事業内容
株式会社KeyHolderは、総合エンターテインメント事業(芸能プロダクション・ゲームアプリ)、映像制作事業(バラエティ・ドラマ・映画配給)、広告代理店事業(デジタル広告・キャスティング)、物流事業(アミューズメント機器特化型運送・倉庫)、その他事業(不動産・飲食・宿泊・卸売)の5セグメントを展開する。連結子会社17社・持分法適用会社4社で構成され、積極的なM&Aによりグループを拡大。
乃木坂46・SKE48・Novelbright等の著名アーティスト166名・13グループを擁し、東京証券取引所スタンダード市場に上場している。2025年12月期の売上収益は35,630百万円。
ビジネスモデル
芸能プロダクション・ゲームアプリ・映像制作・デジタル広告・物流という異業種を傘下に収め、グループ内アーティスト・コンテンツを広告キャスティングや映像制作に横断活用することでシナジーを創出する。物流事業はアミューズメント機器特化の安定収益基盤として機能し、M&Aによる新規事業の取り込みで規模を拡大。
売上収益は2021期16,786百万円から2025期35,630百万円へ5年間で約2.1倍に成長している。
企業の強み
乃木坂46公式「乃木恋」(2026年4月に10周年)、日向坂46公式「ひなこい」、櫻坂46公式「サクコイ」等の坂道グループ公式ゲームアプリを運営。ライブ・エンターテインメント部門では総勢166名・13グループが在籍し、大型ライブ・イベントを継続的に開催。
2025期の総合エンターテインメント事業セグメント利益は1,808百万円と前期比207.1%増のV字回復を達成した。
株式会社トポスエンタープライズが千葉・埼玉・大阪の3拠点を核に全国配送ネットワークを展開。パチンコホール向けアミューズメント機器を中心に15万台以上の保管能力を有し、24時間365日監視・GPS搭載・専用パレット管理等の独自システムで高品質サービスを提供。
2025期の物流事業売上収益は5,605百万円(前期比434.5%増)と通期寄与により急拡大した。
2018年以降、株式会社ノース・リバー、株式会社10ANTZ、株式会社トポスエンタープライズ、株式会社Red List、株式会社アオイコーポレーション等を順次子会社化。2025期は5月にRed List(飲食)、8月にアオイコーポレーション(玉木宏・渡辺邦斗ら所属の芸能プロダクション)をグループインし、売上収益を計画比1,698百万円上積みした。
エンヴァリスの着眼点
業績トレンド
売上収益は2021期16,786百万円→2025期35,630百万円と5年連続増収を達成したが、成長率は鈍化傾向にある(2026期通期計画36,000百万円は前期比1.0%増)。営業利益は2024期2,805百万円をピークに2025期1,573百万円へ急落したが、2026年12月期第1四半期は515百万円(前年同四半期比5.8%増)と回復基調に転じた。
2025期の大幅減益の主因はTPOのリース負債関連費用等の一過性要因と広告代理店事業の収益悪化であった。2026年12月期第1四半期の営業CFは716百万円(前年同四半期比43.9%増)と改善しており、現金及び現金同等物は4,844百万円を確保している。
外部環境として物価上昇継続による消費者マインドの下振れリスクと米国通商政策の影響が個人消費に及ぼすリスクが業績の不確実性要因として存在する。
成長戦略
新規IPコンテンツ創出・配給事業拡大・海外展開・不採算事業整理を推進
乃木坂46の東京ドーム3日間公演(14th YEAR BIRTHDAY LIVE、5月19〜21日)・真夏の全国ツアー2026(8都市18公演)、Novelbright HALL & ARENA TOUR 2026(22都市30公演)・ASIA TOUR 2026(4都市5公演)、SKE48 SUMMER Tour 2026(5都市12公演)等の大型興行を通じて観客動員数の前期超えを目指す。
第1弾「小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版」が当初目標を大幅に上回る興行収入を達成。第2弾「キリコのタクト〜YELL〜」(2026年内全国公開予定)、韓国アニメ「縁の手紙」(2026年秋全国公開予定)等の配給案件を積み上げ、映像制作事業の新たな収益柱として育成する。
2026年4月1日付けで連結子会社4社間において吸収分割・吸収合併を伴う組織再編を実施。資源の最適化と運営機能の集約・整理により経営効率を高め、広告代理店事業の不採算案件整理と収益力改善を図る。第1四半期への影響はなく、第2四半期以降の効果発現が期待される。
UNITED PRODUCTIONSが長期的成長戦略として掲げる「コンテンツの国際化・海外進出」を推進。中国資本企業からのWebCM・キャスティング案件受注(乃木坂46与田祐希起用)等のグループシナジーを活かした海外案件を積み上げ、国際的な収益源の多様化を図る。
SKE48第14期生オーディション、藤井道人監督プロデュース映画出演権獲得オーディション「bijoux 新人発掘オーディション2026」等を通じて次世代IPコンテンツを発掘。唐沢寿明・山口智子「TEAM KARASAWA」との業務提携等、既存アーティストの活動充実と新規コンテンツ開発を並行して推進する。
最終更新: 2026年7月17日

