小売部門への事業集中リスク
当社の売上高に占める小売部門のセグメント売上高の割合は59.3%と過半を占めており、単一部門への依存度が高い。卸売部門・売水部門の育成に注力しているものの、小売部門の業績悪化が全社業績に直接的かつ大きな影響を与える構造が続いている。
新規顧客開拓・定着化の遅延リスク
配置販売事業は「富山の薬売り」の伝統的商売形態を踏襲し、一般家庭への定期訪問による使用分のみを売上とする仕組みであるため、新規顧客の開拓や継続取引先としての定着化が遅れた場合、売上高の伸長が阻害される。社員教育や倫理綱領の制定等に全社的に取り組んでいるが、顧客基盤の維持・拡大が業績の根幹を左右する。
商品クレーム・品質問題リスク
当社取扱商品のほとんどは自社ブランドとして外部に生産委託しており、商品の劣化・期限切れの増加や顧客クレームへの不適切な対応が発生した場合、会社の信用低下を招き業績に悪影響を及ぼす可能性がある。品質管理体制の強化と迅速なクレーム対応が継続的な課題となっている。
卸売部門の債権回収リスク
卸売部門において取引先の債務不履行が発生した場合、売上債権の回収が困難となり業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。与信及び債権管理規程の制定と不良債権に対する引当金の積み立てによりリスク回避を図っているが、取引先の健全な財務状態の維持は保証されない。また、直送取引は当社部署を介さないため積極的な確認・統制が取りにくいリスクも存在する。
売水事業の品質・設備リスク
ウォーターサーバーの無料レンタルとミネラルウォーター販売を行う売水事業において、生産物や生産プラントに問題が生じた場合、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性がある。生産物の徹底的な管理と品質向上に取り組んでいるが、設備トラブルや品質事故が発生した際の事業継続リスクが存在する。
固定資産の減損リスク
当社は事業用不動産をはじめとする様々な資産を保有しており、時価の下落や顧客数・売上高が事業計画を下回ることで将来のキャッシュ・インフローが減少した場合、減損会計の適用を受ける可能性がある。減損損失の計上は業績・財務状況に直接的な悪影響を及ぼすリスクがある。
薬機法等の法的規制リスク
医薬品の配置販売・卸売販売を行うため薬機法に基づく各都道府県の許可・登録(有効期限6年)が必要であり、訪問販売形態から特定商取引に関する法律の規制も受ける。将来的に規制を遵守できなかった場合や規制の強化・変更・新設があった場合、事業継続や業績・財務状況に悪影響を及ぼす可能性がある。社員教育の徹底と遵法精神に則った事業展開により対応している。
個人情報漏洩リスク
配置販売事業の性質上、顧客の個人情報を多数保有しており個人情報取扱業者に該当する。万一個人情報が漏洩した場合、会社の信用低下を招き経営に悪影響を及ぼす可能性がある。個人情報保護管理規程の整備と従業員への情報管理教育を通じて組織体制の整備に取り組んでいる。
自然災害による事業中断リスク
中部地区を中心に全国展開しているが、営業所の集積度が高い中部地方や九州地方で地震等の甚大な自然災害が発生した場合、営業所・顧客への被害により事業継続が困難となり業績に悪影響を及ぼす可能性がある。地域集中による被災リスクが相対的に高い構造となっている。
重要度・発生可能性は企業の開示情報に基づいて表示されています
最終更新: 2026年7月19日

