エーザイ株式会社4523
中国医薬品事業
中国市場における医療用医薬品の研究開発・製造・販売を担う高収益セグメント
| 期間 | 今期 | 前期 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上収益(通期) | 130,745百万円 | 115,539百万円 | ↑ |
| セグメント利益(通期) | 59,312百万円 | 57,202百万円 | ↑ |
| セグメント利益率(通期) | 約45.4% | 約49.5% | ↓ |
| 売上収益成長率(通期) | +13.2% | - | ↑ |
事業詳細
衛材(中国)投資有限公司等を主要子会社として展開。オンコロジー領域の「レンビマ」、ニューロロジー領域の「レケンビ」「デエビゴ」、神経障害治療剤「メチコバール」、めまい治療剤「メリスロン」等を主力製品とする。セグメント利益率は約45%と高水準を維持。認知症を対象としたワンストップオンライン健康プラットフォーム「銀髪通(Yin Fa Tong)」を通じたデジタルヘルスエコシステムの構築も推進している。
直近の概況
レケンビが163%増と急拡大し、中国全体売上収益は13.2%増の130,745百万円
2026年3月期通期の売上収益は130,745百万円(前期比13.2%増)、セグメント利益は59,312百万円(同3.7%増)。レケンビが前期比163.1%増の大幅伸長を牽引。一方、メリスロンは11.6%減と競合激化の影響を受けた。デエビゴは2025年8月に中国で新発売、URECEも2025年7月に新発売。レケンビのSC-AI初期療法BLAがNMPAに受理・優先審査指定され、2026年1月には商業健康保険の革新的医薬品リストへの収載も実現した。利益率はレンビマ折半利益等の費用構造の影響もあり前期比で低下。
主要プロダクト
成長ドライバー
- レケンビの中国市場での急速な需要拡大(通期前期比163.1%増)
- 2026年1月のレケンビ商業健康保険革新的医薬品リスト収載によるアクセス拡大
- SC-AI初期療法のBLA受理・優先審査指定による新製剤展開
- デエビゴの2025年8月中国新発売による不眠症市場への参入
- 痛風治療剤URECEの2025年7月中国新発売による適応疾患領域の拡大
- 認知症エコシステム(銀髪通)を通じたデジタルヘルス基盤の構築
- レンビマのペムブロリズマブ・TACE併用療法による肝細胞がん適応承認(2025年7月)
リスク
- レンビマの売上が前期比1.0%増にとどまり、オンコロジー領域の成長鈍化リスク
- メリスロンの前期比11.6%減収に見られる既存製品の競合激化・薬価引き下げリスク
- 中国の医薬品規制・薬価政策(集中購買制度等)による価格圧力リスク
- 米中関係悪化や関税政策変更に伴う地政学的リスク
- レケンビの診断・治療パスウェイ整備の遅れによる普及速度鈍化リスク
- 為替変動(人民元安)による円換算売上収益への影響
- セグメント利益率の低下傾向(前期49.5%→当期45.4%)
最終更新: 2026年6月12日

