30百万円と前期の99百万円から縮小しており、新規投資は抑制気味となっている。
主要プロダクト
成長ドライバー
- オートローン事業における取扱件数の拡大とオートオークション事業との相乗効果によるローン組成機会の増加
- 中古車需要の堅調推移に伴うオートローン需要の底堅さ
- 太陽光発電事業における安定的な売電収入の継続
リスク
- オートローン事業における貸倒リスクの増大(貸倒引当金の増加傾向)
- グループ内で報告セグメントに格上げされる可能性は低く、経営資源配分の優先度が低い
- 太陽光発電事業は電力市場価格の変動リスクに晒される
- セグメント規模が小さく(売上高比率約1.2%)、グループ業績への影響は限定的
最終更新: 2026年8月4日

